●● 総合ポイント 4.75点/5点満点中 | 内容 >> | 5 | 演技 >> | N/A | 演出 >> | 5 | 音楽 >> | 4 |
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●● レビュー 人の心を動かすもの
1955年にミシシッピーで起きたエメット・ティル少年誘拐殺人。彼は、白人の女性店員に口笛を吹いたという噂で、残虐な死を遂げた。この事件の全貌が、当時実際に関わった人々の証言で50年の時を経て少しずつ明らかになる...
この事件当時のエメット・ティル少年の母の勇気で、多くの人の心を動かした。無残な姿となったわが息子を目の前にして「他の人にもこの姿を見て、何かを考えて欲しい」という判断力と勇気。それでも事件の結末は変わらなかった。時代がまだそれを許してはくれなかったという悲劇。事件から約50年経った今、エメット・ティル少年の母親は更に事件について語る。大人になる事のなかった少年の赤ちゃんの頃の写真と共に... それだけで胸にこみ上げてくる何かがある。口笛を吹いたとされるお店に一緒にいた従兄弟。未だに心癒されることなく、「エメットがまだ戻ってくる気がしてならない」と口重く語る。そして、事件を知るものは、50年経った今でも顔を出して語る事を拒む者まで居る。この50年というのは、彼らの家族にとって、どんなものだったのか、計り知れない物を目の当たりにする。
50年後にも生々しく語られるその事件。この映画のお陰で、またこの事件の捜査が開始される事になったそうだ。50年前の大きな勇気は、私達の心を大きく動かす原動力になる。そして大きな勇気を与えられたようだ。
(Reviewed >> 12/16/06:DVDにて観賞) |
●● トリビア 訪れたミシシッピで、白人女性に口笛を吹いた事で、リンチされ殺された14歳の少年エミット・ティルのドキュメンタリー。 |
●● 受賞歴 >> National Board of Review, USA
2005 Won Freedom of Expression Award
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●● サウンドトラック
Soundtracks not available |
●● インフォサイト http://imdb.com/title/tt0475420/ Not available from Wikipedia Not available from Allcinema |
●●ネットフリックス | Not available | Not available
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