|
●● レビュー Could Robots Get Love?チャーリー(ヒュー・ジャックマン)は若い頃は有望なボクサーだったが、今はロボットで戦う格闘競技に夢中なっていて、チャーリーが世話になっていたボクシングジムの娘ベイリー(エヴァンジェリン・リリー)は献身的にチャーリーをサポートするが、中々成功出来なかった。無理して買ったロボットでフィン(アンソニー・マッキー)の大会に無理に出るが、そこでも失敗してしまい、金銭的に無理な状況になってしまう。そんな時にチャーリーのもとに、11歳の息子マックス(ダコタ・ゴヨ)がやってくるが... ロボットの「ロッキー」である。老体に鞭打ちながら対戦し、打たれ打たれて...耐え抜くという「ロッキー」そのものなのである。ロボットだから感情はないけれど、何かに取り付かれたように操作によって?耐え抜く。まるで心があるかのように。子供とロボットの関係?、そして子供と父親の関係もドラマの重要な要素である。しかしそれはハリウッドで食付かされたいつも通りの結果である。チャーリーは「シェーン」のような勝負師じゃなくて、息子に「戦って欲しい」と言われたら、戦うしかない父親なのだ。台詞が古臭いので、鳥肌が立つ。 ここでのロボットはロボットのままである。人間を楽しませるために戦う作られた巨大な鉄である。割りと長い映画なので、ロボットの事を考えると、見終わった後に何か空しさを感じるのである。 (Reviewed >> 12/9/11:劇場にて鑑賞) |
●● 100本映画 見てきましたよ。つーか、日本と同時上映ってどういう事ですか!という位、今私が住んでいる所の映画館事情は良くありません。まあどんどん悪くなっていくばかりです... 悲しい。最近の私はアクション映画を見ると、どうも全て「ロッキー」のどれかのシリーズに当てはめてしまう、「ロッキー症候群」を患ってしまったようです。これは正しく「ロッキー5」ですな。というか、「ロッキー5」ってどんな物語か覚えてますか?普通の人は多分一番思い出せないのが、「5」なんです。「1」は誰でも知っている名作、「2」はああミスターTでしょ?、「3」はミッキーが死んじゃうあの...、「4」はドルフでしょ!「5」は...と、中々出てこないのが「ロッキー5」だったと思います。というか、物語自体は「ロッキー5」とは全く違っていますが、確かロッキーの息子が大きく扱われたのは、この「ロッキー5」だったと思う。ヒュー・ジャックマンが演じた役自体もロッキーぽかったが、老体に鞭打って戦う?ロボットもまたロッキーの姿そのもの。無理して格上の相手にチャレンジしちゃう所もロッキーですし... ロボットは凄い。でも戦うだけのためのロボットなら、ちょっと悲しい。幾ら感情も痛みも感じないとはいえ、使い捨てなのが悲しい。負けてしまえば、ただの屑。ヒュー・ジャックマンやそのロボットのボクシングの動きの指導をしたのが、シュガー・レイ・レナード。という記事を私がネットで読んでいたら、うちのオヤジさんの目にも入ったらしく、「シュガー・レイとは!ベストな人選だ!!」と喜んでいた。シュガー・レイは動きも派手だし、スピードが半端ないからね... それにカリスマ性とかも一際!との事。確かにシュガー・レイが担当した、ロボットのボクシングの動きは映画にピッタリなエキサイティングな動き。 しかし思っていたよりもアンソニー・マッキーが出ていなかったのが辛い。いい奴だったけどね。ああいう感じも出来るんだって思いました。ああいう感じとは、エネルギッシュな男ね。ケビン・デュランドがダサいのもいいっすね。嫌な人やらせると本領発揮するよね。そして子供の使い方がずるい。 (0935本目) |
●● トリビア ヒュー・ジャックマンが主演のSFアクション。「ハートロッカー」のアンソニー・マッキーが共演。スティーブン・スピルバーグとロバート・ゼメキスが制作。監督は「Date Night」のショーン・レヴィ。「アイ・アム・レジェンド(地球最後の男オメガマン)」のリチャード・マシスンが書いた「Steel」が原作で1963年に放送された「トワイライト・ゾーン」のエピソードにもなっている。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック Soundtracks from Amazon.co.jp |
●● 関連記事 |
|
●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt0433035/http://en.wikipedia.org/wiki/Real_Steel http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=339986 |
|
|