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●● レビュー Winding Road高校の女子バスケットのコーチをしていたドン・ハスキンス(J・ルーカス)の元に、テキサス・ウエスタン大から男子のバスケットコーチの依頼が来た。快諾したハスキンスだったが、名門大と異なり、少ない予算で選手をスカウトしなければならなかった。時代は60年代。大学も人種で分離していた時代だった。ハスキンスは、ボビー・ジョー・ヒル(デレク・ルーク)という黒人選手をスカウトした。その後も7人の黒人選手をスカウトする事に成功し、チームは順調に勝ち進んでいったが、それは同時に多くの問題が待っていたのだった... 事実を映画にするというのは、すでに歴史という答えが観客には見えてしまっているので、その分の「これからどうなるんだろう?」というエキサイトメント性は減少する。こういった映画の何が楽しみかと言えば、演出にあると思う。俳優の演技や、監督の主観、そして音楽等... 事実をそのまま映像にするなら、ドキュメンタリーで出来るのだから。60年代当時を思わせる撮影は、素晴らしかったと思う。色々と困難な問題にぶち当たりながらも、皆で解決していくという「スポ根」的な物語には、思わず涙してしまうかもしれない。けれど、どこかしら「彼等(黒人)には正しい道(自分達のシステム)を教えてあげなければならない」という考えが見え隠れしてしまったのが、後味の悪さを感じてしまったのかもしれない。 この手の映画には、まだまだ厳しい課題が残されているように思えた。 (Reviewed >> 6/18/06:飛行機内にて観賞) |
●● 100本映画 Not Yet |
●● トリビア 60年代に実際にあったバスケットのNCAAトーナメントでの物語。 「アントワン・フィッシャー物語」のデレク・ルークや「レイ」のシャロン・ウォーレン、「Fresh Prince of Bel-Air」のタチアナ・アリ等が出演。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 >> Black Reel Awards 2007 Nominated Best Screenplay, Original or Adapted 2007 Nominated Best Song, Original or Adapted >> ESPY Awards 2006 Won Best Sports Movie >> Humanitas Prize 2006 Nominated Humanitas Prize Feature Film Category |
●● サウンドトラック 1. People Get Ready - Alicia Keys and Lyfe Jennings2. Ain't That Peculiar - Marvin Gaye 3. Uptight (Everything's Alright) - Stevie Wonder 4. Dancing In The Street - Martha Reeves And The Vandellas 5. I'm On My Way To Canaan - Mahalia Jackson 6. Can You Do It - The Contours 7. Shake It Up Baby (aka Twist And Shout) - The Isley Brothers 8. Down In The Boondocks - Billy Joe Royal 9. I've Been Loving You Too Long (To Stop Now) - Otis Redding 10. Ain't That Good News - The Meditation Singers 11. I Will Make The Darkness Light - Alicia Key 12. Glory Road - Trevor Rabin - Not on Soundtrack- 1. "Sweet Music" - Alicia Keys Soundtracks from Amazon.co.jp |
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●● インフォサイト http://imdb.com/title/tt0385726/http://en.wikipedia.org/wiki/Glory_Road_(film) http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=325535 |
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