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●● レビュー 長夜の宴仕事が見つからないウィリー、俳優を目指すトム、内気なジョニー、女性好きなヴィニーの4人は、それぞれ問題を抱えながらも、金曜の夜を楽しみにしていた。たった一日の夜が、彼等の全てを変えようとは思ってもいなかった... 一夜と男達をテーマにした映画は今までにもあった。「アメリカン・グラフティ」とか「ダイナー」、この映画の後になるが「ジャッジメント・ナイト」も、この映画に近いと思う。それぞれの問題を抱えている点では同じだけど、一つだけ他の映画と違うのが、彼等の人種だろう。アメリカ黒人2人とプエルトリカン2人が主役。さらに、プエルトリカンの1人はイタリア人だと言い張る。こういった社会問題も交えながら、個々の問題にも真面目に取り込んでいるので、物語が面白い。ウィリーは、何かと人のせいにして、自分が仕事が見つからないのは差別のせいだと言い張るが、そんな彼を叱咤するのは、黒人女性だったり、仲間の黒人だったりする。「お前が一番ダメなんだ」と仲間に言われて気が付く。 そんな問題を抱えながらも、男達が金曜日を楽しむ姿は楽しげだ。ラスタマンの助けで無理してクラブに忍び込んだりするシーンはワクワクする。 男達の秋の長夜の宴は、長いが儚い。 (Reviewed >> 8/5/05:DVDにて観賞) |
●● 100本映画 Not Yet |
●● トリビア ブロンクス出身のプエルトリコ人監督ジョセフ・B・ヴァスケスの作品。1995年に亡くなっているので、彼の数少ない作品の1つ。サンダンス映画祭やインディペンデント・スピリット賞なので、絶賛された。 主演には、「クール・ランニング」のダグ・E・ダグや、「プーティ・タン」のマリオ・ジョイナー、ジョン・レグザイモ。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 >> Deauville Film Festival 1991 Won Audience Award : Joseph B. Vasquez 1991 Nominated Critics Award : Joseph B. Vasquez >> Independent Spirit Awards 1992 Nominated Best Director : Joseph B. Vasquez 1992 Nominated Best Feature : Richard Brick 1992 Nominated Best Film Music 1992 Nominated Best Male Lead : Doug E. Doug 1992 Nominated Best Screenplay 1992 Nominated Best Supporting Female : Mary B. Ward >> Sundance Film Festival 1991 Won Waldo Salt Screenwriting Award 1991 Nominated Grand Jury Prize Dramatic |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt0101998/http://en.wikipedia.org/wiki/Hangin%27_with_the_Homeboys http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=17000 |
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