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Cast >>Bob Marley, Ziggy Marley, Cedella Marley, Rita Marley, Neville Bunny Wailer, Chris Blackwell ...
Director >>Kevin Macdonald
Writer >>
Producer >>Steve Bing, Charles Steel, Ziggy Marley, Chris Blackwell
Genre >>Documentary
Country >>USA
Release (US) >>04 / 20 / 2012
Release (JP) >>09 / 01 / 2012

 総合ポイント 5点/5点満点中
内容 >>5 演技 >>N/A 演出 >>5 音楽 >>5

 レビュー
"Get up, stand up: stand up for your rights!"
36歳で夭折した伝説のレゲエミュージシャンのボブ・マーリーのドキュメンタリー映画。

ボブ・マーリーは今日もどこかでみんなを見つめている。ポスターだったり、バッグだったり、Tシャツだったり… 誰もが名前と顔を知るレゲエミュージシャンだ。私はボブ・マーリーのTシャツを2枚程持っていて、かなりのヘビーローテーションで着ている。ボブ・マーリーはみんなにとってのアイコンだった。ボブ・マーリーについては、多くのビデオや書籍が販売されているので、それこそ熱狂的なファンには、このドキュメンタリーの内容こそは満遍なく網羅していると思う。しかしこの2時間20分もある大掛かりなドキュメンタリーは、その熱狂的なファン達をも満足される事になる筈だ。ウェイラーズや、リタ・マーリーに子供達、そしてリー・スクラッチ・ペリー等が、ボブ・マーリーの姿を語っていく。アメリカのデラウェアで友達だった人まで出てきて、ボブ・マーリーについて語るのは面白かった。

そして、ボブ・マーリーが自分の音楽の力を一番信じ、多くの人々にそれを伝えてきていた事を目の当たりにする。明日から着る事になる私のボブ・マーリーのTシャツは、たんなるアイコンだけではなくて、私なりの「主張」も加わる事になりそうだ。
(Reviewed >> 11/29/12:DVDにて鑑賞)

 100本映画
テレビで先行放映された時に録画しておいたんだけど、ちょこっと見て「ジャマイカ訛り難しいー!2時間20分あるし」と断念。英語字幕があるであろうDVDで見たんだけど、英語字幕無かったよ!でも、見ていると割りとジャマイカ訛りも気になってこなくなり、のめり込んで観てしまいました。「2時間越え映画廃止運動家」の私にとっては、その時間もかなり心配でしたが、それも気にならない。逆にボブ・マーリーの半生を描くなら、それくらいが妥当だと思ってしまう位。

いや、プロ・ボブ・マーリー家の皆様には「これくらい知っていて当たり前」的な事が描かれているかもしれないけれど、それでも絶対に面白いと思える作品。ボブ・マーリーの人生、性格、音楽、信仰、政治までを網羅している。政治的なコンサートを中止させようとガンマンに襲われたりした事まであるのを、ボブ・マーリーの側近達がその様子を刻々と語っていく。7人の女性との間に11人の子供がいる事も、側近達は「シャイだから余計にモテるんだよ」って語っていたのが印象的。ツアーで様々な国を訪れたボブ・マーリーだけど、その中でも日本を特にフィーチャーしていたのは嬉しい。「日本のファンは言葉を理解していないけれど、音楽を感じてくれるんだ」と、他のミュージシャン達もそう言ってくれますが、今回も日本のファンへのお褒めのお言葉。ありがたいです。日本向けの作品って訳じゃないから特に嬉しい。でも日本人音楽ファンもそろそろ言葉も感じたいよね。ボブ・マーリーに関しては特に言葉を感じたい。ボブ・マーリー・ファンの方々は、それこそ必死にジャマイカを研究し、ボブ・マーリーの言葉の節々を感じてきた人々。ジャマイカが内戦で、2つに分かれた時に、コンサートでそのリーダー2人の手を取り握手をさせたボブ・マーリーは、やっぱり偉人。彼がそれを出来たのは、ボブ・マーリー自身が自分の音楽のパワーを一番信じていたからだと思う。だから、脅しとか暴力にも屈しなかった。このドキュメンタリーの冒頭で見るガーナの沿岸にある「帰らざる扉(Door of No Return)」から連れ出された黒人達。その子孫の1人であるボブ・マーリーが、アフリカを訪れる。ジンバブエでは独立記念のコンサートにも出席する。ボブ・マーリーの曲を聴けば、彼がパン・アフリカ主義であった事もわかる。そのきっかけとなった、ガボンの大統領の娘がインタビューに答えているのは興味深い。そして、さすがにボブ・マーリーがデラウェアで車を作ってたのには驚きました。インタビューに答えているデラウェアで友達だったオジサンもすっかり影響受けていて、服装が黄・赤・緑のレゲエ色なのが素敵でした。

とかなり深く、そしてフェアにボブ・マーリーが描かれているので、さすがの「2時間越え映画廃止運動家」の私も、これだけは支持いたします!

 トリビア
レゲエの伝説ボブ・マーリーのドキュメンタリーを「The Last King of Scotland / ラストキング・オブ・スコットランド (2006)」のケビン・マクドナルドが監督。息子のジギー・マーリーが製作総指揮。

 その他

 受賞歴

 サウンドトラック
Disc: 1
1. Corner Stone
2. Judge Not
3. Simmer Down
4. Small Axe
5. Mellow Mood
6. Stir It Up
7. Concrete Jungle
8. Crazy Baldheads
9. Natty Dread
10. Trenchtown Rock (Live at the Roxy Theatre)
11. Get Up Stand Up
12. Work

Disc: 2
1. Jammin (Live at One Love Peace Concert)
2. Exodus Dub (Kindred Spirit Dub mix)
3. No Woman, No Cry (Live at the Lyceum Show)
4. War - Live! At the Rainbow
5. I Shot The Sheriff (Live from the Lyceum)
6. Roots Rock Reggae
7. Three Little Birds
8. Real Situation
9. Could You Be Loved
10. One Love / People Get Ready
11. Redemption Song
12. High Tide, Low Tide

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 リンク
US Official SiteJP Official Site

 インフォサイト
http://www.imdb.com/title/tt1183919/
http://en.wikipedia.org/wiki/Marley_(film)
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=342800

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Last Modified: 2012-02-24
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