2051
Cast >>Cuba Gooding Jr. (Eugene), Dennis Haysbert (Searcy), LisaGay Hamilton (Sheila King), Richard T. Jones (Perry), Paula Jai Parker (Gina Sanders), Malcolm M. Mays (Tahime), Kevin Hendricks (Peanut), Carlton Byrd (Clifton) ...
Director >>Jake Goldberger
Writer >>Jake Goldberger, David Scott, Dan Wetzel
Producer >>Tatiana Kelly, Jim Young
Genre >>Drama
Country >>USA

 総合ポイント 3.75点/5点満点中
内容 >>4 演技 >>4 演出 >>3 音楽 >>4

 レビュー
"Protect your king"
ユージン(キューバ・グッディング・ジュニア)とシアーシー(デニス・ヘイスバート)は、格子越しにチェスをしていた。ユージンはもうすぐ出所するので、シアーシーは自分で作ったチェスのキングをユージンに託した。出所後、中々職を見つける事が出来なかったが、友人の紹介で、学校の掃除の仕事を手に入れた。しかし前科の事は隠しておいた。そして昔仲間だったペリー(リチャード・T・ジョーンズ)が、また仕事しようとちょっかいを出してくる。そんな時居残り教室で先生と、問題児であるクリフトン(カールトン・バード)がいざこざになり、先生は出て行ってしまった。困った校長(リサゲイ・ハミルトン)は、近くに居たユージンに数分間だけその教室を見て欲しいと頼んだ。大騒ぎな教室であったが、ユージンはその騒ぎを鎮めた。校長は驚いた。ユージンは放課後チェスクラブを始める事にした。すぐに懐くピーナッツ(ケヴィン・ヘンドリックス)、全然懐かないがチェスの類まれなる才能を見せるT(マルコム・M・メイズ)。しかし2人はクリフトンとは小さい頃から友人で、クリフトンにはノーと言えなかった。そんなクリフトンは、ペリーの下で働いている事はユージンも感づいていたが...

90年代には沢山制作されていた元犯罪者が立ち直り、コミュニティの為に古墳奮闘するドラマである。一時はあんなに沢山作られていたのに、最近は殆ど見なかった。飽きられたのもあるかもしれない。しかし復活!である。「大統領の執事の涙」でも好演を見せていたキューバ・グッディング・ジュニアの主演。最近、彼の主演映画はこのようにDVDスルーとなる事が多いのが残念だ。元犯罪者で改心しようとする男を、実に自然に演じている。あのしわくちゃな顔が余計に彼の苦労、そして逆に笑顔を引き立てる。本当にいい役者になった。あのオスカーでの興奮のスピーチ以来、いい役やいい映画に恵まれる事は稀だったけど、どの映画でも頑張っている彼の姿がある。物語もこの手の映画にはありがちなストーリー展開ではあるけれど、この人が演じたユージンが魅力的であった。自分が踏み外して大変な思いをして、ここまできた人生で学んできた事を一生懸命子供たちに伝えようとしているのに素直に感動する。

人生先を読む事は誰も出来ないけれど、自分で考えた正しい道は進む事は出来る。そして間違えた道を正す事が出来るのも自分なのだ。ユージンは身を持って子供たちに「キング」の進め方を教えているのだった。
(Reviewed >> 2/17/14:DVDにて鑑賞)

 100本映画
今、音楽は80年代、映画は90年代なんだと思う。グラミーを取ったダフト・パンクの「Get Lucky」なんて、ナイル・ロジャースまで引っ張り出してきてモロに80年代の曲。ブルーノ・マーズは曲は70年代ぽいと一瞬思うけど、実際には80年代的。あのブルーノ独特な軽さとポップさと楽しさは、レディ・フォー・ザ・ワールドとか思い出しちゃう。で、映画は90年代。スパイク・リーが台頭し、その下の世代ジョン・シングルトンにマティ・リッチにヒューズ兄弟が出てきた頃の90年代。ロサンジェルスやニューヨークの都会生活の厳しさを訴えた作品。ジョン・シングルトンの「Boyz N The Hood / ボーイズ’ン・ザ・フッド (1991)」の成功以降、それらの作品が量産された。その時にもっとも量産されたのが、「Malcolm X / マルコムX (1992)」を最高峰とする、元犯罪者が改心して自分のコミュニティに還元していくという物語だ*1。この映画もその90年代の香りがする映画。なんて言ったって1996年にアカデミー賞の助演男優賞を受賞したキューバ・グッディング・ジュニアが主演なんですもの!!

