Super 8 / SUPER ８／スーパーエイト (2011)

●^●　総合ポイント　3.5点／5点満点中

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●^●　レビュー

Good ol' days of 80's???
1979年の夏のオハイオ州で、映画を作っていた少年5人と少女1人。駅で撮影していたら、電車が横切り、そして横転した。何とか6人は助かったが、運転手を見てみると、なんと学校の生物のウッドワード先生だった。先生は彼らに見たことを決して言うな、君達や家族の命が危ないと告げるのだった。しかしそれからしばらく経ってから、町では異変が起きていたのだった...

ちょうど80年代に差し掛かる1979年の素朴なアメリカの町が舞台。この映画の宣伝では、「あのスタンド・バイ・ミーを彷彿させる」と謳われていた。ちなみにあのスタンド・バイ・ミーは1986年の作品で、1950年代が舞台。スタンド・バイ・ミーが青春真っ只中だった自分にとって、もうあの時代がノスタルジックになるのか！と、少し驚く。嘔吐の場面は、もしかしたらスタンド・バイ・ミーへのオマージュなのかもと感じる。そしてソビエトからの侵略と思っていたりする中で、黒人が先生だったり、軍人の一人だったりするのは、時代的に少し違和感を感じた。否、もちろん居た筈。でもオハイオの閑静な住宅街には、少し違和感を感じる。

最後は「マイ・シャローナ」である。この映画に上手く心酔出来なかった事自体が、私が大人になり、そして年を取った証拠なのかなーとも感じたりした。でも思った事は、私の青春時代の青春映画の方が確実に良かった！スタンド・バイ・ミーに恋愛話なんて無かった。子供が子供で居られて見れて感動出来る映画だったから！！

(Reviewed >> 12/19/11：DVDにて鑑賞)

●^●　100本映画

なぜかやたらと宣伝で「スタンド・バイ・ミー」が使われていたので、気になっていた作品です。見に行こうとは思っていましたが、それ以外に惹かれる所もなく、面倒な方が勝ってしまい...　はい。

1979年のオハイオの架空の町が舞台。中学生の主人公達は、スーパー8での映画作りに夢中。監督が居て、役者が居て、特殊メイク係りが居て、火薬係りまで居る。その子達が映画を作っていると、事件に巻き込まれてしまうのです。なんとアメリカの空軍が悪者。町が大パニックになった時に、ソビエトが侵略してきた！と言うんですが、まあそうだとしてもいきなりオハイオ襲わないよね。陸続きのオハイオは襲い難いし、まずニューヨークかロサンジェルスを襲うでしょ。その方が効率いいもん。という事で、アメリカの田舎って、その町がその人にとっての世界になってしまうんですよね。

子供は純粋でエイリアンにすら心を通じてしまう。まあその辺は許すよ。でもその子供達の恋愛を見せ付けられたんじゃ、素直に納得できないよね。確かにこの映画の主人公位の年頃には、好きな異性は居て当然。でもその子の為に命かけて助けにいくかといわれると、ちょっと違和感あるかなー。子供を全面的にヒーローにしちゃうのがね...　「スタンド・バイ・ミー」は違った。スタンド・バイ・ミーの4人は自分達の子供ゆえの失敗経験から大人に少しずつなっていったからね。子供のバカさもあった訳ですよ。だからこそ自分達と同じレベルで愛おしかった訳ですよ！

大好きなグリン・ターマン（歌姫アレサ・フランクリンと結婚してたんだぜ！）が生物の先生役で出てた。そういえばブラック青春の名作「Cooley High / 日本未公開 (1975)」でのターマンが演じた役も、良い意味でバカで愛おしい青年でしたよ。プリーチ！！

（0940本目）

●^●　受賞歴

* Hollywood Film Festival
2011 Won Spotlight Award : Elle Fanning

* Satellite Awards
2011 Nominated Best Actress in a Supporting Role : Elle Fanning

* Teen Choice Awards
2011 Nominated Choice Movie Actress: Sci-Fi/Fantasy : Elle Fanning
2011 Nominated Choice Movie Breakout: Male : Joel Courtney
2011 Nominated Choice Movie Chemistry
2011 Nominated Choice Movie: Male Scene Stealer : Riley Griffiths
2011 Nominated Choice Movie: Sci-Fi/Fantasy