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Cast >>Donald Faison (Renato / Leroy), Jamie-Lynn Sigler (Alli Butterman), Whoopi Goldberg (Thelma), Paul Mooney (George), Lina Giornofelice (Maria), Alvaro D'Antonio (Enzo), Tony Rock (Dana), Joey Fatone (Buddy), Kira Clavell (Nipp Su) ...
Director >>Mike Cerrone
Writer >>Mike Cerrone, Steve Cerrone, Glenn Ciano
Producer >>Julio Caro, Gregg Nourjian
Genre >>Comedy
Country >>USA

 総合ポイント 3点/5点満点中
内容 >>2 演技 >>4 演出 >>3 音楽 >>3

 レビュー
"The only way you can blow it... is by not trying"
イタリアの町の川のほとりで女3人で話していると、籠が流れてきた。その中に入っていたのは、なんと赤ちゃんだった。3人のうちの1人、マリアは子供に恵まれなかったので、そのまま持ち帰ってしまった。褐色の赤ちゃんを怪しまれずに育てる為、マリアと夫のエンゾーはアメリカに渡った。赤ちゃんはリナート(ドナルド・フェイゾン)と名づけられ、エンゾーのお店デリで働いていた。リナートには歌の才能があったが、それを生かす度胸はもっていなかった。リナートはある日アリというユダヤ系の女の子と出会い恋に落ちた。しかしアリの母親はそれを許さなかった。そして、ある日家に帰ると黒人夫婦(ウーピー・ゴールドバーグ&ポール・ムーニー)が居たのだった...

最近はあんまり無くなってしまった人種アイデンティティ喪失映画。なんとなく80年代的雰囲気のある作品。主人公がイタリア人に囲まれていて、黒人ぽくないという状況はよく分かる。しかし本人が全く黒人を意識していないというのは、余りにもリアリティが無さ過ぎた。いくらロードアイランドに住んでいたとしても、さすがに少しは関わるであろう。バスケットも誰でもやるし、キャットフィッシュ位、絶対に分かる。黒人のアイデンティティを得るために、ダシキを着たり、槍持ったりは、さすがに酷いし、面白くもない。でも良かったのは、やっぱりウーピー・ゴールドバーグである。彼女が登場すると、面白くなるし、ドラマが鮮やかになる。台詞も中々良かった。

まあ最初の「アメリカなら皮膚の色でジャッジされる事はない!」という台詞が一番の皮肉。そして、ウーピー・ゴールドバーグはやっぱりコメディアンヌだったんだ!と思い出させてくれる。
(Reviewed >> 10/15/13:DVDにて鑑賞)

 100本映画
意外とこういう映画が日本では放送していたりするんだよね。さすがに未公開でしょ!と思って検索して、あったりすると驚きよ。Wowowで昔放送したらしい。ウーピー・ゴールドバーグ出ているからかな?

主役はドナルド・フェイゾン。日本語ではなぜかフェイソンになってますが、Sはにごってゾンね。日本では「Scrubs」とかも放送していて、そっちでも知られているのかな?私、「Waiting to Exhale / ため息つかせて (1995)」でロレッタ・ディヴァインの息子役やっていた時に、「何?滅茶苦茶可愛い!」と思って、滅茶苦茶調べた思い出がありますわ。アイドル顔だよね。そのフェイゾンがリナートという青年を演じている。イタリアの川に流れていたのが、赤ちゃんのリナート。なんでイタリアの川に流れていたのかは、後で明らかになる。まあ日本だって桃太郎が入った大きな桃が流れていたんだから、イタリアの川にリナートが流れる事だってあるのさ!と、日本人なら納得出来るかもしれない??しかも、桃太郎と同じく、拾ったのは子供に恵まれなかったマリア。まあ実際には他の女性が見つけたのだけど、マリアが奪った形。警察に連れていけと説得されるも、はいはい...と聞き流すマリア。しかも赤ちゃんは褐色の赤ちゃんだった。マリアと夫エンゾーは生粋のイタリア人なので、怪しまれる... ならば「アメリカなら皮膚の色でジャッジされる事はない!」と、アメリカに渡ってしまう。凄い展開。無事にアメリカに渡り、イタリアンデリを経営。成長したリナートもそこを手伝う。周りはみんなイタリア系で、リナートもイタリア語が得意。好きなのはイタリア系の音楽にホッケー。食べる物も当たり前ながらイタリア料理。何も違和感なかった。好きな女の子が出来て、ユダヤ系のアリ。でもアリ側は母親がうるさいので、イタリア系のカトリックのリナートと付き合っている事を隠している。アリは看護士なので、お母さんは病院の先生と付き合ってもらいたいと思っている。所がそれが全部変わってしまう!リナートが家に帰ると、黒人夫婦ジョージとテルマ(ポール・ムーニー&ウーピー・ゴールドバーグ)が居たのだった... リナートはその2人の息子だったのだ!

