|
●● レビュー "We're here to kill you!"バイオレット(アレクシス・ブレデル)とデイジー(シアーシャ・ローナン)はティーンのプロの殺し屋だった。彼女達が熱中する「バービー・サンデー」のコンサートがキャンセルになり落ち込んでいた。そしてバービー・サンデーが雑誌で着ていたドレスを手に入れる為に、彼女達は次の仕事を入れた。簡単な仕事の筈だった。殺す男のアパートに入ると、そこに男は居なかった。ソファーで待つ事にするが、2人とも寝てしまった。男(ジェームス・ギャンドルフィーニ)は2人に毛布を掛けた。そこからバイオレットとデイジーの計画が狂い始め... 「プレシャス」にて黒人脚本家として初のアカデミー賞を受賞したジェフリー・フレッチャーの初監督作品!普通の少女達がプロの殺し屋という物語。彼女達が殺しとは何なのか全く分かっておらず、無邪気に?死体の上を飛び回るという、衝撃的なシーンも含まれる。しかし、一度その殺される側に情が移った時に初めてその仕事を理解していく。人を殺す意味を始めて知る。そんなバイオレットとデイジーを演じた2人も良かったが、この映画はジェームス・ギャンドルフィーニが全てである。自分の娘に出来なかった事を、主人公の2人に託していく親父の姿が素晴らしすぎた。 物語が風変わりで取っ付きにくさがあるのに、最後は割と予測が付く簡単さがあったのが残念ではあるけれど、ジェームス・ギャンドルフィーニを見る価値は十分にある。 (Reviewed >> 11/26/13:DVDにて鑑賞) |
●● 100本映画 主演の2人の名前を見ると、なぜ私がこの映画を??ですよね。正直、その主演の2人の女の子は知らなかった。監督・脚本・制作が、ジェフリー・フレッチャーなんですよ。「Precious: Based on the Novel Push by Sapphire / プレシャス (2009)」の脚本で、黒人で初のアカデミー賞の脚本賞を獲得したのが、ジェフリー・フレッチャーです。その彼の次回作では、いきなり初監督!という凄いチャンスが巡ってきました。アカデミー賞取ると、違うよね、やっぱり。で、彼が書いたのが、白人のティーンの女の子が主役のバイオレンス・ドラマ。というか、「プレシャス」は元の原作があるので、脚色。こちらはフレッチャーのオリジナル!という訳です。タイトルにもなっているバイオレットとデイジーは、ティーンの女の子で、プロの殺し屋。バイオレットの方がこの道の先輩で、ナンバー8。デイジーはナンバー9。2人は好きなアイドル、バービー・サンデーのコンサートが中止になって、やる気を失っていた。雑誌を見ていたら、そのバービー・サンデーが可愛いドレスを着ていた。2人はそのドレスが欲しいので、別の仕事を請け負う事になる。簡単な仕事な筈だった。オヤジを家で待って殺せばいいだけ。いつものように、出かける2人。しかし、そこにオヤジは居なかった。仕方なくソファーで待つ2人。いつの間にか寝ていた。帰ってきたオヤジ(ジェームス・ギャンドルフィーニ)は、その2人を見かけても驚きもせず、寝ている2人に毛布を掛けたのだった... そこから2人の計画が全て狂っていってしまう... ティーンのバイオレンス・ドラマという事で、あまり評価はよくないらしい。やりたい事は分かるわーって。私は好きですけどね。特にジェームス・ギャンドルフィーニが!!これを見るとね、やっぱり凄い俳優だったよねって思わせてくれます。あの貫禄はさすが。とは言え、今回はお父さんとしての優しさも満載。クッキーの所、滅茶苦茶可愛いオヤジだったもの!!その魅力が、デイジーを変えていくんです。デイジーを演じたシアーシャ・ローナンも可愛いね。バイオレットを演じたアレクシス・ブレデルも違う可愛さがある。まあその可愛さの裏側にある残虐さがこの映画の要。悪ーーーーいオジサン達を簡単に仕留めていく、可愛い女の子達。シュガー&スパイス... あ、2人だけど「パワーパフ・ガールズ」みたいなんだわ! (1176本目) |
●● トリビア 「プレシャス」にてオスカーの脚本賞に輝いたジェフリー・フレッチャーが初監督に挑んだ作品。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
●● 関連記事 |
|
●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt1634136/http://en.wikipedia.org/wiki/Violet_%26_Daisy http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=346424 |
|
|