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●● レビュー Absurdly but surprisingly good sequenceアイスマン(マイケル・ジェイ・ホワイト)は、ボクサーとしてピークを終えて、ロシアで渋々プロモーションをしていた。しかしホテルの部屋に誰かが忍び込み、大量のコカインを置いていった。アイスマンはロシア警察に逮捕され、ロシアの重犯罪刑務所に入れられてしまう。その刑務所はロシアのマフィアのガガがコントロールし、ボクシングの賭け賭博をしていたのだった。その刑務所では、ユリ・ボイカ(スコット・アドキンス)が負け無しでチャンピオンとして君臨していたが、何かとアイスマンを挑発するのだった... ウォーター・ヒル監督の前作に続き、キャスティングも制作者も一新して制作された続編。え?スナイプスのモンローが主役じゃなくて、アイスマンが主役なの??良い訳がない!と思ったんだけど、これが意外と面白い。ある意味漫画調ではあるが、それはそれで魅力となって面白くさせている。ロシアを舞台にした事が良かったのか、それとも主演をマイケル・ジェイ・ホワイトにしたからか、それとも相手役をスコット・アドキンスにしたからか?とにかく面白いのである。サブキャラクターが割りと丁寧に描かれているのも面白い理由の1つ。こちらの方が刑務所の生々しさとか、不潔さとかがキッチリと描かれていて、刑務所行きたくない度が上がる。刑務所映画はこうじゃなくっちゃ!と思わせる。 こうじゃなくっちゃ!がこれにはある。拳闘ボクシングから、すっかりマーシャルアーツ映画になってしまったのは、少々残念なところではあるが、途中から、まっいいか!と思わせる魅力があるのは確か。 (Reviewed >> 3/12/12:DVDにて鑑賞) |
●● 100本映画 「Undisputed / デッドロック (2002)」に続いて制作された続編。でも出演者もスタッフも総入れ替え。主演には我らの空手マスターのマイケル・ジェイ・ホワイト兄弟っす。前作ではヴィング・レイムスのおじきが演じていたアイスマンを演じております。って、前作の主役はウェズリー・スナイプスのモンローじゃなかったのか!!と、思わずツッコミ。モンローの方が魅力的なキャラクターだったのに、アイスマン膨らませますか?ってな訳ですよ。まあアイスマンの方が膨らませやすかったんでしょうねー。ヘビー級チャンピオンという肩書きがあるから。で、そのヘビー級チャンピオンのアイスマンもピークの時期が過ぎて、チャンピオン時代の散財もあって、今やロシアでお酒のCMに出ないといけない程になってしまうのです。しかし、ホテルの部屋に誰が侵入し、運悪く戻ってきたアイスマンは応戦するも、人数で勝てず気を失う。警察の取調べ中に、ホテルの中から大量のコカインが見つかって、御用。全くもって運のないアイスマン。初犯なのに、なぜかロシアの重犯罪刑務所に入れられてしまうのです。そこでは、賭けの対象となっている人気のマーシャルアーツ対決が行われていたのです。その刑務所で君臨しているチャンピオンが、スコット・アドキンス演じるボイカ。まあ、そうなるとアイスマンと対決する事になるよねーってな訳で話が進んでいきます。 でもこの映画はサブキャラクターが多彩。割りとちゃんと描かれているので、物語として面白い。今回も男臭さはなかったけれど、刑務所にはやっぱり行きたくないよねーという陰気さが映像には漂う。そして舞台がロシアだからって、ロシアが敵!と描かれる訳でもなく、ロシア人にもいい奴は居るよねーという描かれ方なので、好感度は上がる。 あれ?この映画って、ボクシングじゃなかったの??アイスマン、なんでマーシャルアーツの達人になってるの?え???とは思った。ま、いいか。いちようその辺も描かれてはいる。納得は出来ないけど。でも、まあいいか!マイケル・ジェイ・ホワイト、やっぱり凄いな。上半身裸になる度に「Trois 2: Pandora's Box / 日本未公開 (2002)」のラブシーンが頭に浮かんだけど... そういえば、今回の映画ではアイスマンに女の影が見当たらなかった。女には懲りたのか?まあマイケル・ジェイ・ホワイトはこういうマーシャルアーツ系の映画の時には、急に硬派になるよね。「Trois 2」ではあんなにエロかったのに。ま、そんな所が兄弟の好きな所ですけど!! (0976本目) |
●● トリビア 前作のヴィング・ライムスとウェズリー・スナイプスから主役が変わり、ヴィング・ライムスが演じていたジョージ・チェンバース役にマイケル・ジェイ・ホワイトが演じた。またジョージ・チェンバースのキャラクターの元になっているといわれているのが、マイク・タイソン。マイケル・ジェイ・ホワイトはテレビ映画「Tyson」でマイク・タイソンを演じて開花したアクションスター。ちなみに前作でジョージ・チェンバースを演じていたヴィング・ライムスは、テレビ映画でマイク・タイソンのマネージャーのドン・キングを演じた事がある。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック 1. "The Eyewitness of the Word Had To See" - Male Choir of Valaam2. "Mi Smo Za Lovu (We In The Money)" - Aleksandar Sasha Panich 3. "Runnin'" - Nathaniel Dawkins 4. "Cocktail Lullaby" - Homer Greencastle 5. "Drug Dealer" - Mike Mutantoff and the Killective 6. "Krush You" 7. "Till I Die"- Nathaniel Dawkins 8. "Adrenaline Junkie" - Gru 9. "Bring It On" - Nathaniel Dawkins Soundtracks not available |
●● 関連記事 |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt0443676/http://en.wikipedia.org/wiki/Undisputed_II http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=329870 |
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