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●● レビュー Please kiss my mixed emotions tenderlyニューオリンズの貧しい地区に住んでいるティアナ(アニカ・ノニ・ローズ)。レストランを持つ事が夢の父ジェームス(テレンス・ハワード)の才能を引き継いだティアナも料理が得意だった。暫くして父を亡くしたが、レストランを持つ夢を引き継いだティアナはレストランを掛け持ちで朝から晩まで働きお金を貯めていた。そんな時にニューオリンズに音楽好きの王子ナヴィーン(ブルーノ・カンポス)がやってきたが... みんなが大好きなディズニー映画の伝統が受け継がれている作品。いい意味でも悪い意味でもだ。いい意味で、シンデレラのように努力すれば報われるという夢のある御伽噺で、ディズニー映画好きの少女(大人の女性も含むべきかもしれない)達を魅了する作品だ。主人公ティアナは本当に努力を惜しまない、そして性格も前向きで愛すべき主人公。しかし悪い意味で今までアフリカ系アメリカ人を無視してきたディズニーの理解の無さが出てしまった。なぜに王子は無職で楽天的で音楽好きなのだろう?なんで普通の素敵な王子じゃないのだろう??なぜティアナがそこまでしてナヴィーンに世話をしなくてはならないのだろう??なんで白人の女の子はあそこまでに地位に固執するのだろう??それらは悪い固定観念ではなかったのか?ここまで感じる私は意地悪で卑屈なのだろうか?私は気楽にディズニー映画を楽しめる少女ではない事は確かなようだ。 今度ディズニーランドに遊びに行ったら、ティアナやティアナグッツを見て「可愛いー」と言いながらワクワクする事は間違いない。でも同時に何だか複雑な気分が襲う事が予測できる。 (Reviewed >> 12/21/09:劇場にて鑑賞) |
●● 100本映画 Not Yet |
●● トリビア ディズニーが初めて黒人が主人公のアニメ映画を製作した事で話題になった。しかし、主役の名前が黒人女性のステレオタイプであるマミーを連想させるものだったりと論争になり、名前やタイトルを変更して製作された。 主役の声には「ドリームガールズ」のアニカ・ノニ・ローズが抜擢。主役の母の声にはオプラ・ウィンフィリーで父親はアカデミー賞ノミネート俳優のテレンス・ハワード。悪役には渋い声で賞も取っている「プラトーン」等で有名な俳優のキース・デイビット。 原作はEDベイカーの「The Frog Princess」。 ロサンジェルスとニューヨークで11月25日より限定公開され、その後にアメリカ全国区で12月11日から公開。日本では2010年の3月より。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック 1. Never Knew I Needed - Ne-Yo 2. Down In New Orleans - Anika Noni Rose 3. Down In New Orleans - Dr. John 4. Almost There - Anika Noni Rose 5. Friends On The Other Side - Keith David 6. When We're Human - Anika Noni Rose 7. Gonna Take You There - Jim Cummings 8. Ma Belle Evangeline - Jim Cummings Feat. Terence Blanchard 9. Dig A Little Deeper - Jenifer Lewis featuring the Pinnacle Gospel Choir 10. Down In New Orleans - Anika Noni Rose 11. Fairy Tale/Going Home - Randy Newman 12. I Know This Story - Randy Newman 13. The Frog Hunters/Gator Down - Randy Newman 14. Tiana's Bad Dream - Randy Newman 15. Ray Laid Low - Randy Newman 16. Ray/Mama Odie - Randy Newman 17. This Is Gonna Be Good - Randy Newman Soundtracks from Amazon.co.jp |
●● 関連記事 |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt0780521/http://en.wikipedia.org/wiki/The_Princess_and_the_Frog http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=335255 |
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