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●● レビュー Lusting, but weak of meaningsローズ(ヘレン・ミレン)は末期のガンを患い、殺し屋としての最後の仕事を恋人でありまま息子であるミッキー(キューバ・グッティング・ジュニア)とするつもりだった。所が殺す筈の女性に思いがけないトラブルになり、ローズとミッキーはそのトラブルに巻き込まれていく... ハリ・ベリーがオスカーを獲得した「チョコレート/Monster's Ball」のプロデュースで、一躍注目となったリー・ダニエルズが監督に挑んだ作品... というだけで、私の期待度は一気に高まった。これの前に彼がプロデュースした、ケビン・ベーコン主演の「The Woodsman」という作品も中々な出来だったのもある。先の2作が実に深い映画だったのもあって、私の期待度と緊張度は最高値を記録して、物凄く期待して見た。確かに、俳優達は少ない台詞ながらも、素晴らしい表現力で見せてくれる映画ではある。でも、冒頭に多く登場する十字架やシマウマはあんまり意味なかったりと、イマイチ掴みづらい映画だ。凄く欲情的でドキドキする展開ではあるものの、意味や目的がはっきりと決められていない気がして、いまいち見ている方も映画についていけない。 凄い綺麗な映像で俳優達も中々の演技を見せてくれているのに、なぜかノッていけない無機質な映画。リー・ダニエルズのいつもの良さが、肝心の監督業で生かされていないのが残念。 (Reviewed >> 11/19/06:DVDにて観賞) |
●● 100本映画 Not Yet |
●● トリビア 「Monster's Ball/チョコレート」をプロデュースして一躍映画界で注目を集めたリー・ダニエルズ。次回作の「The Woodsman」も好評を得て、等々監督として登場するのが、この作品。主役に、オスカー俳優のキューバ・グッティング・ジュニアと、ヘレン・ミランを抜擢。グッティングは、最近「Boat Trip」等作品に恵まれなかったので、起死回生出来るか楽しみな作品。共演には、コメディアンヌのモニーク、シンガーのメイシー・グレイ等。 リー・ダニエルズの映画プロデュースのコンビを組んでいる、ロッカフェラのデーモン・ダッシュは、今回もプロデュースで参加している。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 >> Black Movie Awards2006 Nominated Outstanding Performance by an Actor in a Leading Role : Cuba Gooding Jr. |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
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●● インフォサイト http://imdb.com/title/tt0396857/http://en.wikipedia.org/wiki/Shadowboxer http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=327607 |
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