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Cast >>Chris Hemsworth (Jed Eckert), Josh Peck (Matt Eckert), Josh Hutcherson (Robert Kitner), Adrianne Palicki (Toni Walsh), Isabel Lucas (Erica Martin), Connor Cruise (Daryl Jenkins), Jeffrey Dean Morgan (Sergeant Major Andrew Tanner), Edwin Hodge (Danny Jackson), Brett Cullen (Tom Eckert), Michael Beach (Mayor Jenkins) ...
Director >>Dan Bradley
Writer >>Carl Ellsworth, Jeremy Passmore, Kevin Reynolds (1984 screenplay), John Milius (1984 screenplay), Kevin Reynolds (story)
Producer >>Beau Flynn, Tripp Vinson
Genre >>Action
Country >>USA

 総合ポイント 3.25点/5点満点中
内容 >>4 演技 >>3 演出 >>3 音楽 >>3

 レビュー
"Dude we're living Call of Duty... It sucks"
どこかのどかなワシントン州スポケン、そこに住むマット(ジョシュ・ペック)はフットボールのスター選手だったか、彼のエゴで試合に負けた。それを観ていたのが、警察官の父と海兵隊に入隊した兄のジェド(クリス・ヘムズワース)だった。その夜、町は突然停電となり、朝になるとパラシュートや戦闘機がやってきて、町は一瞬の間に抑圧された。マットとジェドは難を逃れ、小屋にたどり着いた。どうやら北朝鮮軍に襲われ、警察官の父は殺された。マットとジェドはマットの友人等と共に復讐を誓うのだった...

1984年「若き勇者たち」のリメイク作品。舞台をワシントン州スポケンに移動し、敵もロシアから北朝鮮に変更。いや、まだロシアは後ろで北朝鮮を転がしている感じで描かれている。オリジナルの映画が出来た頃、「ロッキー4」でドルフ・ラングレンが登場し、おそロシア!と、10代の私は震え上がったものだ。オリジナルはその当時ビデオで観た記憶があるが、30年近く前の事、面白かったのは覚えているが、詳細は全く覚えていない。30年で時代は変わった。オリジナルでは、軍人の大佐が黒人(ロン・オニール)位だったが、今回は「勇者たち」の中に2人も黒人とヒスパニックが混じっていた。そして敵だけでなく味方の軍人にはアジア人まで!そして正直、このコンテンツは好きだ。高校生達が、敵国に歯向うタイプ。でも、やっぱり北朝鮮はアメリカ本土をあそこまで揺るがせる敵には、どうしても見れなかった。特に北朝鮮の軍人役が皆いかにも韓国系アメリカ人ばかりで、アメリカナイズされた整った顔ばかり。

「赤い夜明け」はもはや脅威ではなくなった。時代は人々を変え、環境を変え、そして映画をも変えていった。北朝鮮に銃をもって立ち向かう高校生ゲリラ軍団など、1ミリも現実味と意味が無いのだった。
(Reviewed >> 1/5/14:DVDにて鑑賞)

 100本映画
この映画のオリジナルである「若き勇者たち(1984)」は、非常に面白かったのは覚えている。多分好きだった。というのも、さすがに遥か昔に観たキリなので、記憶は曖昧。でも、ジェニファー・グレイがお気に入りだったので、彼女が可愛かったような気がする。彼女とその後に80年代の青春映画の名作「ダーティ・ダンシング」を撮ったパト兄事、故パトリック・スウェイジがいつもの兄貴臭でカッコ良かった記憶も朧げにある。この頃10代に突入した私は、いちようYAスターとかブラットパックとかの道を通ってきたので、この手の映画はほぼ観た。そんな私がYAスターにハマっていた頃、なぜかアメリカでは冷戦映画ブームだった。「若き勇者たち」の前にテレビで放送された「ザ・デイ・アフター」は、カンザスシティで核戦争が起きて、放送後にパニックとなった。テレビで見て怖かった。そして「若き勇者たち」の後には、とうとうアイツがロシアからやってきた!ドラゴだ!待ちに待った「ロッキー4」の公開に、駅前の映画館に足を運んだ。その頃から黒人好きの兆候があったのか、私の好きなキャラはアポロだった。そのアポロを殺したドラゴ。10代の私はドラゴの登場に震えた。ロシア、とにかく怖い。冷酷。10代の私の心にもロシアへの鉄のカーテン。1人冷戦状態。

