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Cast >>Ben Stiller (Evan), Vince Vaughn (Bob), Jonah Hill (Franklin), Richard Ayoade (Jamarcus), Rosemarie DeWitt (Abby), Will Forte (Sgt. Bressman) ...
Director >>Akiva Schaffer
Writer >>Jared Stern, Seth Rogen, Evan Goldberg
Producer >>Shawn Levy, Tom McNulty
Genre >>Comedy
Country >>USA
Release (US) >>07 / 27 / 2012

 総合ポイント 3.75点/5点満点中
内容 >>3 演技 >>4 演出 >>3 音楽 >>5

 レビュー
"Costco is for members only"
オハイオの閑静な住宅街に暮らし、コストコに務め、町内ではランニングクラブやスペイン語クラブを設立したりしているエヴァン(ベン・スティラー)。妻との間に中々子供が授からないのが悩みでもあった。そんな時にコストコが閉店してからの警備員が何者かによって殺された。エヴァンは無精な警官に犯人と疑われるが、警備員の家族に犯人を見つけると約束して、町の自警団ネイバーフッド・ウォッチを設立した。町内に呼びかけたが、集まったのはうるさいボブ(ヴィンス・ヴォーン)と警察のテストを落ちたフランクリン(ジョナ・ヒル)、そしてイギリス人のジャマーカス(リチャード・アイオワデ)だけだった。バカにされていた彼等だったが、捜査中にある物を見つけて....

ベン・スティラー、ヴィンス・ヴォーン、ジョナ・ヒルと、現代のコメディ映画界を支える男達が組んだ豪華なコメディ作品。ベン・スティラーとヴィンス・ヴォーンは「ドッチボール」でも相性のいい所を見せたばかり。そしてスティラーはイギリスからリチャード・アイオワデを連れてきた。俳優として観るのは初めてだったので嬉しい。彼のエキセントリックな部分が、この役には重要で、なぜにスティラーが連れてきたのか、よく分かった。映画はベン・スティラー印の作品だ。彼の作品や笑いのセンスが好きな人には楽しめる。「らしいな」と思う所が多々ある。でもいつもの彼らしい、何か爆発的な面白さは感じられなかった。面白いんだけど、全体的な物語がイマイチ感がある。やっぱりベン・スティラーは人の映画に出るよりも、自分で書いた方が面白い。

下ネタはつい笑ってしまう。コメディ映画としてはまあまあ。でもベン・スティラーの映画だとすると、もうちょっと期待しちゃうかな。
(Reviewed >> 12/19/12:DVDにて鑑賞)

 100本映画
ベン・スティラーかアダム・サンドラーか?と聞かれたら、悩むけど、今はベン・スティラーかなー。という私。両者共にコメディ映画で活躍する主演男優であり、ブルックリン出身のユダヤ人。比べたくなるんだよね。でもアダム・サンドラーの「ウォーターボーイ」とか「ウェディング・シンガー」とか大好きよ。今でもTVで放映していると見ちゃう。でもアダム・サンドラーはこける時は、とことんこけるよね。「リトル★ニッキー」とか「Mr.ディーズ」とか。それに比べると、ベン・スティラーはまあこける時もあるけど、アダム・サンドラーほど「やっちまったな!」感がない。まあ、ベン・スティラーにしたら、いまいちだけど、まあまあソコソコ見れるなっていう感じ。

そのベン・スティラーが「ドッジボール」で相性抜群な所を見せたヴィンス・ヴォーン、そして今やオスカーにノミネートされるまでになった面白太っちょ君ジョナ・ヒルと組んだ作品。となると、期待しちゃうんだよねー。しかもイギリスからリチャード・アイオワデを引き抜いてきた!これがあったから楽しみにしてたんですよ。リチャード・アイオワデとベン・スティラーは「Submarine / サブマリン (2010)」以来の付き合い。なぜかベン・スティラーがこのイギリス映画をプロデュースしているんです。ベン・スティラーはコメディに貪欲ね。こんなイギリスのコメディアンまでチェックしているなんて。リチャード・アイオワデは、コメディアンであり監督であり脚本家であり俳優。新人類。今回はそんな彼のエキセントリックな部分が、見事に物語と融合しております。

とは言え、ベン・スティラーが主役。彼らしい映画。コストコのマネージャーとか設定が面白い。しかもいつもみたいに単細胞な愛くるしいバカ。自分自身に一生懸命だし、他の事にも一生懸命。なので、視野が狭くて、空気読めない。いつもの感じ。

物語はコストコのマネージャーのベン・スティラー演じるエヴァンが、自分の勤めるコストコで殺人事件が起きてしまって、しかも警官から犯人扱いされてしまう。犠牲者の家族に犯人を捕まえる事を約束してしまい、自分で自警団(ネイバーフッド・ウォッチ)を設立。集まったのがヴィンス・ヴォーン演じるボブ、ジョナ・ヒル演じるフランクリン、そしてリチャード・アイオワデ演じるジャマーカスだけだった。町の人々から彼らはバカにされている節があるが、それでも彼らは続けた。町内を回っている時に、何かにぶつかり、しかも見たこともない球体を発見。捜査を続けていくと、エイリアンが居た。彼らはそれをボコボコにして、ボブの家に連れていくが...

車で轢いた後のタコの部分とか、最高に笑った。それに付随して映画で見るような刑事が情報を集めて壁に貼っていくシーンのところも笑った。コストコのメキシカンの警備員が死んだ後に、スティラーがスペイン語版のサイモン&ガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」を聞いているのとかも笑える。ちなみにベン・スティラーが演じたエヴァンはスペイン語クラブを町内でやっている。

と、まあ「やっちまったな!」感がなく、ベン・スティラーの最高傑作じゃないけど、ソコソコ笑ってしまう映画。

でもタイミングが悪かったんだよね。フロリダのネイバーフッド・ウォッチをやっているジョージ・ジマーマンっていうバカが、丸腰の黒人少年トレイヴォン・マーティンを殺してしまった事件があったばかり。よって、タイトルを変更したり、プロモーションを縮小したりと、不運続きだった。そのせいか、アメリカでもイマイチ話題にならず、興行成績もイマイチ。それだけが問題じゃないとは思う。映画はそこそこ面白いんだけどね。

 トリビア
ベン・スティラー、ヴィンス・ヴォーン、ジョナ・ヒルというコメディ映画で主役を張れるスターが集まった作品。イギリスでコメディアン・監督・脚本・俳優と活躍するリチャード・アイオワデが参加。ベン・スティラーが以前リチャード・アイオワデが監督する「サブマリン」でプロデューサーを務めた事がある。

この映画が公開される直前にフロリダ州にてネイバーフッド・ウォッチの男が、丸腰の少年トレイヴォン・マーティンを殺害する事件が発生。それを受けて、タイトルも「ネイバーフッド・ウォッチ」から、「ザ・ウォッチ」に変更。プロモーションはトーンダウンしたが、公開日の変更はなかった。

 その他

 受賞歴

 サウンドトラック


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 リンク
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 インフォサイト
http://www.imdb.com/title/tt1298649/
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Watch_(2012_film)
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=344648

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Last Modified: 2012-09-23
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