Jazz on a Summer's Day / 真夏の夜のジャズ (1959)

●^●　総合ポイント　4.5点／5点満点中

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●^●　レビュー

Jazz at the Newport
1958年、ロードアイランド州ニューポートにて行われたジャズ・フェスティバルとヨットのアメリカ・カップのトライアルの記録映画。

1999年に国立映画登録簿入りしているドキュメンタリー映画。ニューポート・ジャズ・フェスティバルと言えば、伝説的で歴史あるジャズ・フェスティバル。幾つもの名作ライブ・アルバムも誕生してきた場所だ。この1958年にはルイ・アームストロングやマヘリア・ジャクソンにセロニアス・モンクにダイナ・ワシントンまで出演していた。それが記録となって残っているのがこの作品の存在意義であろう。2016年になっても、プレイヤーに入れれば、それがまたお茶の間で再現されるのだから。が、もうちょっと演奏の方を楽しみたかったというのもちょっとある。観客の顔やヨットも大事だけれど、せっかくだからやっぱりあの偉大な人たちの演奏表情も楽しみたかった。

揺れる水面の写る”NEWPORT"の文字。それだけでもクール。偉大なジャズの巨人たちが同じステージに立って凄い演奏をしていたという凄い記録がここに残っている。

(Reviewed >> 6/6/16：DVDにて鑑賞)

●^●　100本映画

1999年に国立映画登録簿入りしているドキュメンタリー映画...となると、凄い作品に間違いない。こっちも構えて見ちゃいますよね。夏ですもの、ジャズでしょう！ファッション誌のカメラマンで、戦争時には徴兵で日本でも写真を撮っていた若きバート・スターンが監督。まだ若い時期で、「このフェスティバルを撮っておかないと！」という使命的なものを感じたという。ゴードン・パークスもそうですけど、元々写真家が撮る映画は大抵が光の使い方とか上手くて綺麗。同じフィルムで撮ったのか？と思う程。そしてこの映画の場合は、ルイ・アームストロングやセロニアス・モンクにダイナ・ワシントンにマヘリア・ジャクソンにチャック・ベリーなどというジャズ（ロック）界の巨匠たちの姿がその綺麗な映像に残されているのだ！って事ですよ！！だから登録簿入り出来た訳です。でも残念なのが、ニューポート・ジャズ・フェスティバルを追っただけでなく、一緒に？開催されていたヨットのアメリカ・カップのトライアルも追っているので、時にそのヨットの映像に切り替わるのが残念だった。あと、観客の表情の長回しも要らないよね。ちょっとなら雰囲気が伝わるからいいけど。それよりステージの凄い人達の表情が見たい！

（1483本目）

●^●　トリビア

1999年に国立映画登録簿入りしたドキュメンタリー映画。ルイ・アームストロングやセロニアス・モンクなどが出演しているジャズ及びロックのフェスを追うドキュメンタリー。

●^●　受賞歴

* National Film Preservation Board, USA
1999 Won National Film Registry

●^●　サウンドトラック

1. Train and the River - The Jimmy Giuffre Trio
2. Blue Monk - Thelonious Monk
3. Loose Walk - Sonny Stitt
4. Sweet Georgia Brown - Anita O'day
5. Tea For Two - Anita O'day
6. All Of Me - Dinah Washington
7. Catch as Catch Can - Gerry Mulligan
8. I Ain't Mad at You - Big Maybelle
9. Sweet Little Sixteen - Chuck Berry
10. Blue Sands - The Chico Hamilton Quintet
11. Up a Lazy River - Louis Armstrong
12. Tiger Rag - Louis Armstrong
13. Rockin' Chair - Louis Armstrong
14. When the Saints Go Marching In - Louis Armstrong
15. Medley: Walk All Over God's Heaven/Didn't it Rain - Mahalia Jackson
16. The Lord's Prayer - Mahalia Jackson

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