という訳で、このリメイク映画はなぜか北朝鮮がワシントン州のスポケンを襲う。スポケンといえば、私が大好きな「ポリス・アカデミー」のジョーンズで知られる人間効果音マイケル・ウィンスローの生まれ故郷だ!そんな事はどうでもいい。そのマイケル・ウィンスローの生まれ故郷に、なぜか北朝鮮の軍隊が戦闘機やパラシュートで大挙押しかけ、瞬く間に町を制覇する(ウィンスローの効果音なら良かったのに!)。高校フットボール選手のマット(ジョシュ・ペック)と、その兄で海兵隊に入隊したジェド(クリス・ヘムズワース)は、警察官である父の機転で少し離れた小屋に移動し、難を逃れた。途中で無事だったマットの友人等を助け、彼等は小屋でしばらく逃げるが、すぐに見つかる。目の前で父が殺されたマットとジェドは、仲間と共に復讐を誓う。

まあ今回100本映画で書いたのは、時代の変化ですね。黒人とヒスパニックとアジア人と、オリジナルには無かった人種多様性が見られる。オリジナルには、なんと「Super Fly / スーパーフライ (1972)」のロン・オニールが軍の大佐で出演していた!が、今回はトム・クルーズとニコール・キッドマンの養子コナー・クルーズが「ウルヴァリン」入り。しかも、もう1人ダニー役のエドウィン・ホッジという俳優まで。さらにはヒスパニック、カッコいい軍人の1人にアジア人まで!そして、スポケンの市長役には、ベテランのマイケル・ビーチ。時代は変わったわ。そして、トムクルの子コナー・クルーズは、ダイアナ・ロスの息子でつい最近ジェシカ・シンプソンの妹アシュリー・シンプソンと婚約した(説明長すぎ)エヴァン・ロスと同じ系列。見た目が捨てられた子犬。母性本能くすぐられる、ウルウル目。彼の結末は余計に「いやーーん!助けてあげて!!おまいら、みんなトムクルに怒られるぞ!」って思わせた。やられたわー。

でも北朝鮮側は何か北朝鮮を感じないよね。みんな洗練され過ぎているというか、顔がもうアメリカナイズされていた。写真やニュースで見る本物の北朝鮮の軍人の人々は顔が過酷さを物語っている。「ロッキー4」で登場してきた時のドラゴのような脅威さを全く感じなかった。あいつには勝てねー的な絶対的な強さを全く感じなかったわー。東側の独特な根性座っていて、精密な軍人マシーン的な気味の悪さが無かった。まあ、ドルフ・ラングレンのドラゴのインパクトは凄すぎたんだけどね。あれは完璧でしたもの。それを求めちゃいけないんだろうけど、これはないね。第一、北朝鮮がそんなに強そうじゃないんだよね。だから、結局この映画でもロシアが後ろで回している的な描写があったよね。まあさ、ロシアが敵です!って、堂々と言えない所が一番恐怖だったりして?で、本当は北朝鮮じゃなくて中国だったのに、「大人の事情で」変更になった所が、一番ゾッとする部分だったりして?アメリカも弱くなりましたよ、やっぱり...

 トリビア
1984年の「若き勇者たち」のリメイク作品。
トム・クルーズとニコール・キッドマンが養子に迎えたコナー・クルーズが出演。「ER」等で知られているマイケル・ビーチがクルーズの父親で市長役。

 その他

 受賞歴

 サウンドトラック


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 リンク
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 インフォサイト
http://www.imdb.com/title/tt1234719/
http://en.wikipedia.org/wiki/Red_Dawn_(2012_film)
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=346252

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Last Modified: 2014-01-12
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