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Cast >>Naomi Ackie (Whitney Houston), Stanley Tucci (Clive Davis), Ashton Sanders (Bobby Brown), Tamara Tunie (Cissy Houston), Nafessa Williams (Robyn Crawford), Clarke Peters (John Houston) ...
Director >>Kasi Lemmons
Writer >>Anthony McCarten
Producer >>Denis O'Sullivan, Jeff Kalligheri, Anthony McCarten, Pat Houston, Clive Davis, Larry Mestel, Molly Smith, Thad Luckinbill, Trent Luckinbill, Matt Jackson, Christina Papagjika, Matthew Salloway
Genre >>Biography
Country >>USA

 総合ポイント 4.25点/5点満点中
内容 >>4 演技 >>4 演出 >>4 音楽 >>5

 レビュー
"Great Big Song"
(Reviewed >> 5/15/23)

 100本映画
"You're my princess"

車運転中にいつも聴いている地元R&B/ヒップホップ・ラジオ局が、自伝映画特集みたいのをしていて、本作を酷評していた。いつも辛口でゴシップ記事を読む女性は、「ホイットニー・ヒューストンの映画は多過ぎる。どれも似たような感じだし、主役がホイットニーには見えなかった」と言っていた。ホストDJは、「僕は他のホイットニー映画は観ていないから、すっと入ってきた。けれど、主役はホイットニーには見えなかった」と評価。それを聴きながら、確かにホイットニー映画は多過ぎる。ここ10年で何本作られたことだろう。多過ぎると感じたが、実際にはドキュメンタリーが多くて、ドラマ化されているのは、アンジェラ・バセットが監督したTV映画『Whitney / 日本未公開 (2015) (TV)』だけだ。多いと感じたのは、恐らくホイットニーの夫ボビー・ブラウンの映画『The Bobby Brown Story / 日本未公開 (2018) (TV)』があったからかもしれない。ホイットニーは殆ど出てこないけれど、『The New Edition Story / 日本未公開 (2017) (TV)』もあったし。その中で作られた本作は、ホイットニーの育ての親クライヴ・デイヴィス、そして遺産管理をしているパット・ヒューストンがプロデューサーとして参加している正統派自伝映画。

1994年、ホイットニー・ヒューストン(ナオミ・アッキー)は、アメリカン・ミュージック・アワードのステージに立っていた。そして溯ること1983年のニュージャージー州の教会で母でありプロのゴスペルシンガーであるシシー(タマラ・チュニー)指揮のもとゴスペルを歌うホイットニーがいた。別の日にたまたまロビン(ナフェッサ・ウィリアムズ)に話しかけられ仲良くなる。夜は、母のバックアップとしてクラブで歌っていたホイットニー。アリスタというレコードレーベルを持つクライヴ(スタンリー・トゥッチ)が連れられクラブにやってくると、母は機転を利かせホイットニーにソロで歌わせる。気に入ったクライヴがホイットニーと契約すると、瞬く間にスターダムを駆け上がっていくが...

王道映画だ。だから、ホストDJにはスッと入ってきたのだろう。批判ばかりが耳に入ってきていたし、2時間20分以上の映画だし、この時期忙しかったので、観ることを躊躇してしまった。人の批判なんてどうでもいい。私は割りと好きだ。好きな理由は幾つかあるが、一番大事なのは、ホイットニーにとって何より大事であったであろう歌。今回はクライヴも参加しているので、ホイットニー自身が歌う曲が使えたことが何よりも大きい。そしてホイットニーにとって歌うことというのは、必ずしも楽しいものではなかった。冒頭からあるように、母に厳しく習っているのがある。それでも誰もがなし得なかったビックスターになるという夢をもって輝いていく。それも叶えた果てにあったものは... そういうのがちゃんと描かれていた。本作で一番感じたことは、ホイットニーはずっと家族からの愛を求めていたなと。「私のプリンセス」という家族からの言葉はホイットニーにとっては呪いにも近い。だから娘のボビー・クリスティーナには甘すぎるほどに愛を与えた。他の作品では、ボビー・ブラウンが出過ぎているところがあったが、本作では割りとそれも控えめで、要点だけ押さえられているのもいい。終盤のホテルのバーでのバーテンダーとのシーンは、恐らく演出だとは思うが、救いのあるシーンだった。だからこそスイッチになってしまったのかもしれないとも感じた。

本作を酷評したラジオでは、ジェイミー・フォックスの『Ray / レイ (2004)』が絶賛されていた。こちらも同じく本人の曲が使えたことで、主役は口パクで合わせていた。決定的に違うのは、ジェイミー・フォックスはレイ・チャールズの魂を呼び起こしたが、こちらはそうではなかった。演技が駄目とかではなく、ホイットニーではないなと思ってしまった。この先どんな名女優がホイットニーを演じても、やはりそこにはホイットニーがいない気がしている。オレオ(外は黒でも中は白)だ、黒人ぽくないとか散々言われ悩んだホイットニーだが、クロスオーバーできるあのキラキラした存在感と圧倒的な歌唱力は、希有だったと今更ながらに感じた。ただ、使われた曲は本人のものなので、彼女の歌声が何日も頭を駆け巡り心に残る。だからか、彼女がもういない悲しみが余計に残る。

 トリビア

 その他

 受賞歴

 サウンドトラック


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 リンク
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 インフォサイト
https://www.imdb.com/title/tt12193804/
https://en.wikipedia.org/wiki/Whitney_Houston:_I_Wanna_Dance_with_Somebody
https://www.allcinema.net/cinema/384287

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Last Modified: 2023-05-16
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