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●● レビュー モーガン・フリーマンかもしれないという愉しみベテラン俳優の彼(モーガン・フリーマン)は、4年も映画から離れていて、今回の若手監督の作品に参加するか決めかねていたが、とりあえず撮影場所となるスーパーマーケットの下見に足を運んだ。店の中を見ていると、自分の作品のビデオがセールで安く並んでいるのを見つけ、誰も見えないように後に並べようとすると、キャッシャー(パズ・ベガ)が何か注意をしているのが聞こえ、自分かと驚き見に行くと、そのキャッシャーのスカーレットの姿に釘付けになり、奇妙な関係が始まろうとしていた... この映画では、上手い具合にモーガン・フリーマン演じる俳優の名前は出てこない。「彼」という役名でモーガン・フリーマンは出演している。もしかしたら「モーガン・フリーマンなのかもしれない」という雰囲気はある。けれど、フリーマンが4年も映画から離れる事はないだろうし、あったとしてもこの「彼」とは違う理由だと思う。しかも、モーガン・フリーマンがあのような言葉遣いかというのは知らないけれど、そうで無いと願う。それでも、ターゲットという量販店ではしゃぐ姿や、可愛いキャッシャーに引かれていく姿、カーウォッシュでの天真爛漫な天性のカリスマ性などは、ひょっとしたらこれは「モーガン・フリーマン」の姿なのかも?と思わせてくれる愉しみがある。 また台詞も「ユダヤの祝日か!」や、タイトルの「10 items or less(10個以下)」にひっかけた遊びの中での「セックス」や、あるキャメオ出演者を見た時の「ビックD!」等は映画業界の裏的で面白く、結構笑える台詞も多かった。 結末は悲しいけれど、それが現実。ミーハーな私にはかなり寂しさを感じる。やっぱり朝ごはんも無しかと... スターと一般人の微妙なバランスかな。 いぶし銀の演技と言われる「モーガン・フリーマン」の本当の姿を見たような... それでいて、やっぱり「モーガン・フリーマン」を演じているような... 不思議な感覚に陥る辺りが、やっぱりモーガン・フリーマンの凄さを知る事になる映画。 (Reviewed >> 4/25/07:DVDにて観賞) |
●● 100本映画 Not Yet |
●● トリビア モーガン・フリーマンが設立した会社「Revelations Entertainment」製作による映画。モーガン・フリーマンが主演とプロデュースで参加している。モーガン・フリーマンが、モーガン・フリーマンとして演じている面白い作品。 限定公開される。 年老いた俳優が、ハリウッドから少し離れたカーソン地区の何気ないストアの店員と仲良くなるが、色々な問題が出てきて... タイトルの「10 Items or less」は、アメリカのスーパーにある「エクスプレス(急ぎ用)」のレジによくある言葉。10アイテムだったり15アイテムだったり、キャッシュオンリーだったり... |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
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●● インフォサイト http://imdb.com/title/tt0499603/http://en.wikipedia.org/wiki/10_Items_or_Less_%28film%29 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=331796 |
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