|
●● レビュー On The 7th Dayカリ(シャロン・リール)は大学教授の夫デイビット(ブレア・アンダーウッド)と一人娘マカイラにも恵まれて、何不自由ない幸せな結婚生活を送っていた。しかし、娘のマカイラが連続幼児誘拐犯と思われる人に誘拐されてから、カリの大きな秘密や夫の秘密も明らかになり、幸せな家庭が壊れていったのだった... 前作同様に聖書の教えを説く映画。前作は主演のキンバリー・エリスとロレッタ・ディヴァインの名演技が見ものだった。今回は同タイトルだが、続編という訳でなく、全く違うドラマとなっている。しかし前作同様に牧師のT.D.ジェイクスが出演・プロデュースをしている。そのタイトルは聖書の一文「女よ、貴方の病気は治った」という意味がある。ジェイクスは苦しみ悩む女性達へのメッセージをこの映画に託している。そして今回のサブタイトル「On the 7th Day」は神が6日で天地を創造して、7日目に休息したという事。この映画もその7日間を描いている。 ジェイクスのメッセージは、同じキリスト教の教えを映画で説くタイラー・ペリーのそれとは違って、単純な物ではない。かと言って複雑でもない。キリスト教に詳しくない人でも、普通のサスペンスとして見られてしまう作品である。 (Reviewed >> 9/24/12:DVDにて鑑賞) |
●● 100本映画 「Woman Thou Art Loosed / 日本未公開 (2004)」に続いて人気テレビ伝道師TDジェイクスが制作に加わっている作品。日本ではこのテレビ伝道師って、何のことか掴み難いですよね。日本のテレビでは、宗教殆ど出てこないし。所がアメリカでは日曜になると、このテレビ伝道師達がテレビを占拠している。ケーブルでもベーシックと言われる少ないチャンネル数で契約しちゃうと、日曜の朝は宗教ばかりよ。大抵はメガチャーチと言われる巨大な教会の牧師や説教師達がテレビで説教するのを長々と流しているのです。まあでもテレビという媒体は、全国化でもあるのでそんな全国化のチャンネルで放送している説教師達は、キム・カーダシアンなんて名前を知っているTVっ子なら、もちろんビリー・グラハムや最近ならワニータ・バイナムなんて名前を知っている筈。TDジェイクスもその一人。まあテレビで露出しているだけに、スキャンダルもあったりするのが、テレビ伝道師ですけどね。でもTDジェイクスは今の所スキャンダルもない伝道師です。ハンプティダンプティみたいな体格が、いかにも聖職者。ジェイクスは、キリスト教会の高級聖職者ビショップ。そのTDジェイクスが制作しているので、冒頭から「神は6日で天地を創造した」と言われる。でもこの映画はその続きである「神は6日で天地を創造し、7日目に休息した」という7日目まで追う。何不自由ない幸せな家族に、1日目に娘が誘拐されるという事件が起きる。そこから夫婦はどんどんと壊れていくのです。お互いの秘密がどんどんバレていく。幸せそうな家族にだって、色々な問題があって、今まではそれを隠せば全然問題なんてなかった。もし事件が起きなければ、その問題が明らかになる事も無かった確率が高い。特に夫の方は。でも事件が起きた事でどんどんとバランスが悪くなっていく。まあでも聖職者が作っている映画なので、あれだよね。キリストが間違えた者達を正しい道に導いたって事を、強調してるよね。でもこの映画は割りと普通のサスペンスとして観れちゃう。あんまり難しい事考えなくてもいい感じ。でもタイトルの「Woman Thou Art Loosed」とは聖書の一部で、「女よ、あなたは(病気)から開放された」っていう意味。 まー、面白かったのが、地元刑事として登場するパム・グリア嬢。なんだかムッチムッチになった体で、カウガールな衣装で、タフな刑事を演じております。相変わらずで嬉しい限り。あ、ちなみにハリケーン・カトリーナ後のニュー・オリンズが舞台なんですが、グリア嬢はニュー・オリンズ訛りを頑張っております。無理あるけどね。主人公の女性はシャロン・リールが演じている。彼女もいいけど、こういう役はタンディ・ニュートンが一番得意じゃないかな?しかしブレア・アンダーウッドはいつになっても老けないよねー。なんといっても、私が一番若手女優で期待しているニコール・べハーリーが殺気だっていて良い!!こんな風にこれからもいろんな役をやって欲しいわー。 (1034本目) |
●● トリビア 「Woman Thou Art Loosed / 日本未公開 (2004)」の続編で、また牧師のTD・ジェイクスが制作している。主演にブレア・アンダーウッドとシャロン・リール。監督にはニーマ・バーネッテ。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
●● 関連記事 |
|
●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt1996346/Not available from Wikipedia Not available from Allcinema |
|
|