1929
Cast >>Allen Iverson, John Thompson, Tom Brokaw, Larry Brown, Dwyane Wade, Carmelo Anthony, Gary Moore, Pat Croce, Scoop Jackson, Charie Sheen ...
Director >>Zatella Beatty
Writer >>
Producer >>Zatella Beatty, Ted Faye
Genre >>Documentary
Country >>USA

 総合ポイント 4点/5点満点中
内容 >>4 演技 >>N/A 演出 >>3 音楽 >>5

 レビュー
Lyrics'll fall like Allen Iverson dribble the ball
NBAで大活躍したアレン・アイバーソン。そのNBAに辿りつくまでの数奇な道のりと、そしてNBAでの活躍を追うドキュメンタリー。

アレン・アイバーソンほど、ラップで語られたNBA選手はいないであろう。最初に書いた一節もラキムのラップの一節だ。アイバーソンがドリブルするように「滑らかに自然と美しくカッコ良く」リリックが生まれていく...というカギカッコの部分を書かなくても、アイバーソンの名前を出すだけでそれだけで分かってしまうのが、彼なのだ。このドキュメンタリー自体は、オーソドックスにアレン・アイバーソンの姿を追っていっている。所謂、初心者向けにとても優れたドキュメンタリーである。これを観ると「なるほど」と知らなかった人も知れるし、マスコミによって踊らされていた情報を訂正することすら出来る。特に、アレン・アイバーソンを苦しめた「練習?」のコメントは実に良く編集され、訂正されている。インタビューをした人たちの質と量も良い。有名になる前の友人やマネージャー、そして大学時代のコーチであるジョン・トンプソン、そしてNBAの時のコーチであり確執まであったラリー・ブラウン。当時の様子からアレン・アイバーソンという選手が明らかになっていく。

Keep it real... この言葉はアレン・アイバーソンの為にある。率直・素直。それが過ぎたのかもしれない。でもそれ故にストリートで絶大な人気を誇っているのも確かである。そして涙もろくて熱い可愛い男だった。
(Reviewed >> 10/13/16:VODにて鑑賞)

 100本映画
NBAの異端児アレン・アイバーソンのドキュメンタリー映画。前にも書きましたが、私はアンファニー・”ペニー”・ハーダウェイ世代なので、この映画のアレン・アイバーソンはルーキーの頃からガッツリですよ。でも逆に、アイバーソンとコービー・ブライアントの時代になって、少しNBAを離れた感じかな?しかし、アレン・アイバーソンがドラフト1位となった1996年ドラフトはマイケル・ジョーダンの1884年に次ぐ伝説のドラフトだろうね。凄い才能ばかり。

NetflixでDVD入れる感じだったので、じゃあ待とうかなーと、待っていたんですよ。で、日にちも具体的になったので、これは完全に待とうと思ったら、なぜかその日になってもこない。人気なのかーと思っていたら、結局また下のセーブに落ちちゃった。結局入らなかったのか!と、1年以上も待ちぼうけを食らった映画です。ムッカー!Netflixめ!

アレン・アイバーソンと言えばラップ。特にビギー辺りがアイバーソンにはピッタリ。アイバーソンの事を言っているラップも非常に多い。多分、マイケル・ジョーダンに続いて多いんじゃないかな?コービーも同じ年に入団したけれど、コービーは逆にラップにし難い気がする。出自がそうさせている気がする。コービーのお父さんがプロでお金持っていたし、何しろヨーロッパで育ったからイタリア語だっけ?を喋れたりするんでしょ?普通の黒人はそんなコービーに自分を重ねる事は出来ないもんね。でもアイバーソンなら出来る。服装も話す言葉も自分たちと一緒。彼もシングルマザーからの出。髪型だってコーンロウ。今はそうでもないけど、コーンロウは元々は貧乏故の髪型だった。しかも6フィート(183㎝)と、アメリカ人の平均が5フィート11インチ(180㎝)らしいので、平均よりちょっと1インチだけ大きいだけ。しかも高校でやらかしちゃって刑務所生活まで経験していて、セカンドチャンスでNBAまで上り詰めた。もうこれは、自分たちそのもの。等身大。憧れて当然である。

しかもアイバーソンはアメリカで一番「Keep it Real」な人である。「Keep it Real」を日本語にするのが難しいけれど...変わらない自分、ありのままの自分、嘘つかない自分、フェイクじゃない自分、無理しない自分... そんな所かな?率直で素直。だからこそ勘違いされる事もしばしば。そういえば、コメディアンのデイブ・シャペルの番組で「Keep it Real goes wrong(率直さが間違った方向へ)」みたいなコントがあったのを思い出した。アイバーソンは、Keep it Real故に間違った方向にいってしまった事が多々ある。まず最初が、例の高校での事件だ。ボーリング場で起きた喧嘩で、アイバーソンはそこには居たが一番最初に逃げた(これはテープにも残っている)のに、ありのままで居たアイバーソンは「Mob(暴徒・ギャング)」呼ばわりされた。白人の軍団が仕掛けたのに、罪に問われたのはアイバーソンと仲間だけ。アイバーソンは高校時代からスポーツで目立ち過ぎていた為に、大きなニュースとなった。17歳だったアイバーソンはなぜか大人として裁かれたのだ。それによって名門大学のすべての奨学金を失ってしまう。名黒人コーチのジョン・トンプソンが居るジョージタウン大に母親が頼み込み、何とか大学へ。トンプソンの理解と手助けもあって、アイバーソンはNBAまで行く事が出来た。

そしてNBAで起きた「Keep it Real goes wrong」は、なんといってもあの「練習」事件だろう。練習をしないとインタビューでしつこく聞かれたアイバーソンは「練習だって?」と返した事件である。あの時、アイバーソンの友人が亡くなったばかりで、記者は試合の事を聞かずに練習の事ばかり質問してアイバーソンをイラつかせたのだ。しかしメディアでは、アイバーソンの発言の一部だけを取り上げで、報道が過熱していった。

このドキュメンタリーは割りとオーソドックスにアイバーソンを追っている。初心者向け。なんていうか、アイバーソン的しくじり先生「正直過ぎで失敗しちゃった先生」という感じだ。ただし、誰よりも愛らしい。この前の殿堂入りのスピーチでもそうだったけど、結構泣く。それでいて圧倒的なカリスマを感じる。魅力だらけのNBAが生んだスーパースター。

 トリビア
NBA選手アレン・アイバーソンのドキュメンタリー映画。トライベッカ映画祭にてプレミア上映された。

 その他

 受賞歴

 サウンドトラック


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http://www.imdb.com/title/tt2088745/
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Last Modified: 2014-06-07
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