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●● レビュー (Reviewed >> 08/06/23) |
●● 100本映画 "I help people see things they can’t always see."エディ・マーフィがディズニーと組んだ前作『The Haunted Mansion / ホーンテッドマンション (2003)』から20年もの時を経てリブート作品が完成。主演は、『Judas and the Black Messiah / ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償 (2021)』の演技が光り過ぎてアカデミー助演男優賞にノミネートされたラキース・スタンフィールド。共演には、ロザリオ・ドーソン、ダニー・デヴィート、オーウェン・ウィルソン、ティファニー・ハディッシュ... そしてアカデミー助演女優賞に輝いたばかりのジェイミー・リー・カーティス。と、前作以上に共演者がとても豪華。そんな彼らを指揮するのが、『Dear White People / ディア・ホワイト・ピープル (2014)』のジャスティン・シミエン。ところで、原題タイトルから『The』が消えた。あれですかね、誰も突っ込まないけれど、本当なら「The Show Must Go On」だけど、「Show Must Go On」になった的な。今は「The」なんて要らないよ的な。でも... ベン(ラキース・スタンフィールド)は天体物理学者で、バーで出会ったニューオリンズでのゴーストツアーをしているアリッサと結婚。しかしアリッサが交通事故に遭った事で塞ぎ込み、アリッサの仕事を継いだゴーストツアーもやる気がないどころか、ゴーストの存在自体を否定するようになった。そんなベンの所に、悪霊払いの神父ケント(オーウェン・ウィルソン)がやってくる。ニューヨークからやってきた医師のギャビー(ロザリオ・ドーソン)と息子トラヴィスが購入した元グレイシー家の豪邸に幽霊が出るので、ベンの持つ特殊カメラで証明して欲しいという依頼だったが... そんな感じで、前作から引き継いでいるのは、「グレイシー家の豪邸」と「舞台ニューオリンズ」という点。あと水晶のマダム・リオッタもですね。他は今回のオリジナル。☝のプロットでは出てこなかったけれど、ダニー・デヴィートとティファニー・ハディッシュの役も今回から出ている。その他の豪華カメオ出演が話題にもなった。そんな主演者の数が多くなったのもあって、今回はなんと2時間越え。そして、主人公それぞれ問題を抱えており、ちょっとまどろっこしく長く感じてしまう。一筋縄ではいかない複雑さがジャスティン・シミエンぽいと言えば、そうである。「The」が抜けた今回のは、その分「あの...」的なお気に入りになるカルト的魅力が抜けている。だが、前作の時にも書いたけれど、東京ディズニーランドのホーンテッドマンションのアトラクションで一番好きなのは、乗り物に乗る前の視覚仕掛け。あの感じを映画のスクリーンで体験できるのは、とても楽しい驚きだった。20年経つと、こんなに視覚効果が発展していくものなのかと、感動すら覚える。 これはもはや観るというより、体験するに近い感覚。 (1861本目) |
●● トリビア |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
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●● インフォサイト https://www.imdb.com/title/tt1695843/https://en.wikipedia.org/wiki/Haunted_Mansion_(2023_film) https://www.allcinema.net/cinema/387455 |
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