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Cast >>Omari Hardwick (Michael Wright), Sharon Leal (Cathrine Wright), Gary Dourdan (George), Rocsi (Claudia), Lynn Whitfield (Lorraine), Richard T. Jones (Mr. Tines), Darrin Dewitt Henson (Dr. Jacobs), Tatyana Ali (Jillian), Bill Cobbs (Pastor Barnes) ...
Director >>Paul D. Hannah
Writer >>Paul D. Hannah
Producer >>Paul D. Hannah, Angela White
Genre >>Thriller
Country >>USA

 総合ポイント 3.75点/5点満点中
内容 >>3 演技 >>4 演出 >>4 音楽 >>4

 レビュー
"Dearest Michael"
マイケル(オマリ・ハードウィック)とキャサリン(シャロン・リール)は、誰もが羨むカップルで、マイケルはしっかりとした仕事を持ち、キャサリンは美貌に恵まれ、完璧なカップルにしか見えなかった。本人達もそう思っていた。マイケルの母(リン・ホイットフィールド)以外は... しかし、ある日マイケルが仕事中に、保険会社の調査員(リチャード・T・ジョーンズ)が訪ねてきて、20年前の火災について聞かれた。それからキャサリンは平常心を失っていき、昔の睡眠障害が出始める。キャサリンは里親の下で育てられ、同じ里親に育ったジョージ(ゲイリー・ドゥーダン)とクラウディア(ロクシ)が本物の兄妹のように強い絆で結ばれていた。2人の歯車が狂い始める...

インディペンデンス系のロマンススリラー。最近こういう作品が出る事が多いオマリ・ハードウィックとシャロン・リールが主演。お手の物という貫禄が出てきていた。話とタイトルはかなりかけ離れていたのが残念。せめてキャサリンがよく手紙を書くキャラとかなら分かるけど、最後の手紙は唐突過ぎるかな。物語も途中から見えちゃうけど、それでも2人の苦境とギリギリに追い詰められていく感じが最高だった。そして謎の男ゲイリー・ドゥーダンが演じたジョージとキャサリン、そしてマイケルとの関係性が少しずつ明らかになっていくのも面白い。ゲイリー・ドゥーダン独特のセクシーさと枯れ方が余計に物語を切なくする。

最近多産されているこの手の作品だが、キャスティングが良かったので観れた作品だとは思う。ただここに出てくる悲劇はとてもとても悲惨で、それが意外と簡単に片付けられていたのは何だか腑に落ちないところではある。多分一生逃げ回るんでしょうね。
(Reviewed >> 10/9/14:DVDにて鑑賞)

 100本映画
オマリ・ハードウィック、今年は本当にいい!Starzという別途有料チャンネルなので見てないけど、50セントがプロデュースの主演ドラマ『Power』もかなり好評!私が彼を気になりだしたのは、『Linewatch / バトル・ライン (2008)』でしたわ。主演のキューバ・グッティング・ジュニアを追い詰める悪役。ほらね、ちゃんと良かったって書いているでしょー。私が期待しているエヴァ・デュヴァルネイの『I Will Follow / 日本未公開 (2011)』辺りからゾッコン。デュヴァルネイとのコンビ作はいいよ、本当に。『Middle of Nowhere / 日本未公開 (2012)』とかも最高だしね!ラストとか最高に美しい。彼はデュヴァルネイの男ミューズなんかな。でも『Middle of Nowhere』でオマリを手放し開放しちゃったからねー。そしてデビット・オイェロウォという新たな男ミューズを手に入れて、次回作はオイェロウォが主演の『Selma / 日本未公開 (2014)』かー。そうかもねー。繋がる!という事で、この作品にはデュヴァルネイは関係ないけど、オマリ・ハードウィック主演のインディ系の大人のサスペンス。

傍から見ても完璧なマイケル(オマリ・ハードウィック)とキャサリン(シャロン・リール)が、結婚した。マイケルはしっかりとした仕事を持ち順調で、キャサリンはそんなマイケルを専業主婦として支えた。しかしマイケルの母(リン・ホイットフィールド)だけが、結婚には反対だった。キャサリンの事を良く知らないと。順調だった結婚生活、しかし1人の訪問者がキャサリンを崩していく。20年前の火事について、保険会社がまた調査を開始したのだった。キャサリンは里親の下で育った女の子で、その里親の家が燃え、里親が亡くなったのだった。キャサリンは、同じ里親で育った本物の兄弟のようなジョージ(ゲイリー・ドゥーダン)とクラウディア(ロクシ)が居た。ジョージとマイケルは知り合いで、マイケルが大学時代にジョージはお金の面で助けてあげた事もある間柄だったのだ。調査員が来て火事について聞かれてから以降、キャサリンは精神面を崩し始め、昔の睡眠障害がまた出始める。そんな中、キャサリンは妊娠して出産。キャサリンは平常心を失っていき、マイケルの仕事にも支障が出てくるようになり...

酷いよー。物語がとか映画がとかじゃなく、このキャサリンがね。何ていうんでしょう、触れる物を不幸にしていく悪女。でも本人自覚なくて、被害者的に思ってるからね。まあ被害者である事は確かなんだけどね。でも加害者でもあるから、同情は出来ないよね。そしてこのラストね。『昼顔』的にスッキリしない!いやあれ以上にスッキリしない!しかも最低な罪を犯しているのに、お咎めないからねー。「ええー!それは無いでしょう!」っていう観客を裏切る展開ね。男達だけが被害者だからねー。まあ、ゲイリー・ドゥーダンの役は自業自得だからいいんだけど、オマリ・ハードウィックのマイケルは不幸過ぎる... のぉ... (ノω・、) ウゥ・・・ 浮気もしないし、カッコいいし、超セクシーでお腹は彫刻みたいだし、腕ムキムキだし、しかも仕事出来るのに... 最後は精神飛んじゃった妻の勝手な妄想で... 映画史上、最も...かは分からないけど、それに近い感じの可哀想で悲惨な男性だと思いましたわ!

もう1人の男、ゲイリー・ドゥーダンが演じたジョージも、キャサリンの事を女として愛していたんだろうなーと強く感じる。まあ色々とスキャンダルが多かったゲイリー・ドゥーダンだけど、この映画での枯れた感じと、でもやっぱりまだまだセクシーな所が、このジョージって男を切なくしているのよね。ハマリ役。今までで一番いいと思った。

冒頭で教会で結婚式して、その後会場でシャンパン飲んでいるんだけど、あり得ないよね。教会でお酒はないかと。あれどう見ても教会のホールぽい。と、そんな所まで突っ込める程になりました。でもこの手の映画にしては、観客を物語に引き込ませるのが中々上手い面白い作品でした。オマリ・ハードウィック、マジでいいわー。

 トリビア

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Last Modified: 2014-10-09
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