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●● レビュー "In the name of love, What more in the name of love"ジャーナリストのトム・ブロコウがキング牧師の側近などに話しを聞くドキュメンタリー。ヒストリーチャンネルにて放送。 キング牧師のドキュメンタリーは数多く存在する。その中でも丁度いい1時間半程度にまとめたドキュメンタリーである。キング牧師をより深く知る為というより、キング牧師の事をこれから知ろうとする為の人の入門版的に最適だ。生まれた時から暗殺されその後までをコンパクトに分かりやすくまとめている。トム・ブロコウが関わったお陰か、語る人々の顔ぶれが豪華なのもいい。U2のボノ(キング牧師のために作った曲「Pride」が効果的に使われている)や、ビル・クリントンまで。クリントン元大統領が当時の様子を白人側として率直に語っているのも面白い。 これからキング牧師を学ぼうとしている人々に是非観てもらいたいドキュメンタリー。内容・時間ともに実に丁度いい。 (Reviewed >> 6/3/15:DVDにて鑑賞) |
●● 100本映画 こちらはヒストリーチャンネルで放送した1時間半位のドキュメンタリー。有名なジャーナリストのトム・ブロコウがキング牧師の側近などに話を聞いている。いきなりU2の「プライド(イン・ザ・ネーム・オブ・ラブ)」が流れる。この曲はU2がキング牧師を思い歌った曲。名曲だ。もちろんブロコウはU2のボノにも話を聞いている。今回はキング牧師の息子であるマーティン・ルーサー・キング3世にも聞いており、父親としてのキング牧師も語られており、非常に興味深かった。キング3世は、「私たち(子供たち)は、父から大変愛されていた事を知ってましたよ」。キング牧師は結婚早々に教会に行き、そこで就任早々にモントゴメリーのバスボイコットを指導する事になるので、家庭での時間が全くなかった。それでも時間が出来た時には子供たちと精一杯遊んでいたというから、凄いバイタリティだ。とは言え、キング3世も大人になった今だからこそ父の存在価値を知った故で言える言葉で、子供の時にはやっぱり寂しい思いをしていたんでしょうね。それと、キング牧師がビリヤードをしている写真を時々見かける事ありますよね(小さいですが今日の写真をご参照あれ)。あれは、キング牧師が若者と交流を深める為にやっていた事らしい。しかもビリヤードも中々な腕だったそうで、技を決めながら若者たちに色んな事を話していたそうで、みんなちゃんと聞いていたそうだ。当時のビリヤード場は所謂不良のたまり場でもあった(70年代のブラックスプロイテーションにはよくビリヤード場が出てきますよね)。リチャード・プライヤーのおばあちゃんが経営していた売春宿も、そのかなり前の時代になるが、表向きはビリヤード場だった。そんなちょっと悪い子たちが集まる場所で、キング牧師は子供たちが分かるような言葉で、自分の信念を話していたそうだ。つまり教会での説教と同じ内容なんだけど、子供たちが理解しやすく話していた。しかも滅茶苦茶クールだったそう。そこがキング牧師の素晴らしさ。自分は牧師の子だからずっといい所の子として真面目に育ってきたのに、そういう反対側にいる人たちとも会話をしてきた所。 そしてこのドキュメンタリーのテーマの一つが「キング牧師が誰に殺されたのではなく、何がキング牧師を殺したのか?」という事。 (1369本目) |
●● トリビア ヒストリーチャンネルにて制作・放送されたマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師のドキュメンタリー。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt1214970/Not available from Wikipedia Not available from Allcinema |
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