1883
Cast >>Sammy Davis Jr., Jesse Jackson, Roberta Flack, Marvin Gaye, Isaac Hayes, Jackson 5, Curtis Mayfield, Quincy Jones, Gladys Knight And The Pips, Ramsey Lewis, Nancy Wilson, Bill Withers, Smokey Robinson, Dick Gregory, Cannonball Adderley, The Main Ingredient, Jerry Butler, The Temptations, The Chi-Lites, The O'Jays, Zulema, Rev. James Cleveland, Nancy Wilson, Jackie Verdell ...
Director >>Stan Lathan
Writer >>Matt Robinson
Producer >>Matt Robinson
Genre >>Documentary
Country >>USA

 総合ポイント 4.75点/5点満点中
内容 >>5 演技 >>N/A 演出 >>4 音楽 >>5

 レビュー
”If you wanna love, you got to save the babies”
キング牧師の側近でもあったジェシー・ジャクソンが設立したPUSH。「子供たちを救おう」というキャンペーンの元5日間にも渡って開催されたエキスポの様子。マーヴィン・ゲイやビル・ウィザースにサミー・デイビス・ジュニアなどの大物シンガーが勢ぞろいし、大規模なイベントとなった。

ジェシー・ジャクソンを一躍有名にしたともいえる「I am Somebody(私も人である)」の力強いスピーチから映画は始まる。実はロサンジェルスのワッツを救おうと計画されたイベントの記録映画『ワッツタックス (1973)』と同じだ。しかも両者ともに1972年の夏(ワッツスタックスは8/20、Pushエキスポは9/27-10/1)に行われ、約1か月の間に開催されている。ワッツスタックスは、スタックス・レーベルのアーティスト中心で、こちらはモータウン・レーベルが中心になっているが、アイザック・ヘイズやステイプル・シンガーズは両者に参加。こちらの作品は観客の熱はジャクソン5の熱狂するティーンの姿以外は、あまり映されていない。その代わりにシカゴの街やそのエキスポの会場の様子がよく分かるようになっている。歌う歌手のライブ感よりも、そちらを重視しているのが良く分かる。とにかく、シカゴやその他の地域に住む子供たちが中心なのだ。そしてゴスペルのジェームス・クリーブランドの説教に続くゴスペルは、そのまま教会を持ってきたような熱狂、その後はそれをクールダウンさせるに丁度いい冷静沈着なビル・ウィザース。でもそのウィザースは、歌い終わった後に「25年前ならこのように黒人が集まると、我々の方がびくびくしていたので、集まれるだけでも素晴らしい!」と観客を和ませていた。そしてサミー・デイビス・ジュニアは「政治的に見解の違いがあるのはいいんだ。でも俺が黒人だということは誰にも奪うことはできない」と言い、信じられない位に感動的に歌う(実は登場したときにブーイングを受けているが、そこは映画ではカット)。これはさすがに涙でボロボロになった。そういう繰り返しであった。

『ワッツスタックス』もそうだったけれど、高い志がある人々が集い願い熱く歌う。それはもう感動しかない。
(Reviewed >> 1/22/16:DVDにて鑑賞)

 100本映画
年末・お正月に日本に帰省した時に頂いた作品。「観て下さい!」と言われると嬉しいですよね。最近は「これ観て貰いたいんですよ!」とか「早く感想が聞きたい!」とか言われるのが一番嬉しいですね(全私が泣いた)。本当にありがとうございます。でも私、渡された時にタイトルだけではピンと来ず、キョトン(´・ω・`)としていたと思います。ごめんなさい。家に帰ってきて、自分のサイト見て思い出しました!スタン・レイサンの作品じゃないですか!説明しよう...スタン・レイサンとは女優Sanaa Lathan / サナー・レイサンの実の父で、ラッセル・シモンズのデフ・レコードが90年代にTV放送して人気を席巻した『デフ・コメディ・ジャム』の監督でもある。この映画のように70年代は前衛的な映画を撮りつつ、あの『セサミ・ストリート』の幾つかのエピソードも手掛けた映画監督である。そのスタン・レイサンがバリバリに前衛的だった時代に撮ったドキュメンタリー作品。公民権運動家のジェシー・ジャクソンが発足したPUSHがシカゴで5日間イベントを開催し、そこに集まったミュージシャンのコンサート記録映画である。

「I am Somebody(私も人である)」という熱いジェシー・ジャクソンの叫びから始まる。タイトルの通り「子供たちを救おう」という志を持ってシカゴで開催されたエキスポ。会場の周りでは大手企業から黒人企業家たちのブース、そして会場内ではR&Bシンガーやグループ、そしてジャズミュージシャンからゴスペルから牧師までと様々なエンターテイナー達が盛り上げる。映画タイトルにもなったマーヴィン・ゲイの「Save the Children」をピアノと共に熱唱する。5日間に渡ったエキスポの熱い記録映画だ。

感想でも書いたが、ジェシー・ジャクソンの「I am Somebody」のスピーチで始まるのは、なんとあの『Wattstax / ワッツタックス (1973)』と丸被り!びっくりした。調べたら両者開催の差はおよそ1か月だけ!『ワッツスタックス』は1972年8月20日、この映画のイベントは1972年9月27日-10月1日。ジェシー・ジャクソンのこのスピーチは2度も重要な所で言っていたからというのもあって、ジェシー・ジャクソンはこのスピーチの印象が強いんですね!そしてこのようなイベントが1か月の間に2回もやっていたなんて、やっぱりこの頃の黒人の間は熱かったんだなーと思いました。「ブラック・イズ・ビューティフル!」

