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Cast >>Jean-Michel Basquiat, Julian Schnabel, Larry Gagosian, Bruno Bischofberger, Tony Shafrazi, Fab Five Freddy, Deitch Projects, Glenn O'Brien, Maripol, Kai Eric, Nicholas Taylor, Fred Hoffmann, Michael Holman, Diego Cortez, Annina Nosei, Suzanne Mallouk, Rene Ricard, Kenny Scharf, Tamra Davis
Director >>Tamra Davis
Writer >>
Producer >>Tamra Davis, David Koh, Lilly Bright, Stanley Buchthal, Alexis Manya Spraic
Genre >>Documentary
Country >>USA
Release (JP) >>12 / 08 / 2010

 総合ポイント 4.75点/5点満点中
内容 >>5 演技 >>N/A 演出 >>4 音楽 >>5

 レビュー
This is a song for the genius child.
1980年代のニューヨークに彗星のごとく現れたアーティストのジャン=ミシェル・バスキア。その彼の生涯を未公開インタビューと共に振り返る。

未公開インタビューで見せる笑顔がたまらない。彼の最後を知っているかだろうか?無垢に笑う彼の笑顔を直視出来ない。1980年代というクレイジーな時代に突如現れたアーティスト。彼は時代に翻弄された感じも受けた。しかしその時代が彼の出現を待っていたかのようにも見える。個性の集まるニューヨークのクラブシーンで「一番になりたい」と輝き続けた星。成功を手に入れ、アンディ・ウォーホールとのかけがえの無い関係を手に入れ、「一番」になった。しかしそれは彼を滅ぼす麻薬を手に入れるお金も手に入れたのだった。
映画では当時の珍しい映像や当時の音楽により、バスキアが輝いた時代が再現されているので、タイムスリップしてあの時代を共に生きているかのようだった。

監督のタムラ・デイビスは最高の愛と共にバスキアの姿を浮き彫りにしている。そしてなぜあの無垢な笑顔を見せていたバスキアが27歳という若さでこの世を去ってしまったのかも...
(Reviewed >> 11/18/10:DVDにて鑑賞)

 100本映画
なんでしょ?これ見たら急に「Wild Style / ワイルド・スタイル (1983)」見たくなってしまいました。タイトルでお分かりの通り、ジャン=ミシェル・バスキアについてのドキュメンタリー。バスキアはヒップホップやっていた訳じゃないし、このドキュメンタリーに寄れば本人はジャズのビーバップが大好きだったし、彼が参加していたバンド「グレイ」もヒップホップ系ではない。だけど創世記のニューヨークのヒップホップに触れたくなってしまう、そんなドキュメンタリーでした。監督がビースティ・ボーイズのアダムの奥さんで「CB4 / CB4 (1993)」撮ってたりするし、ビースティ・ボーイズのアダムとマイクが音楽でこのドキュメンタリーに参加しているのもあるからかな??ファブ・5・フレディと仲が良かったからかな?バスキアが短い人生を駆け抜けたニューヨークの雰囲気がそのままスクリーンに映し出された感じ。あの時代にニューヨークのCBGBで遊んでたら面白かっただろうねーという感じです。そういえば高校生の時にホームステイした時に同じ仲間がニューヨークに行った時にやたらと「CBGBに行きたい」と言っていたので、その名前を聞くたびに思い出しますわ。パンク系じゃないし普通の高校生だったけど。更にはニューヨークのパーティ事情を紹介するローカル番組の映像が見れたりと余計にその雰囲気を味あわせてくれます。そして当時付き合っていた元恋人がインタビューに答えたり、バスキアに初めてチャンスを与えた画廊がインタビューに答えていたりと、アンディ・ウォーホールの側近等も登場し(初めて彼等が会った時のウォーホールの言葉が泣ける)、色々な角度からバスキアを知る事が出来る。

そしてバスキアは残念ながらクスリによって他界してしまいましたが、彼がクスリに手を出したのはニューヨークに居る時だけだったとの事。当時流行していたアッパー系のクラックじゃなくて、ダウナー系のヘロインをやっていたらしい。なんともらしいと思ってしまいました。ハワイも好きで結構行ってたらしく、ハワイのハナが好きだったとの事。ハナはリチャード・プライヤーもお気に入りで日本家屋風の別荘を持っていた。ロサンジェルスでもアトリエを持ち、そこではかなりリラックスして作品を作っていたらしい。なぜかハワイやロサンジェルスではクスリを使わずシラフで居れたそうだ。その時に出会ったのが、この映画監督タムラ・デイビス。もう1人の共通の友人ベッキー・ジョンソンと共にロサンジェルスのホテルでインタビューしていた。しかしデイビスはバスキアが亡くなってから、悲しさの余りにそのテープをお蔵入りにしてしまった。たまたま友人にそのテープを見せた時に「いやいや眠らせていてはいけない、今こそバスキアを知ってもらおう!」と、バスキアの周辺の人達にインタビューする旅に出かけるようになって、この映画は完成したとの事。バスキアが随分とリラックスして語っている姿が、この映画の一番の見所です。監督のバスキアへの愛情が伝わってくる作品です。彼は家出した時から、もう有名になるような運命だったと感じました。

それにしても...まさかあの映画監督ケヴィン・ブレイがバスキアと仲が良かったとは... だって監督、「Linewatch / バトル・ライン (2008)」とかB級作品の監督だよ。面白い映画作るけど、芸術作品じゃないしね。ぜーーーーーったいに彼の作品とバスキアの作品は繋がらないもの...

日本でも12月から公開予定らしいですよ。そしてこの映画見ると、右上の写真の意味が分かりますぜ。

 トリビア
ニューヨークで活躍したアーティストのジャン=ミシェル・バスキアのドキュメンタリーでありオマージュ。監督のタムラ・デイビスはビスティー・ボーイズのマイクDと結婚しているが映画「CB4(1993)」等やミュージックビデオの監督として知られ、バスキアとは友人だった。バスキアが亡くなる2年前に彼とのインタビューをフィルムに収めたが、亡くなった為にそのままになっていた。20年の時を経てドキュメンタリー映画とした。

サンダンス映画祭で公開。

 その他

 受賞歴
* Sundance Film Festival
2010 Nominated Grand Jury Prize Documentary : Tamra Davis

 サウンドトラック
J. Ralph, Adam Horovitz, Michael Diamond

Soundtracks not available

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 リンク
US Official SiteJP Official Site

 インフォサイト
http://www.imdb.com/title/tt1568335/
http://en.wikipedia.org/wiki/Jean-Michel_Basquiat:_The_Radiant_Child
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Last Modified: 2010-03-14
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