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●● レビュー To be or not to be, that is the question中国系の悪の組織を追っていたFBIのジョン・クロフォード(ジェイソン・ステイサム)とトム・ローン(テリー・チェン)だったが、元CIAのローグ(ジェット・リー)が現われて、危機一髪の場面に相棒のローンの銃弾がローグに当り、ローグは海に落ちてクロフォードは助けられたのだったが... 「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題である」と言い放ったハムレットのように、ジェット・リーが演じた役がラスト近くで自分のアイデンティティーを語るシーンは複雑である。ある者は、その台詞をそのまま受け止めるだろうし、ある者はその台詞のもっと深い物を感じるだろう。私の場合は自分との決別を意味する深い言葉だと感じ取った。というのも、物語が進みにつれ、殺人ロボットと化していたジェット・リーが演じた役すら、物語によってその性格が肉付けされて、彼が「俺の目を見ろ」と言った時にやっぱりその彼の性格に一致してくからだ。すべての悲劇が、やっぱりあの場面で全ての事が線で結ばれ、あの映画のキーとなっていた金の馬の最後の行方にも納得できるからだ。 とは言え、やはり日本人の立場から考えてみると、どうもあの偽者な日本と、デタラメな日本語を並べられてしまうと、作品そのものがチープな物に感じ、集中が途切れてしまうのが残念だ。また「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」のような感覚も同じく、チープに見えるのが残念。 逆にそういう部分が、物語を深く取れる観客を減らしている原因とも思えた。 すべての悲劇を結びつけたあの台詞だけが、非常に芸術的。それが万人に伝わらなかったのが、問題である。 (Reviewed >> 1/14/08:DVDにて鑑賞) |
●● 100本映画 Not Yet |
●● トリビア ミュージックビデオの監督をしていたフィリップ・G・アトウェールがメジャー映画初監督して作品。主演にはジェット・リーと、「トランスポーター」等のジェイソン・ステイサム。2人の対決が注目を集めた。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック 1. "Strong Style" - Kreva2. "Mariachi 1" - Gordy Haab and Kyle Newmaster 3. "China" - Space Cowboy 4. "Heat" - Tiger Trax 5. "Suicide King" - Machines of Loving Grace 6. "Ten Dollar" - M.I.A 7. "Afterlife" - Dr. Dre Soundtracks not available |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt0499556/http://en.wikipedia.org/wiki/War_%28film%29 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=328169 |
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