でもお楽しみはやっぱり音楽のパフォーマンス!マーヴィン・ゲイからカーティス・メイフィールド、ビル・ウィザースにサミー・デイビス・ジュニアまで!コーラスグループも多彩で、テンプテーションにシャイ・ライツにオ―ジェーズ!なんだかすごいラインアップ。最近のコーチェラなんて目じゃないね!今だったら、ビヨンセにジェイーZ夫妻にリアーナにケンドリック・ラマーにドレイクにクリス・ブラウンが出て、ゴスペルからはドニー・マクラーキンとかヨランダ・アダムス、更にスティービー・ワンダーが出て来ちゃう感じ?志を高くした(良い・最高時の)BETアワードみたいな?いやもっと凄い気がする。いやー本当に凄いんだ。

サミー・デイビス・ジュニアにとにかく感動した。残念ながら映画ではカットしてあるんだけど、説明するとサミー・デイビス・ジュニアはこのコンサート前にニクソンへの支持を表明して、黒人の間で不評だった(今で言うなら最近ラッパーのチンギ―がドナルド・トランプの支持を表明して酷評された)。サミーが出てきた時にはかなりのブーイングを受けた。サミーは思わず涙してしまい、会場をジェシー・ジャクソンが鎮めた。そしてここからはこの作品で見れるのだけど、サミーが「政治的な見解の相違があってもいい。でも俺が黒人だという事は誰も奪う事は出来ない」と言って歌い始める。「俺は俺のままでいるしかないんだ(I've Gotta Be Me)」というあの名曲を全身全霊で歌う。ボロ泣きですよぉおおお!!

そしていつだってカッコいいクールなビル・ウィザース。物凄い熱狂した後のゴスペルの後(5日間のイベントをつなげたので実際の出番は違うかもしれない)。ウィザースはあの「リーン・オン・ミー」を熱唱。歌う前に「歌いたかったら一緒にどうぞ!」とウィザースが言ってくれたので、DVD鑑賞だけど私も一緒に歌わせてもらいました。いや本当にいい曲だよなーと感動していたら、ウィザースが最後にも一言。「25年前だったらさ、こうやって黒人が一つの場所に集まる事(すら出来ず、集まれば集まったで脅され嫌がらせされるので)なんて、俺たちが怖くて出来なかったじゃない?だからこうやって集まれるだけでも良いよね!」と。いやー、本当にこのお方はいつだってカッコいい!!大事な事なので太字にしました。

っていう繰り返しね。マーヴィンとかカーティスとかアイザック・ヘイズとか曲の選択もカッコいい。選曲もそれぞれに意味がある。深ーーーいね。それにしても、この時代は本当に熱い。そしてカッコいい。

点数を減らしたのは、カットが多いのが残念だったから。まあ5日間をギュっと編集したから監督のせいではないんだけど...

そしてホームページの方のサントラリストは私の力作です!実際のアルバムとして出たサントラ盤はカットされている曲が多いので、映画で歌った(一部使った)曲を全部リストアップしました!ネットで探したけれど、全然出てこないので、誰か褒めてくださいー。

こんな貴重な作品をありがとうございました!!っていうか、こんないい作品を貴重にしておくのは勿体ないと思いますよ>各メディア会社の皆さま。

 トリビア
ジェシー・ジャクソンが1972年にPUSH設立、そのエキスポに集まったミュージシャン達のコンサート映画。監督が女優サナー・レイサンの実の父のスタン・レイサン。

 その他

 受賞歴

 サウンドトラック
1. Marvin Gaye - Save The Children
2. The Staple Singers - Are You Sure Your Prayers
3. Instrumental - Oh Happy Da
4. The Temptations - Papa Was A Rolling Stone
5. The Chi-Lites - Oh Girl
6. The Main Ingredient Everybody Plays The Fool
7. The O'Jays - Sunshine
8. Isaac Hayes - Stormy Monday
9. Zulema - This Child Of Mine
10. Cannonball Adderley - Country Preacher
11. Rev. James Cleveland & The Push Expo Choir - Sermon - Praise Him With A Stringed Instrument
12. Bill Withers - Lean On Me
13. Marvin Gaye - What's Happening Brother
14. Curtis Mayfield - We the People Who Are Darker Than Blue
15. Curtis Mayfield - Give Me Your Love
16. Sammy Davis Jr. - I've Gotta Be Me
17. Roberta Flack and Quincy Jones - On A Clear Day (You Can See Forever)
18. Roberta Flack and Quincy Jones - Killer Joe
19. Gladys Knight And The Pips - I Heard It Through The Grapevine
20. Jerry Butler & Brenda Lee Eager - (They Long To Be) Close To You
21. The Ramsey Lewis Trio - People Make The World Go Round
22. Nancy Wilson - The Greatest Performance Of My Life
23. The Jackson 5 - ABC
24. The Jackson 5 - I Want You Back
25. The Jackson 5 - I Wanna Be Where You Are
26. Marvin Gaye - What's Going On
27. Jackie Verdell & The Push Expo Choir - I'm Too Close To Heaven To Turn Around

(*レコード盤のサントラのリストとは違います。映画で流れた曲リストです)

Soundtracks from Amazon.co.jp

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 インフォサイト
http://www.imdb.com/title/tt0128454/
https://en.wikipedia.org/wiki/Save_the_Children_(film)
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Last Modified: 2010-01-04
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