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Cast >>Issiaka Kane (Niankoro, le fils), Aoua Sangare (Attou, la jeune femme Peul), Niamanto Sanogo (Soma le pere / Djigui the twin), Balla Moussa Keita (Rouma Boll, le roi Peul) ...
Director >>Souleymane Cisse
Writer >>Souleymane Cisse
Producer >>Souleymane Cisse
Genre >>Fantasy
Country >>Mali

 総合ポイント 4.75点/5点満点中
内容 >>4 演技 >>5 演出 >>5 音楽 >>5

 レビュー
Heat makes fire and the two worlds (earth and sky) exist through light
ニャンコロ(イシアカ・カネ)は母(クンバ・トラオレ)と2人でひっそりと暮らしている。ニャンコロには魔術の力が宿っていたのだった。息子の力を恐れた父が息子を殺そうして追っているので、2人はずっと逃げている。大きくなった息子へ母からの願いで、伯父に会いに行く事になり、母と別れた。一人で伯父のところに向かうが、途中の村で牛泥棒と間違えられて捕まってしまう。しかし魔術を使って村を助けると、今度は村長から中々妊娠しない若い妻アトゥ(アク・サンガレ)が男の子を授かるようにしてくれと頼まれるが...

マリ出身の監督スレイマン・シセ監督の詩的なファンタジー映画。シセ監督初のカンヌ映画祭受賞作品。シセ監督は後にこの映画を作ったいきさつを語り、フェスパコを受賞した「Baara」と「Finye」が余りにも政治的だった為にこの映画ではそれを和らげる必要があったとの事。政治的として知られ、ウスマン・センベーヌの後継者とまで言われたシセ監督が、この映画でカンヌ映画祭の審査員賞を受賞とは随分と皮肉な結果だ。しかし監督はこの映画で古きと新しきもの、人生と死という両極端な物を見事に描写している。また未来を感じる象徴的なものを物語に残し、感動を与えてくれる。

信じられない位のロングショットがアフリカ映画独特のキャラクター描写となっている。それは時にドキュメンタリーのような生々しさと、そして真実の美しさをフィルムに残している。
(Reviewed >> 5/18/11:DVDにて鑑賞)

 100本映画
マリ出身のスレイマン・シセ監督がカンヌ映画祭で審査員賞に輝いた作品。マリで生まれ育ち、モスクワにて映画と哲学を学んだ。ロシアに渡って映画を学んだという点で、Ousmane Sembene (ウスマン・センベーヌ)と被る。実際に「アフリカ映画の父」と言われたウスマン・センベーヌと同じく政治的な映画作りを得意としていた。シセ監督が制作の1980年の「Baara」と1983年の「Finye」は余りにも政治的過ぎて、政府側とは緊張感に包まれた。監督は後に「この映画は(政治的な部分を)軽くするか、全くタイプの違う映画を作る必要があった」と語っている。なので、やはり自然と「ウスマン・センベーヌの後継者」という声が上がったのがシセ監督なのです。

この映画の主人公ニャナンコロは魔術の力を持っていた。その力を危惧した父は、息子を殺そうとしていた。母はそんなニャナンコロを抱えて逃亡。それ以来、2人は父から逃れる為に逃亡生活をしていた。しかしニャナンコロも年頃となり成長した。母は今こそ伯父に会って、父との問題を解決するべきと、息子を旅出させる。しかし、一筋縄ではいかない。様々なドラマが待っているのです。凄い設定です。圧巻です。

先に書いたように、実際にこの映画のテーマは政治的ではない。どちらかと言うとファンタジーな作品。ファンタジーというと、きっとハリウッド映画のせいで、スピード感が溢れるスペース物を想像されるでしょう。ここでのファンタジーは違うのです。確かに魔術という別空間の物が存在していますが、それがこの映画をファンタジーにしている訳じゃないんです。もう信じられない位の間と時間を割いたロングショットで、あの映画で描かれているスクリーン上の空間がファンタジーとなっていくのです。キャラクター設定だってナレーションや台詞で語っていくような単純な物じゃない。多分ね、普通の人は退屈しちゃう位の長ーーーーいショット。ああいうのはハリウッドじゃ、まず無理。スタジオ側で切っちゃう。でもシセはそれをやり、独特な空間を作り上げているのです。あの滝のシーンとか美しい。砂漠も在れば、絶壁もある。色んな姿がありますね。ラストとかもそのメッセージといい、絵といい、その美しさに感動します。

サブサハラから早くカンヌ映画祭のパルム・ドールを取る作品が出て欲しいわー。審査員賞とか特別賞ではなくてさ。一番近い位置に居るのが「A Screaming Man / 日本未公開 (2010)」等で知られるチャド出身のマハメット=サレー・ハルーン監督かなー。というか、カンヌではアフリカ系アメリカ人監督も全滅してますものねー。そういえば、スパイクが取れなかった事を文句言ってたわね...

所でこの映画、日本のフジサンケイグループが関係しているのでしょうか?エンディングクレジットに名前が出てきた。嗚呼、あの頃のミニシアターブームは映画ファンにとっても良かった...というか、あの頃のバブル景気は映画ファンの味方だったのかもしれません。

 トリビア
マリの監督スレイマン・シセの作品。この作品でシセはカンヌ映画祭の審査員賞を受賞している。

 その他

 受賞歴
* Bergamo Film Meeting
1987 Won Golden Rosa Camuna : Souleymane Cisse

* British Film Institute Awards
1987 Won Sutherland Trophy : Souleymane Cisse

* Cannes Film Festival
1987 Won Jury Prize : Souleymane Cisse
1987 Won Prize of the Ecumenical Jury - Special Mention : Souleymane Cisse
1978 Nominated Palme d'Or : Souleymane Cisse

* Fribourg International Film Festival
1988 Won Distribution Help Award : Souleymane Cisse

* Independent Spirit Awards
1989 Nominated Best Foreign Film: Souleymane Cisse

 サウンドトラック


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 リンク
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 インフォサイト
http://www.imdb.com/title/tt0094349/
http://en.wikipedia.org/wiki/Yeelen
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=18969

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Last Modified: 2011-05-19
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