実際にあった出来事からインスパイアされて出来た作品。ワシントンDCが舞台。キューバ・グッディング・ジュニア演じるユージンという男は監獄に居た。格子越しにシアーシー(デニス・ヘイスバート)とチェスをしていた。どうやらシアーシーがユージンにチェスを教え込み、その他の事も色々と面倒と見ていた様子で、ユージンはもうすぐ出所する予定だった。しかし出所したらしたで、娘のカトリーナは滅茶苦茶怒っているし、何しろ職が見つからない。でも昔からの友人が学校の掃除をしていて、その仕事を推薦してくれた。学校の校長(リサゲイ・ハミルトン)は予算が無いから、あんまり払えないよと言われた。しかもユージンは履歴書の「逮捕歴あり?」の欄で、嘘ついて無しと答えた。しばらくして、学校を掃除中に、居残りさせられていた生徒達が悪さをして、先生が出て行ってしまった。校長は少しの間だけ、子供たちを見ていてと近くに居たユージンに頼んだ。その時にチェスを子供たちにやらせようとしたが、子供たちはバカにしてやらなかった。しかし子供たちの騒ぎを静め、校長はびっくりした。学校で放課後にチェスクラブをやる事を許してくれた。ようやく地に足がついたユージンだが、昔の仲間ペリー(リチャード・T・ジョーンズ)がやたらとちょっかい出してくる。しかもペリーが校長にユージンの逮捕歴の事をバラしたようで、ユージンは学校をクビになってしまう。しかしユージンは自分で家を購入し、自分のチェスクラブを始めたのだった!

チェスで子供たちを更生するというのは「Brooklyn Castle / 日本未公開 (2012)」っていうドキュメンタリーでも観た。短絡的な事件が多発する子供たちの間には、先々の事を考えながら駒を進めるチェスというものが、非常に役に立つのかもしれない。この映画のユージンが子供たちに託したメッセージもそれだった。「キングを守る為に、先を考えて駒を進めろ」というもの。それが出来なかった若い頃のユージンは悪い事をして捕まり、長いこと監獄に居た。また自分もそういう環境で生まれ育ったから、学校で問題を抱えた子供たちの気持ちや状況をすぐに汲み取る事が出来た。そんなユージンという男を、これまたキューバ・グッディング・ジュニアは魅力的に演じている。顔をしわくちゃにしながら。時には兄貴、時には父親、時には仲間となって、学生達に向き合っているのが上手い。学生を演じた3人にも目を引く。最高に悪いクリフトンを演じたカールトン・バード、チェスの類まれな天才的な才能をみせたTを演じたマルコム・M・メイズ、その2人とは幼馴染でユージンにもすぐに心を開く人懐っこいピーナッツを演じたケビン・ヘンドリックス。等身大。ピーナッツ役の子は、クリス・ブラウン的小動物系の目がウルウルの母性本能をくすぐるタイプなので、あの結末は非常に辛い。

90年代的映画にあった「状況は悪いけど、私だってやったるで!」的なやる気を与えてくれる。キューバ・グッディング・ジュニア、最近でもいい映画に出ているんだけど、どうもDVDスルーなんだよね...

 トリビア
キューバ・グッディング・ジュニア主演のインディペンデンス映画。アメリカでは1/17/2014より限定公開。

 その他

 受賞歴

 サウンドトラック


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 インフォサイト
http://www.imdb.com/title/tt2708254/
http://en.wikipedia.org/wiki/Life_of_a_King
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Last Modified: 2013-10-08
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