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●● レビュー 1998 the number another summerレタ(メリッサ・デ・ソウザ)は有名なニューヨーク大学の映画科を卒業したが、ミュージックビデオの監督のアシスタントの仕事しかなかった。フレディB(ルーサー・キャンベル)の新しいミュージックビデオを撮る為に、フレディBの親友ボッパ(マリク・ヨバ)やラッパーやグルーピーをニューヨークからマイアミに連れていく仕事をレタは任された。しかしレタの前に到着したのは、予約していた豪華なバスではなく、ロスコー(ジョン・ウィザースプーン)とボー(セドリック・ジ・エンターテイナー)が運転するおんぼろのバスだった。波乱の旅が始まる... 80年代に若者の金字塔となった「ハウスパーティ」を成功させたハドリング兄弟制作のミュージックビデオ業界の裏をパロディにしたコメディ。あ、90年代はまだこうやって明るく楽しく映画を撮ってたねと思わせてくれる。色々と悲劇や惨劇はあるけれど、面白可笑しく笑える悲劇。ドタバタコメディでなんて事はないが、別に悪い訳でもない。カメオ出演しているフレッド・ウィリアムソンやラッパー達を含めて、何となく笑いながら見れてしまう。車内に流れるラジオDJが土地を表しているのも面白い。何となく70年代の「カー・ウォッシュ」を思わせるリズム感と演出だ。 大した意味はないけど、リラックスして笑ってしまう。80年代的なのんびりした感じが、我々を笑わせてリラックスさせてくれるだろう。 (Reviewed >> 6/27/10:DVDにて鑑賞) |
●● 100本映画 この前BETにて放送されていたのですが、何となくテレビで見るよりDVDで見たいと思って借りました。見ようと思ったのは「House Party / ハウス・パーティ (1990)」のレジナルド・ハドリンとウェリントン・ハドリンのハドリン兄弟の名前を見つけたから!ハドリン兄弟はヒューズ双子監督やウェイアンズ兄弟等に比べると知名度はイマイチかもしれませんが、彼等もブラックムービーの歴史に名前を刻んでおります。「ハウス・パーティ」は90年代の金字塔。その頃の在日米軍基地の周りには、主役のキドゥン・プレイのお相手のキーシャ・キャンベルとAJ・ジョンソンみたいな格好をした人たちが沢山居ました。私はまだまだ子供だったのでしてませんでしたが、オープンベースとかで遊びに行くと「前髪凄いな」とか「チャンピオンベルトかよ!」と見てました。みんなMCハマーのバックダンサーに見えましたっけ。迫力がありましたよね。私の時代はみんなリル・キムだった頃です。でもお酒飲める年になったら逆にベースでは遊んでませんでしたけどね。と、昔をついつい思い出してしまう程、何となく懐かしい感じ。でも「ハウス・パーティ」から8年しか経ってないのに、ものすごく時代の流れを感じます。説明が難しいのですが、やっぱりどことなく「ハウス・パーティ」の雰囲気があって「良き90年代」を感じるのだけど、その雰囲気もやや変わってきているのをこの映画から感じます。ハドリン兄弟らしい音楽がふんだんに使われてます。もうスヌープとかアンクル・ルークとかONYXの2人とかレディ・オブ・レイジとかミュージシャンも沢山出演。スヌープはチョイ役ですが、アンクル・ルーク(やっぱりアンクル・ルークと言ってしまう世代)なんて、有名ラッパーとして出てますから。レディ・オブ・レイジはやっぱりイジメっ子で出演。和田アキ男みたいなキャラ。やっぱりレディ・オブ・レイジにはち○ち○がついていた!という感じ。もう彼女がそのキャラで出ている自体が良き90年代でしたね。主役のレタはNY大の映画学科を出ている女の子。NY大の映画学科卒と言えば、スパイク・リーとかスコセッシ監督とかジム・ジャームッシュなんていう大物を次々と輩出している名門。しかし中々仕事がなくて、有名な女流ミュージックビデオ監督のアシスタントに何とかありつく。この女流監督が曲者。その監督が撮る事になったのがアンクル・クール演じるフレディBのミュージックビデオ。やっぱりマイアミで撮るから、ニューヨークの連中は後で来い!と、その主役のアシスタントのレタがバスでマイアミまで連れていく事になるのだけど、到着したのがジョン・ウィザースプーンとセドリック・ジ・エンターテイナーの凸凹兄弟のおんぼろバス。と書けば、大体後は想像通りです。マイアミまでの道のりがドタバタ。でも、ハドリン兄弟が絡んでいるだけあって、そこそこに見れてしまいます。監督は本当に女流監督。ニューヨーク大学じゃないけれど、名門プリンストン大学卒の才女。「Cool Runnings / クール・ランニング (1993)」のマリク・ヨバが主人公のお相手役として登場。BobbaというノートリアスB.I.G.のニックネームと同じ名前で出てます。 90年代の底抜けの明るさがいい感じで出てます。サントラもその良さがあって気軽に聞けます。 (0726本目) |
●● トリビア ミュージックビデオ業界に就職した女性の物語。「ハウスパーティ」をヒットさせたハドリング兄弟(レジナルド&ウェリントン)が制作として参加。スヌープ・ドッグやレディ・オブ・レイジ、レッドマン、エリック・サーモン、アンクル・ルーク、キース・マーレイ、MTVのラップ番組の司会ドクター・ドレとエド・ラバーも参加している。 またコメディアンのセドリック・ジ・エンターテイナーの映画デビュー作でもある。クリス・ロックは出演をオファーされているが、断っている。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック 1. "Ride Down I-95" - Sounds of Emotion2. "The Weekend" - Dave Hollister featuring Redman and Erick Sermon 3. "The Worst" - Wu-Tang Clan and Onyx 4. "Blood Money (Part 2)" - Noreaga featuring Nas and Nature 5. "Outta Site" - Rufus Blaq 6. "Soldier Funk" - Mia X featuring Fiend and Mac 7. "Clean Up Woman" 8. "Brand New Funk" - DJ Jazzy Jeff & The Fresh Prince 9. "The Choice Is Yours" 10. "The Game" - Mack 10, Big Mike & D.J. U-Neek (Featuring EWF) 11. "The Symptoms"- Black Caesar 12. "Feel So Good"- Eastsiders featuring Snoop Dogg 13. "Mourn You Til I Join You" - Naughty By Nature 14. "Jam On It" - Cardan Featuring Jermaine Dupri 15. "Higher" - Sexions 16. "Callin'" - Amari 17. "Why" - Eric Benet + The Roots 18. "Can't Get Enough" - Raphael Saadiq introducing Willie Max 19. "Jersey Baby" - Chino XL 20. "Let's Stay Together" - Al Green 21. "Big Poppa" - The Notorious B.I.G. 22. "La Di Da Di" - Slick Rick 23. "In The Midnight Hour" 24. "Never Say Goodbye" - Adriana Evans featuring Phife of A Tribe Called Quest 25. "Let Me Ride" 26. "Mo Money, Mo Problems" - The Notorious B.I.G. featuring Mase & Sean 'P. Diddy' Combs 27. "No One" - Somethin' for the People Featuring Trina & Tamara Soundtracks from Amazon.co.jp |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt0120707/http://en.wikipedia.org/wiki/Ride_(film) Not available from Allcinema |
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