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●● レビュー True Hood Star80年代から90年にかけて活躍し、惜しくも36歳の若さでこの世を去ったスタンダップコメディアンのロビン・ハリスの半生を追う。 ロビン・ハリスの人生はドラマチックだった。シカゴで生まれティーンの頃にLAに移住、短距離の才能に恵まれて大学の奨学金を得るが、その頃にコメディアンを目指し、またLAに戻る。LAで名声を得て、自分のスペシャル番組で故郷シカゴの1番有名な劇場で観客を集め、ショー終了後にシカゴのホテルで倒れ亡くなる。その半年後に長男誕生。あっという間に人生を駆け抜けてしまった感じだ。このドキュメンタリーでは、その彼の半生を追う。マーティン・ローレンスにバーニー・マック等、ブロックバスター映画で主役の人達までもが目標とするコメディアンにロビン・ハリスの名前を挙げ、この作品でもロビン・ハリスを語る。それだけで、ハリスの凄さを知る。 この映画のもう1つの面白さは、以前存在していたサウスセントラル周辺のコメディクラブ事情について語るシーン。ご存知の通りロサンジェルスはコメディクラブのメッカとも言うべき場所で、多くの老舗コメディクラブが存在し、コメディアンの卵達がスター夢見てやってくる。その少し外れたサウスセントラルにも、フッドの心の拠り所となるようなコメディクラブが幾つか存在した。今は残念ながら全て閉鎖しているが、その以前の雰囲気が語られる。そのフッドのいい雰囲気とロビンの雰囲気がピッタリと合う。 ロビンは観客を昔から気の合う友人かのように、ルックスや洋服やら靴、女性には化粧の仕方までからかう。すぐにクラブの照明が、そのお客を照らし出す。観客は、恥ずかしくてただ笑う人から怒る人まで表情が様々。バーニー・マックは「あれはね、ロビンは観客をショーの一部にして巻き込んでるんだよ」と語る。そのバーニー・マックもシカゴ生まれで、ハリスの最後となったショーでは前座を務めている。 ロビンは常々若手のコメディアンには「一般人と目線を変えてはいけない」と教えこんでいたそうだ。そんなロビン・ハリスは、フッドを代表する声であり姿であった。 (Reviewed >> 3/18/07:DVDにて観賞) |
●● 100本映画 Not Yet |
●● トリビア 80年代から90年代に活躍したスタンダップ・コメディアンのロビン・ハリスの半生を追うドキュメンタリー。故郷のシカゴの有名なリーガル劇場の舞台を終えた後、36歳の生涯を閉じた。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
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●● インフォサイト http://imdb.com/title/tt0898387/Not available from Wikipedia Not available from Allcinema |
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