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●● レビュー ブラックムービーなのか?ウィル・スミスが主役の声を担当し、1976年作「Car Wash/カーウォッシュ」の物語を真似ていたとしても(リメイクと呼ぶには苦しい)、この作品をブラックムービーと呼ぶには、いささか抵抗がある。 主役のオスカーは、1990年初頭を思わせるストリート・トークで話し、ラストで変わるとしても、現実に向き合わない無責任な男だ。主役の声を演じたウィル・スミスという影がある限り、ハリウッドの古い歴史を感じない事は不可能。 他のキャラクターにしても然り。短気なイタリアン・マフィアだったり、なあなあ主義なジャマイカンだったり、セクシーな白人女性は成金主義だったり、真面目な白人女性は良心的。子供が楽しむ筈なアニメで、一緒についていく大人は居心地悪い。 声を担当した俳優が悪いと思わない。きっと、そのストーリー性が、そう思わせた。主役のオスカーが、もうちょっと違うキャラクターだったら、こうまでは思わなかった筈。ブラックの俳優が主役の声を担当した「Osmosis Jones」では、その心地悪さがまるで無かったのだから。 思いっきりブラックムービーのテイストを使用しながらも、全然違うと思わせる作品だ。なぜなら、実写版でウィル・スミスとレニー・ゼルウィガーのラブストーリーが見たいと意地悪に思わせる後味。 (Reviewed >> 10/22/04) |
●● 100本映画 Not Yet |
●● トリビア ウィル・スミスが主役の声を演じたアニメーション作品。相手役には、レニー・ゼルウィガーとアンジェリーナ・ジョリー。ジャック・ブラック、ロバート・デ・ニーロ、マーティン・スコセッシ監督、ダグ・E・ダグ、レゲエレジェンドのボブ・マーリーの息子のジギー・マーリー等の豪華共演者。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック 1. Three Little Birds - (with Sean Paul/Ziggy Marley)2. Car Wash - (Shark Tale mix, with Christina Aguilera/Missy Elliott) 3. Good Foot - (with Justin Timberlake/Timbaland) 4. Secret Love - (with JoJo) 5. Lies & Rumors - (with D12) 6. Got To Be Real - (with Mary J. Blige/Will Smith) 7. Can't Wait - (with Avant) 8. Gold Digger - (with Ludacris/Lil' Fate/Bobby V) 9. Get It Together - (with India Arie) 10. We Went As Far As We Felt Like Going - (with Pussy Cat Dolls) 11. Digits - (with Fan_3) 12. Sweet Kind Of Life - (with Cheryl Lynn) 13. Some Of My Best Friends Are Sharks - (with Hans Zimmer) Soundtracks from Amazon.co.jp |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt0307453/http://en.wikipedia.org/wiki/Shark_Tale http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=321142 |
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