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Cast >>Bill Cosby (Leonard Parker), Tom Courtenay (Frayn), Joe Don Baker (Nick Snyderburn), Moses Gunn (Giorgio Francozzi) ...
Director >>Paul Weiland
Writer >>Bill Cosby (story), Jonathan Reynolds
Producer >>Bill Cosby
Genre >>Comedy
Country >>USA

 総合ポイント 2点/5点満点中
内容 >>2 演技 >>2 演出 >>2 音楽 >>2

 レビュー
No Meat
CIAエージェントが捜査中に殺された。CIAは引退していたレオナルド(ビル・コズビー)を戻して、その捜査を引き継がせる事にしたが、レオナルドは別れた妻(パット・コルベア)と寄りを戻す事に夢中となっていた。そんな時に娘(ヴィクトリア・ロウレル)が40歳も年が離れた彼氏(モーゼス・ガン)を連れて戻ってきたのだった...

ビル・コズビーが絶好調時に作られた作品。脚本・主演・制作を担当。この映画が制作されたとき、コズビーは「コズビー・ショー」を視聴率ナンバーワンにして、人気のピーク時にあった。それもあって、制作は彼のやりたいように出来た。実際に出来たのを見ていると、お金が掛かっている事が分かる。当時で24ミリオン掛かっている。かなりの金額だ。しかし、見事に失敗した。理由は簡単だ。コズビーのエゴ。コズビーはアメリカのコメディアンきってのストーリーテーラーだ。しかしここではらしくない、メル・ブルックス風にジョークの畳み掛けをしている。お金をかけた割には、とってもチープに見えた監督の演出にもある。

人気の頂点でらしさを失ったスター。ビル・コズビーのようなインテリにだって起こりうるという事。コズビーの苦い思い出。
(Reviewed >> 11/23/13:DVDにて鑑賞)

 100本映画
ビル・コズビー、御歳76歳!まだまだ現役。今週末に彼のスタンダップコメディ・ライブのスペシャルがコメディ・セントラルで放送されたばかり。さすがにほぼ90%は椅子に座ったままで話すだけだったけど、凄かった。語り口は全然衰えていない!というか、逆に進化してね?と思わせる程。面白かったです。というのもあって、こちらの作品を。

この作品は逆にビル・コズビーの中で悪評高き作品。多分本人も忘れたい作品なのです。主演・脚本・制作を担当しておきながら、公開前にはファンに向かって「お金の無駄になるから見に来なくていいよ」と発言し、当時のコズビーの人気もあって、その発言は波紋を広げた。この時のコズビーは本当に凄い人気だった。80年代の象徴ともなった、TVシリーズ「コズビー・ショー」が放送されていた時だった。この頃はテレビといえば、オプラ・ウィンフリーかビル・コズビーか!と言われていた時代。様々な雑誌のカバーも飾り、ビル・コズビーの名前は長者番付に並んでいた。というのもあって、この映画を制作したコロンビアは24ミリオン・ドルを用意。当時で24ミリオンは凄いよ。この前の「The Best Man Holiday / 日本未公開 (2013)」だって、17ミリオン。同じ年の「アンタッチャブル」だって20ミリオンらしいからね。まあ、その24ミリオン、無駄!悪役のアジトとなる工場にお金掛けたのは、よーく分かった。

ビル・コズビーは元CIAエージェントのレオナルド。今は引退して、レストラン経営。引退したのは、別れた妻とよりを戻したいから。だけど、その妻は中々手ごわい。そんなレオナルドの元に、女優志願のまだ20歳の娘が戻ってくる。しかも恋人だと言う66歳のいんちき臭い舞台演出家と共に!そんな頃に、CIAエージェントが次々とミステリアスに殺されていく。殺された彼等は共通して「インターナショナル・ツナ」の捜査中だった。CIAは優秀だったレオナルドを引き戻し、「インターナショナル・ツナ」を潰したかったが、レオナルドは妻を引き戻したかったのだった...

なんていうか、ビル・コズビー的「The Adventures of Pluto Nash / プルート・ナッシュ (2002)」かな。黒人コメディアンが、人気絶頂期に作るSFコメディはとにかくコケる!この作品に関して言えば、ビル・コズビーぽさがまるで無い。メル・ブルックス的な細かいギャクを畳み掛ける。死体につまづくシーンとかそう。コズビーはこういうジョークじゃないよねっていう。メル・ブルックスはその道のプロ!だからしつこく感じない。でもコズビーがそれやっちゃうと、しつこいんだよね。作りも全体的にお金掛けた割にはチープ。ダサい。そしてせっかくのピーボ・ブライソンとレジーナ・ベルという最高のコンビによる楽曲も、さすがにこの映画には全く合ってなかった。残念。全てが無駄使い!!

とは言え、オッバ・ババトゥンデがボンゴたたいていたり、「Bad Boys / バッド・ボーイズ (1995)」でウィル・スミスとマーティン・ローレンスと同じ署内で働いていた女性が、英語が話せない占い師として出ていたー。そして娘の66歳の恋人を演じたのが、「Shaft / 黒いジャガー (1971)」のバンピー親分演じたモーゼス・ガン!って事くらいかな?

あ、邦題では「コスビー」だよね。私もそれでずっと「コスビー」だと思っていた。けど、彼は友達から「Cos」と呼ばれていて、それはハッキリと「コズ」なんだよね。って事で、私は最近「コズビー」にしてます。

 トリビア
当時TVシリーズ「コズビー・ショー」でお茶の間を席巻していたビル・コズビーが制作したコメディ。しかし映画はコケている。

 その他

 受賞歴
* Razzie Awards
2005 Nominated Worst 'Comedy' of Our First 25 Years
1988 Won Worst Actor : Bill Cosby
1988 Won Worst Picture
1988 Won Worst Screenplay
1988 Nominated Worst Director : Paul Weiland
1988 Nominated Worst Supporting Actress : Gloria Foster

 サウンドトラック


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 リンク
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 インフォサイト
http://www.imdb.com/title/tt0093405/
http://en.wikipedia.org/wiki/Leonard_Part_6
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=19502

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Last Modified: 2012-10-15
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