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●● レビュー ポール・ウィンフィールドと70年代。映画の内容は皆が知っている通り「ハックルベリーの冒険」。何の代わりもない。私がこの映画が好きな点は1点。ポール・ウィンフィールドの演技。彼の演技こそ、70年代が残してくれた遺産。 70年代というと、ブラックスプロイテーション(もちろん、ブラックムービーの歴史において)。誰もが、「黒人らしく」を映画で演じていた時代。所が、ポール・ウィンフィールドは、「自分らしさ」を求めた。彼は、いつもナチュラルに男性を演じる。わざとカッコよく歩こうとはしないし、当時の流行の言葉を乱用しないし、大げさに振舞わない。当時一番カッコよかった筈の「黒人らしさ」が、ウィンフィールドの演技の場合は、「自分らしさ」が一番カッコよくて、70年代のカッコよさを超越している。いつも自信に満ちた力強い声と、真っ直ぐ見つめる眼力が溢れ、見るものに勇気を与える。そんな彼らしさが、今回の映画では、彼が歌った歌に集約されていた。 だからこそ、中途半端に終わってしまった映画のストーリーの先が、見える気がした。必ずや彼が演じたジムが幸せに暮らしているに、違いないという思わせる程の力強い眼。 ポール・ウィンフィールドの演技とは、そういうものだ。 (Reviewed >> 5/21/04:DVDにて観賞) |
●● 100本映画 Not Yet |
●● トリビア 原作はもちろんマーク・トゥエイン。出演に、「サウンダー」にてオスカー主演男優賞にノミネートされたポール・ウィンフィールド。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt0071634/http://en.wikipedia.org/wiki/Huckleberry_Finn_(1974_film) http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=18128 |
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