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●● レビュー Right to Dreamカーター(アダム・ローゼンバーグ)は学校から恋人と共に帰ると、家の中で父が叫んでる声を聞いた。急いで家に入ると、父が母に暴力をふるっていた。まだ小さな弟と母を3人で家から逃げ出した。あれから何年も経ち、ニュー・メキシコ州に居た。母は数年前に亡くなり、弟と2人で暮らしていた。しかし、その弟が白血病にかかった。手術をするしかないが、兄ではドナーマッチしない事が分かり、故郷テネシーにまだ居る父を探しに行く... マライア・キャリーという歌手はそんなに好きじゃなかった。いい歌を歌っている印象も無かったし、あの何オクターブも出せるという声も、私にとっては叫びにしか聞こえなかった。でもこの映画の中で歌った彼女の曲に不意に泣いてしまった。女優としては前作の「グリッター」という作品で酷評されるという不幸のスタートを切った彼女。この役では彼女の最大の魅力は生かされている。でも演技が上手い訳ではない。さすがに下手ではある。でもこの役は彼女でなければならなかった...とは思わせてくれる。 物語はリー・ダニエルズらしさが満載だ。彼の多くの映画で語られる「親からの虐待」について、ここでも語られている。きっとこれが彼の人生テーマなのだろう。 土地で景色や状況が変わっていくロードムービー的要素もあるが、最後にたどり着くのが変わらない故郷。辛い思い出に向かい合わないといけない。しかしラストでは中々想像出来ない感動的な結末が待っていて、必ず観客を感情的にさせる事になるだろう。 (Reviewed >> 2/4/10:DVDにて鑑賞) |
●● 100本映画 Not Yet |
●● トリビア 「Monster's Ball/チョコレート」等で知られるリー・ダニエルズ製作のインディペンデンスドラマ。主演の一人にはマライア・キャリー。「Glitter / グリッター(2001)」で演技を酷評された彼女だが、この作品で認められ、リーの次回作であり監督作品の「Precious: Based on the Novel Push by Sapphire / プレシャス (2009)」に出演し、数々の賞にノミネートされた。 また主役の兄弟役の2人は撮影中に、同居して兄弟役に挑んだ。弟役のイーサン・ペックはグレゴリー・ペックの孫。リー・ダニエルズはそれに関して、祖父の名前はキャスティングには関係なかったけれど、でもやっぱり広告で使えると思ったと話している。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt0770814/http://en.wikipedia.org/wiki/Tennessee_(film) Not available from Allcinema |
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