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●● レビュー What it was thenケンタッキーの農場主のアーサー・シェルビーとその妻の元で奴隷として働いているトム(ジェームス・B・ロウ)とエリザ(マルガリータ・フィッシャー)。エリザは混血で、同じ混血のジョージと愛し合うようになり、奴隷としては異例の結婚式をシェルビー夫妻に祝ってもらう予定だった。所がその日にジョージの主人がその事を知り激怒して、ジョージを連れて帰った。ジョージは、エリザに北部へ向かって自由人として戻ってくる事を誓った。その後も、ジョージは内緒でエリザの元へ来て、エリザはジョージとの子供ハリーを授かった。シェルビー家の財産難により、トムとハリーが泣く泣く売り出される事になり... この映画で初めて黒人俳優がメジャー映画に出演する事になる。それがタイトルのアンクル・トム役を演じたジェームス・B・ロウ。ハンサムな中年俳優だ。この監督のハリー・A・ポラードは、俳優としてその前にも「アンクルトムの小屋」のショート映画に出演していて、その時には、ブラックフェイスと言われるコルクを焼いた墨を顔に塗ったトム役で出演していた。今回、自分が監督する時には、「リアリティ」を出すためにキャスティングされたのが、ジェームス・B・ロウになる。所が、出演はかなり少ない。どうしても物語上削れない所に出演している感じだ。タイトルの役なのに。トプシーといういたずら好きの黒人の子供やサンボやクィンボは、ブラックフェイスの白人俳優が演じている。トムもトプシーも、エヴァという少女によって人生を決められているようにも感じた。エヴァが幾ら良く描かれていようとも。 映画は、エリザとジョージの恋物語に重点が置かれている。映画では混血だが、実際には白人俳優が演じている。でもこの2人の物語は、シンプルで且つドキドキする展開だ。しかも、ラストは南部のクリスチャンをとっても感じる内容。これ以降の映画にも影響を与えているのが良く分かる。 モノクロで綺麗な俳優達と物語にドキドキしながらも、やっぱりどうしても黒人俳優への差別を感じてしまう歴史的作品。 (Reviewed >> 11/9/06:DVDにて観賞) |
●● 100本映画 Not Yet |
●● トリビア 南北戦争のきっかけともなった有名なハリエット・ストウの小説を映画化。初めてブラックアメリカン役者がメジャー映画会社の作品で主役のトムを演じた作品。 有名なルイーズ・ビーヴァーズや、マダム・スル・テ・ワンや、「ちびっこギャング」で有名なマシュー・”スタイミー”・ビアードがエキストラで出演している。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
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●● インフォサイト http://imdb.com/title/tt0018524/http://en.wikipedia.org/wiki/Uncle_Tom%27s_Cabin_(film) Not available from Allcinema |
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