|
●● レビュー "That's me, Undercover Brother. Super fly, super spy and proud agent of the BROTHERHOOD, forever ready to kick ass in pursuit of social justice"(Reviewed >> 11/7/19:DVDにて鑑賞) |
●● 100本映画 Not Solid『Undercover Brother 2』『Undercover Brother / アンダーカバー・ブラザー (2002)』、好きだった。ジェームズ・ブラウンやブーツィー・コリンズやビリー・ディ・ウィリアムスという本当にカッコいい人たちを引っ張りだして、パロディを本格的に仕上げたことも上手さの一つだった。なんといっても、後に『12 Years a Slave / それでも夜は明ける (2013)』にてアカデミー脚色賞を受賞したジョン・リドリーが、エッジのきいたコメディの世界観を創り出している。その続編。前作ではコメディアンのエディ・グリフィンが主役のアンダーカバー・ブラザーを演じていたが、今回はアクションスターのマイケル・ジェイ・ホワイト。監督もマルコム・D・リーから、レスリー・スモールに変更となっている。ちなみに前作から引き続き出演している人は居ない。 2003年、前作で描かれた任務を終えて、アンダーカバー・ブラザー(マイケル・ジェイ・ホワイト)は、フッドに戻ってきた。そこで、アンダーカバー・ブラザーは弟のライオネル(ヴィンス・スワン)が、犬のトリマーになっていたことを知る。ライオネルは、アンダーカバー・ブラザーのように「ブ・ラ・ザ・-・フ・ッ・ド」でシークレットエージェントになることを夢見て、トレーニングするが上手くいかず兄に一蹴される。アンダーカバー・ブラザーが任務で乗り込んだところで包囲され、アンダーカバー・ブラザーは絶体絶命の危機に陥るが、ライオネルが踏み込んできて... それから16年が経ち2019年に... ってね、意外とちゃんと『アンダーカバー・ブラザー』なんですよ。プロットにはまだ出てきていませんが、ザ・マンとその息子も登場します。まあでも、DVDのジャケとかから想像するにチープな感じするでしょ?そのチープさは拭いされていない。私ですら、この映画に出た人で知っているのは、マイケル・ジェイ・ホワイトとアフィオン・クロケットとゲイリー・オーウェンスくらいですもの。あ、でも監督と脚本家の1人は知っております。監督のレスリー・スモールは、スタンダップコメディライブの監督で有名。スタンダップコメディライブだったら、レスリー・スモールかスタン・レイサンですね。『アンダーカバー・ブラザー』絡みで書けば、エディ・グリフィンの『Eddie Griffin : Freedom of Speech / 日本未公開 (2008)』もレスリー・スモール。でもこういう長編作品の監督のイメージはない。そして脚本家の1人、イアン・エドワーズはスタンダップコメディアン。何度か見たことある。セリフとかは、今回もアンダーカバー・ブラザーぽい。フッドで人気だったクラブが、コーヒーショップになってしまっているのは、何となく前作の設定を引きずっていて面白かった。ライオネルも、今風になっていて面白い。でも、ピリっとするような風刺とか時事とか無かった。そしてぇーーーーーーーーー、マイケル・ジェイ・ホワイトが主役ならば、『Black Dynamite / 日本未公開 (2009)』の続編が観たかった。こちらはアクションも少な目だし、ネタバレになるのでプロットには書かなかったけれど、マイケル・ジェイ・ホワイトにその設定はあり得ない!っていうくらい、勿体ない使い方をしている。マイケル・ジェイ・ホワイトの個性殺してしまった。というか、やっぱりマイケル・ジェイ・ホワイトは知名度あるからギャラ高かったんだろうね。ライオネル役で話を動かしたいという魂胆が見えてしまった。前作の車のシーンのようなのが無いんだよね。あの「Give Up The Funk」を聴きながらキャデラックを運転していて、飛び出してきた車を避けようとドリフト繰り返し、片手で持っている着色料たっぷりのオレンジソーダをこぼさないあのシーン。で、決め台詞に「Ain't no thing」ですよ。ああいう最高のシーンがこの映画には無い。 主役も監督も制作者も全て変えた続編。だったら普通にマイケル・ジェイ・ホワイトのアクションが観たかった!と、思うのは私だけじゃないと思う。ない訳じゃないんだけど、物足りない。マイケル・ジェイ・ホワイト映画としても、アンダーカバー・ブラザー映画としても... (1727本目) |
●● トリビア マルコム・D・リー監督&エディ・グリフィン主演の『アンダーカバー・ブラザー』の続編を、なぜかアクション俳優マイケル・ジェイ・ホワイトが引き継いだ続編。監督のレスリー・スモールは、スタンダップコメディライブの監督として知られている。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
●● 関連記事 |
|
●● インフォサイト https://www.imdb.com/title/tt6843446/Not available from Wikipedia Not available from Allcinema |
|
|