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Cast >>Ciara (Amara/Doris), Hill Harper (Jeff Andrews), Lynn Whitfield (Lillian Winter), Kevin Phillips (Luke), Ben Vereen (Horace Payne), Kim Porter (Tara), Patti LaBelle (Sister Carrie), Billy Zane (Amara's Producer), Marvin Winans (Reverend Winter) ...
Director >>Charles Randolph-Wright
Writer >>Charles Randolph-Wright
Producer >>Jeff Clanagan, Holly Davis Carter ...
Genre >>Musical
Country >>USA

 総合ポイント 3.25点/5点満点中
内容 >>3 演技 >>3 演出 >>3 音楽 >>4

 レビュー
Wouldn't Mr. Gordon Parks do this?
ドリス(シアラ)は小さい頃から歌が上手く、父(マーヴィン・ワイナンス)の教会が新しくなり、その日にクワイアでソロを歌う事を許された。母(リン・ホイットフィールド)は心配でたまらなかった。そしてドリスの弟は写真家ゴードン・パークスに憧れ、いつもカメラを持ち歩いて写真を撮っていた。しかし、父が倒れ、そしていつの日か家族はバラバラになっていたのだった...

愛されたミュージカルの映画化。多分ミュージカル舞台は、本土アメリカよりも日本で愛された。その証拠にアメリカでも行っていない公演を、日本で上演しているのだ。タイラー・ペリー以前のゴスペル舞台。いわばオリジナルゴスペル舞台だ。オリジナルの舞台を残念ながら見たことがないが、きっとこの映画より面白い筈。遠く離れた日本でも愛されたミュージカルだからだ。この映画からは、なぜ主人公のドリスが歌う事が好きなのか、あんまり感じられなかった。多分シアラの表現不足と演出の悪さが目立ったからだ。ヴァン・ヴァーレンの素晴らしさだけが光った。彼の台詞と存在感は際立っていた。後はパティ・ラベルのチャーミングさも目立った。しかし、この映画の欠点を全て拭う事は出来なかった。

もっと歌の素晴らしさや楽しさを見たかった。もっと別の形で見れたら、絶対に面白かったと思えたと目に見えているだけに、悔しさが残る。
(Reviewed >> 2/17/12:DVDにて鑑賞)

 100本映画
日本でも、いや日本では人気の高いミュージカル舞台「ママ、アイ・ウォント・トゥ・シング!」の映画化。実際にこの舞台を見たことがないのですが、日本では本土でも上映されていない続編的な舞台も上演されているんですよね。よく深夜のCMとかでこの舞台のコマーシャルが流れてましたよねー。映画化にあたり、主演は歌手のシアラ。お母さん役にリン・ホイットフィールド。お父さん役には、ニュー・エディションのラルフ・トレスヴァントと伝えられていたけど、実際にはマーヴィン・ワイナンス。ホイットニー・ヒューストンの葬儀で追悼の言葉を述べた方ですね。元々はホイットニーの元夫のボビーが居たニュー・エディションのラルフが演じる事になっていたなんて、なんて運命の悪戯なんでしょうか...と感傷的になる。このDVD自体が、ホイットニーが亡くなったすぐのバレンタインデーに発売。しかもマーヴィン・ワイナンスがいい演技みせてる。お母さん役はホイットニーも合っていたかも...と思いながら観ました。

今やタイラー・ペリーのせいで、黒人映画はとり付かれたようにゴスペル映画が増えています。70年代のアクション映画の頃のよう。作られれば作られる程に、どんどんと質は下がっていくばかり。しかしこのオリジナルのミュージカルはタイラー・ペリーよりも先に作られている。この映画がそれらの先駆者であり、オリジナルとも言える。元々は数々のスーパースターのバックシンガーとして、そしてソロとして活躍したドリス・トロイの半生を姉妹のヴァイ・ヒギンセンがミュージカルにした作品。それこそ、ドリスはホイットニーの母であるシシー・ヒューストンや従姉妹のディオンヌ・ワーウィックのバックでも歌っていた。ドリスは牧師の娘として、父親からの愛情をたっぷり受けて育ち、父の教会でもソロリストとして活躍。しかし父が亡くなってからは、母と対立。母の反対を無視して、クラブシンガーになり、そこからプロへと転進し、見事にスターダムを駆け上がる。母は反対に父亡き後、テレビ伝道師として成功していく。その間に挟まれたのが弟。なだめるのが、祖父。

タイトルの「何がなんでも歌いたい!」って情熱を、シアラから全く感じませんでしたね。ただスターダムを楽しみ、そしてそのスターダムに苦しんだだけ。歌とかゴスペルの素晴らしさを全く感じる事は出来なかった。ベン・ヴェリーンの素晴らしさと、パティ・ラベルの大物の雰囲気、ビリー・ゼインの(いい意味での)気持ち悪さが目立った。やっぱりベン・ヴェーリンみたいなベテランは凄いなと。「Red Tails / 日本未公開 (2012)」にも出ていたケビン・フィリップスの可愛さもたまらないですね。そしてゴスペル歌手のスモーキー・ノーフルもカメオ出演。原作者のヴァイ・ヒギンセンも出演してます。ついでにディディのベイビーママであるキム・ポーターも出演。ヒル・ハーパーの恋人役。そうだ、ヒル・ハーパーも出演してました。

ドリス役にジェニファー・ハドソン、母親役でホイットニー・ヒューストン、マネージャー役にブレア・アンダーウッド、弟役にアンソニー・マッキーとかで見てみたかったかも。何度も公開日が伸びて、結局ビデオスルーになった理由は分かる気がした。ベストの状態で映画化して欲しかった!!それが出来た筈なので、余計に残念。

 トリビア
日本公演も果たしている人気ミュージカルの舞台「ママ、アイ・ウォント・シング」の映画化を、多くのDVD化で頑張っている製作会社「Code Black」が手がけた作品。主役のアマラには、歌手のシアラが選ばれた事も話題。他の共演者にも現役の歌手が多く登場する事も話題で、大御所のパティ・ラベル、Ne-Yo、ボビー・バランティーノ、「ニュー・エディション」のメインボーカリストのラルフ・トレスヴァント等が登場する。トレスヴァントは主役のシアラの父親役で牧師。更には、ミュージカル舞台の大御所「ジーザス・クライスト・スーパースター」でお馴染みのヴァン・ヴァーレンも出演。共演には「ジョセフィン・ベイカー物語」のリン・ホイットフィールド。

2007/11/2から限定公開→2008年3月限定公開予定→2008年2月29日限定公開→2008年夏公開予定→2008/10/10に変更→DVD発売オンリー??→2009/4/10に変更??。
制作会社の公式サイトには4/10/2008公開となっているが、DVDに入っている予告ではDVD発売となっている。DVD発売オンリーの可能性が一番近い。また変更になって今の所(1/9/09)ではオフィシャルサイトで2009年秋公開となっているが公開されず、現代官界では2010年2月と噂されている。また変更になり2010年2月に公開される見込み無し。2012年のバレンタインデーにDVD発売となった。

 その他

 受賞歴

 サウンドトラック


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 リンク
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 インフォサイト
http://imdb.com/title/tt0880569/
http://en.wikipedia.org/wiki/Mama,_I_Want_to_Sing!
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Last Modified: 2007-09-06
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