と、何か80年とか90年初期の匂いが漂う。悪名高い「Soul Man / ミスター・ソウルマン (1986)」とか他にも「True Identity / トゥルー・アイデンティティー/正体知られて大ピンチ (1991)」とか「Livin’ Large! / 日本未公開 (1991)」とか。でもここでは黒塗りも白塗りもなし。ただ後天的なアイデンティティとは?というのを問う。育ての親と実の親。こればかりは本当に難しい。これって話題になっている「そして父になる」と同じテーマなんでしょ?私自身は、自分で産んで育てているので、自分の子供のDNAには本当に脅かされる事が多い。しかもずっと一緒なので、いきなり引き離されたら?とかマジで考えたくもない。でも中には、自分の親じゃない人に育てられて、幸せな子供なんてこの世の中には沢山存在している。どれが正解なんて後になってからじゃないと分からないのが実際の所。でも子供の人生は親に左右されるのも事実。という難しい面のある作品。作品に戻ると、この映画での実の親ウーピー・ゴールドバーグとポール・ムーニーは、実にいい夫婦であり親なのよ。完全に中身はイタリア人のリナートに無理強いしない。でもウーピー・ママが「一度だけのお願い。だからママって呼んで」というシーンは、ウーピーが本当にママに見えた瞬間。そして呼んでもらって、「ごめん、嘘!もう一回!!」っていうシーンも最高。もうあのシーンだけで、ウーピーが好きになってしまう程。得点も演技が4点なのは、ぜーんぶウーピーのお陰。他は酷い。ポール・ムーニー・パパも彼女に電話しな!というシーンが良かったわー。もうだからポール・ムーニー大好き!!日本人でポール・ムーニー好きは、多分アメリカでコメディアンヌとして活躍したTamayoさんと争うレベル。多分1番か2番目よ!つーか、私とTamayoさんだけかもしれない。映画にあんまり出ないからね。あ、あとはクリス・ロックの弟のトニー・ロックが出ているよ。クリス制作のTVシリーズ「Everybody Hates Chris」では、超モテモテでいけている弟と描写されていたのが、トニー。確かにクリスよりは容姿はカッコイイけど、まあ普通だよねwww。でもこの映画ではいい感じの兄弟でしたね!

しかし!色々と酷い。そこは80年とか90年のと変わっていない部分もある。日本人が出てくるのよ。リナートの彼女アリの友達が日本人。完全に日本人じゃないけどね!しかも名前が「ニップ・スー」。もうそれだけで、はいはい(´_ゝ`)ハイハイ ですよ。しかもインシンクの男がジャッ○言ってるしー。要らないよねー。そしてリナートが黒人のアイデンティティを取り戻す為?なぜかダシキ着て、槍もって、「あー!」言ってた。要らないよねー。歌も口パクなのがバレバレで酷い。リアリティのまったくない映画なんだよね。あと一歩なんだよね。あ、でもインシンクの人のオチは凄かったね。

タイトルのHomieは黒人が使う言葉。昔からのダチ。Spumoniは、イタリア風アイスの事らしい。

エスニシティ、家族... 難しい問題をコメディにしちゃうと、こうなっちゃうよね。でもやりようはあるのかなー。あと一歩だよ、あと一歩。つーか、イタリアがホッケー好きとは知らなかった!サッカーじゃないの??教えて、長友ー!

 トリビア

 その他

 受賞歴

 サウンドトラック


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 インフォサイト
http://www.imdb.com/title/tt0464051/
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http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=330405

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Last Modified: 2013-10-16
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