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●● レビュー "I open my mouth to the Lord, and I won't turn back no ... I will go"(Reviewed >> 2/23/17:TV放映にて鑑賞) |
●● 100本映画 女の生き様『Maya Angelou and Still I Rise』映画監督・女優・歌手・舞台女優・ダンサー・公民権運動家・料理人・娼婦・詩人・作家...とてつもない位の肩書を持つマヤ・アンジェロウ。2014年に86歳で惜しくも他界。やはり一番有名なのは、彼女の回想録「歌え、翔べない鳥たちよ」と、1993年ビル・クリントン大統領就任式で詠んだ詩だろうか。そんなマヤ・アンジェロウの生涯を追うドキュメンタリー映画『Maya Angelou and Still I Rise / 日本未公開 (2016)』。映画祭で上映され評価を受け、そして黒人歴史月間中にPBSにてテレビ放送された。 マヤ・アンジェロウの生き方、女性ならやっぱり憧れてしまう。何でも出来て、しかも全てが第一線で評価されている。しかも彼女が一緒に人生を共にした友人たちも歴史に名前を残す人ばかりである。作家ジェームス・ボールドウィンとか、女優シシリー・タイソンや男優ルー・ゴセット・ジュニア。死ぬほど羨ましい。アンジェロウは国外にも目を向けアフリカとの連携も強化し、一時期はアフリカの活動家と付き合い、ガーナに住んでいた程だ。そのガーナ時代には、マルコムXとも出会い友情を深めている。そしてもちろんキング牧師とも知り合い。とにかく凄い人達がマヤ・アンジェロウのインナーサークルに居た。 そしてビル&ヒラリー・クリントン夫妻が出会った時の最初の会話が、アンジェロウの「歌え、翔べない鳥たちよ」についてだったという。アンジェロウはビル・クリントンの故郷アーカンソー州で幼少時に暮らした事もあり、そこでの経験がその本にも書かれているので、ビルはヒラリーがこの本を知っている事に感銘を受けた。 しかし、小さい時に受けた性的暴行や、初めての経験で妊娠、そして息子を置いて出てしまうとか、そういう部分もある。けれど彼女はそれらを全て後悔と共にさらけ出す。自分の進む道を自分で選び歩んでいく。小さい時に受けた性的暴行以外は、全て彼女が選んだ道だ。色々と失敗も繰り返しながら、自ら選んだ道で成功を収めていく。並大抵の事ではない。 このドキュメンタリーでは、彼女が遺したインタビュー映像や実の息子や友人たちが語る言葉で、マヤ・アンジェロウの生き様が明らかになっている。彼女自身が書いた「歌え、翔べない鳥たちよ」同様に率直で力強い言葉で語られていて、なぜ人々が彼女の言葉に惹きつけられるのかが分かるのだ。アンジェロウの言葉は、名言としてツイッターやインスタなどのSNSで、今でも人々を元気づけ勇気を与えている。 (1530本目) |
●● トリビア 作家・映画監督・女優...のマヤ・アンジェロウを追うドキュメンタリー。映画祭などで評価を受けた後、PBSにてテレビ放送。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt5142750/Not available from Wikipedia Not available from Allcinema |
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