1906
Cast >>Kevin Hart (Dell Scott), Bryan Cranston (Phillip Lacasse), Nicole Kidman (Yvonne Pendleton), Aja Naomi King (Latrice), Jahi Di'Allo Winston (Anthony), Golshifteh Farahani (Maggie), Tate Donovan (Carter), Julianna Margulies (Lily) ...
Director >>Neil Burger
Writer >>Jon Hartmere
Producer >>Todd Black, Jason Blumenthal, Steve Tisch
Genre >>Comedy
Country >>USA
Release (US) >>01 / 11 / 2019
Release (JP) >>12 / 20 / 2019

 総合ポイント 3.25点/5点満点中
内容 >>3 演技 >>3 演出 >>3 音楽 >>4

 レビュー
"You want to feed your soul, then listen to the queen"
(Reviewed >> 2/2/19:劇場にて鑑賞)

 100本映画
日本でも愛されたあの映画を米リメイク『The Upside』

フランスで大ヒットし評価を受け、そして日本でも人気で、東京国際映画祭ではグランプリにも輝いた『The Intouchables / 最強のふたり (2012)』。うだつが上がらないアフリカからの移民の男性が、ひょんなことから全身不随の白人男性の看護をすることになって、お互いの距離を縮めていくストーリー。今やアメリカのマーベル作品『X-MEN: フューチャー&パスト』にも出演しちゃう位世界的スターとなったオマール・シーの出世作品。その人気作品を『英国王のスピーチ』や『世界にひとつのプレイブック』などの成功で、これでまたオスカー狙うぞぉおおお!とワインスタイン・カンパニーが意気込んで制作したリメイクだが、ハーヴェイ・ワインスタインの性的暴行事件などで、一時はお蔵入りしそうにもなった。別の会社が公開権利を獲得し、公開時期が伸び伸びになって公開。

ニューヨークに住む作家として成功した億万長者のフィリップ(ブライアン・クランストン)は、首から下が動かせない体の不自由な中年男性だった。世話する人もフィリップの気難しさもあって、すぐに辞めてしまう。勘違いで新しく面接に来たのがデル(ケヴィン・ハート)だった。彼は仕事には興味がなく、仮釈放の書類にサインしてもらうだけの為に来た。しかし、フィリップはそんなデルを採用してしまう。嫌がるデルだったが、家から追い出されたのもあって、引き受ける事になった。そんなふたりが生活を始めるが...

この↑プロット部分のパラグラフ、名前とか設定とか違う所は変えましたが、実はわざとオリジナルの『最強のふたり』と同じにして書いてみました。それくらい、かなりオリジナルに忠実。まあ、オリジナルが変える必要がない位、最高でしたからね。でも全く同じならば、オリジナルを観た方が良いに決まっているので、チョイチョイは変えてある。完全に変えた所もある。オリジナルで印象的なのは、アース・ウィンド・アンド・ファイヤーの曲!冒頭からテンションマックスで掛かっていて、その存在感が凄かった。でも、今回はなぜかアレサ・フランクリン!確かにアレサは凄いけれど、なんでEW&Fからアレサに?と思っていたら、なるほど!これは上手い変更でした。あと、なんでニコール・キッドマンがあの役を?と思ったら、やっぱり上手い。

オマール・シーが演じていた男性役には、『Ride Along / ライド・アロング ~相棒見習い~ (2014)』などをヒットさせているコメディアンのケヴィン・ハートが選ばれた。あの役をアメリカでリメイクするならば、今ならやっぱり人気のケヴィン・ハートということになるんだと思う。でも、何だろう、オリジナルでオマール・シーが登場してきた時のパッと画面が明るくなる感じがない。この役にピッタリな良い感じの乱暴さと適当さ、そして擦れてない感じの素朴さと素直さとかが、オマール・シーは凄かった。出てくるだけで、それらを感じた位。あの映画の太陽のような存在。眩しい位に、スクリーンに一瞬にして光を放つ感じ。ケヴィン・ハートはカテーテルのシーンとかでは面白さを発揮していたけれど、シー程の圧倒的な存在感を発揮することは無かった。少なくともこの映画では。

オリジナルの良さを再確認。オマール・シーと『最強のふたり』は、本当に最強な映画だったなーと。

 トリビア
フランスで大ヒットし、オマール・シーが世界的スターとなった『最強のふたり』のリメイク。『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』のケヴィン・ハート、『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』のブライアン・クランストン、『誘う女』のニコール・キッドマン出演。
ハーヴェイ・ワインスタインが尽力し、アワードシーズンに合わせてスケジュールを調整し、2017年のトロント国際映画祭でワールドプレミア上映したが、その直後に自身のスキャンダルが発覚し、公開が何度も伸び、一時は公開すら危ぶまれた。STXエンターテイメント社が配給権を買い取り、何とか公開までこぎ着けた。
アマゾン・プライム・ビデオでの邦題は『人生の動かし方』。

 その他

 受賞歴

 サウンドトラック


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 リンク
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 インフォサイト
https://www.imdb.com/title/tt1987680/
https://en.wikipedia.org/wiki/The_Upside
https://www.allcinema.net/cinema/367931

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Last Modified: 2019-02-04
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