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●● レビュー Uptown Every Night!!スティーブ(シドニー・ポワチエ)は鉄工所で働き、友人のワーデル(ビル・コスビー)はタクシーの運転手をしていた。ワーデルから”土曜の夜”に「マダム・ジノビア」というアンダーグラウンドの会員制のクラブに誘われて行ったが、そこで強盗に遭い、財布等を取られた。スティーブの財布には人生を変えるであろう大事な物が入っていて、2人は財布を取り戻そうと必死になるが... シドニー・ポワチエが監督したからか?凄い豪華な面子が勢ぞろい。名優のハリー・ベラフォンテにダンスの伝説ハロルド・ニコラス、コメディからも天才ビル・コスビーから神のリチャード・プライヤーにオリジナルのフィリップ・ウィルソンまで... さらには、映画界の宝とも言えるシドニー・ポワチエ本人が登場する。それぞれの魅力や能力を余すことなく見せてくれるのが、この映画。ハロルド・ニコラスの手乗り文鳥状態のあのシーンのアクロバチックな動きは、ニコラスのピーク時代のダンスを見ているようだったし、ハリー・ベラフォンテの「ゴッドファーザー」のブランドを意識して頬に綿を詰めて演技していたのは、さすがの才能を感じた。さらに、駆け出しだったプライヤーVS脂の乗ったビル・コスビーと同じシーンを共有しているのを見るだけでも、感激出来る。 シドニー・ポワチエの映画界での人望の厚さを感じる。”土曜の夜”だけじゃなくって、ずっと毎日でも見ていたいそんなメンバーが勢ぞろいのカルト映画。 (Reviewed >> 4/15/07:DVDにて鑑賞) |
●● 100本映画 Not Yet |
●● トリビア シドニー・ポワチエが監督のコメディ映画。コメディアンのビル・コスビーが共演。キャラクターも設定も違うがポワチエが監督しコスビーが共演した続く作品「Let's Do It Again/一発大逆転」と「A Piece of Action/ピース・オブ・アクション」とで3部作と言われている。共演に、「カーメン・ジョーンズ」やカプリソで知られるハリー・ベラフォンテ、コメディの神リチャード・プライヤー、「フィリップ・ウィルソン・ショー」のフィリップ・ウィルソン、タップの伝説ハロルド兄弟のニコラス・ハロルド、「Cornbread, Earl and Me」のロザリンド・キャッシュ、「Trouble Man/野獣戦争」のポーラ・ケリー、「ベイブ」のロスコー・リー・ブラウン等の豪華キャスティング。 最初考えられていた主人公の2人のキャスティングは、レッド・フォックスとリチャード・プライヤーのコンビ。 3部作のリメイク権利はウィル・スミスが所有している。 ラップのCamp Loのアルバム「Uptown Saturday Night」は、この映画のタイトルから取られ、アルバムも70年代の映画をモチーフにしている。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 1. "Uptown Saturday Night" - Dobie Gray |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
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●● インフォサイト http://imdb.com/title/tt0072351/http://en.wikipedia.org/wiki/Uptown_Saturday_Night Not available from Allcinema |
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