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●● レビュー We Love Our Countryムンユランガボ(ジェフ・ルタゲンワ)とサンワ(エリック・ンドロリュンクンディヤ)はルワンダの首都キガリの市場で働く少年で2人は仲良しだった。2人はある目的があってンガボの故郷に行く予定だったが、その前にサンワの故郷の田舎村に立ち寄った。サンワの母は歓迎したが、父は家を長年空けた事に怒っていた。そしてもう1つ...連れてきた友人ンガボがツチ族だったのだ... 死体を見ない逆の怖さ。ルワンダが舞台と言えば、1994年の大量虐殺を触れずにいられない。しかしこの映画の冒頭はそんな片鱗を見せない。特にこの主人公の2人が、ツチ族とフツ族と違っているとは誰も想像しないだろう。確かに大量消費国であるアメリカや日本の少年達とは会話の内容も違うし、遊びも違う。アメリカや日本ならゲームで遊んでいる年頃だろう。でも彼等の会話の中心はヤギ。牧歌的で、少し笑ってしまう程だ。ルワンダの悲劇を見せる時、多くの映画は死体を使った。目に焼きつく死体の数々。でもこの映画は違った。死体は出てこない。でも、今まで見た以上に心に多くの物が残った。それは少年達を通してみせたルワンダ人の心がそうさせたのだと思う。少年達にとってツチである事、フツである事が関係ないのである。家族に向けられた暴力に対する憎しみが、血生臭い物にしている。でもルワンダを変えていくのはその悪循環の断ち切り。少年は成長していくのだ。そして故郷も。 冒頭の歌のように誰もが故郷を愛している。誰もが故郷が良い方向に向かう事を祈っている。この映画はゆっくりと静かに少年達の心の変化によって、その彼等の故郷がゆっくりといい方向に向かっている前向きな状況を感じさせる感動の作品だ。 (注*著者はルワンダ語は分からないので、名前の日本語表記は間違っている可能性があります) (Reviewed >> 12/15/09:DVDにて鑑賞) |
●● 100本映画 Not Yet |
●● トリビア ルワンダの大虐殺で孤児となった2人の男の子のジャーニー物語。監督は韓国系アメリカ人でアーカンソーの牧場で育ったリー・アイザック・チョン。ルワンダ語で初めて作られたドラマ作品。俳優達も現地人を起用した。 様々な映画祭に出展して賞を受賞。AFI祭では大賞を受賞した。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 * The BEST OF SOUL2009 映画秘宝 私が選んだベスト10 2009年度2位 * AFI Fest 2007 Won Grand Jury Prize : Lee Isaac Chung * Amiens International Film Festival 2007 Won SIGNIS Award : Lee Isaac Chung * Gotham Awards 2007 Nominated Breakthrough Director Award : Lee Isaac Chung * Independent Spirit Awards 2008 Nominated Someone to Watch Award : Lee Isaac Chung * Mexico City International Contemporary Film Festival 2008 Won Festival Award Best First Film : Lee Isaac Chung * Sarasota Film Festival 2008 Won Jury Prize Narrative Feature Film Competition : Lee Isaac Chung * Wine Country Film Festival 2008 Won Film Prize for Peace and Cultural Understanding |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt1031947/http://en.wikipedia.org/wiki/Munyurangabo Not available from Allcinema |
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