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●● レビュー You got take it, dig it?ニック(フレッド・ウィリアムソン)は、町に蔓延る悪とそれに対して何もしない警察に飽き飽きしていた。一緒に工場で働いている男達と共に、自警団を作り、悪達に自ら制裁していた。ニック達と一緒に働く普通の男エディ(ロバート・フォスター)の妻と子が、町のギャング達に襲われ、子供が殺された。司法取引し、悪に対して感情を持たない裁判長に怒り、エディは襲い掛かり、30日の刑務所行きとなった。刑務所内では老人のレイク(ウッディ・ストロード)がエディのピンチを救い助けた。エディは、刑務所を出て、真っ先にニックの元へ向かい、子供を殺したギャング達の所に向かうのだった... 80年代に作られたと思えないほどに、70年代。監督はエクスプロイテーション映画に魅せられているのが容易に分かる。なのでその手の映画が好きな人々にはたまらない映画である。フレッド・ウィリアムソンがヒロイックに走り、そしてウッディ・ストロードが力強く拳をあげる。更にはロバート・フォスターが映画の中で男に成長していくのだ。労働者階級が町の影のヒーローとなる。警察官を信頼していない一般市民も、フレッド・ウィリアムソン演じる労働者は信頼している。町の雰囲気が出ているのだ。 フレッド・ウィリアムソンにウッディ・ストロードの使い方が正解。この映画には、たまらないエクスプロイテーションイズムがある。 (Reviewed >> 3/24/12:DVDにて鑑賞) |
●● 100本映画 どうも週末になるとブラックスプロイテーション系が見たくなります。この日は特に。そしてフレッド・ウィリアムソンなんだよ!!と焦点は定まっておりました。でもそんなに期待はしていなかった。もうブラックスプロイテーションの末期というか、終わっていた1983年の作品だし、ウィリアム・ラスティグだし。所が思ったよりも、いや以上に面白かった。これ、フレッド・ウィリアムソンが主役という訳でもなく、どちらかというとロバート・フォスターが主役。でもフレッド・ウィリアムソンがいい感じに出てくる。さらにはウッディ・ストロードまでもが... 週末にマンダム過ぎます。フレッド・ウィリアムソンが「1日に40件も殺人なんて、こんな世の中ポイズン!!」と反町隆史並に怒って説教している場面から始まる。これが中々。「Black Caesar / ブラック・シーザー (1973)」を思わせる、カッコいい映像なのですわ。でもフレッド・ウィリアムソンは、町の工場に勤める普通の男。しかし勝手に自警団を結成。警察からも「余計な事はするな」的に怒られる始末。でも諦めない。その警察が腐敗しているから。で、同じ町工場に勤めているのが、ロバート・フォスター演じる男。この男がフレッド・ウィリアムソン演じた男よりも、もっともっと普通の男。けど、妻が町で見かけた不良団に楯突いたせいで、襲われて、子供が殺されちゃう。そこでロバート・フォスターが復讐を試みるのですよー。と、本当にブラックスプロイテーションみたいでしょ?主役はロバート・フォスターだけど。「Jackie Brown / ジャッキー・ブラウン (1997)」みたいだね。 でもそこだけじゃないんだ。最初に書いた通り、ウッディ・ストロードが出てくる。あんまり出番はないけれど、ウッディ・ストロードらしいカッコいい威厳のある男を演じているのですよ。週末にキャホキャホ言っちゃいました。フレッド・ウィリアムソンも太陽にほえろ!ばりに走るのですよ。そして飛びます。でもフレッド・ウィリアムソンだって、この時には45歳。さすがに飛んだ時に膝にきたんだろうね、かなり痛そうだった。膝痛そうだったのは、ここの写真のすぐ後ね。45歳なら、あんなに飛んだらさすがに痛くなるわね。 ちなみに警察官を演じたのが、スティーブ・ジェームス!いえーい!!「I'm Gonna Git You Sucka / ゴールデン・ヒーロー/最後の聖戦 (1988)」のカンフー・ジョーよ!!テンション上がった。 週末の私のテンションにピッタリな作品でありました。 (0981本目) |
●● トリビア フレッド・ウィリアムソンやウッディ・ストロードが出演の復讐アクション映画。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt0084867/http://en.wikipedia.org/wiki/Vigilante_(film) http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=21264 |
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