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●● レビュー Brief of the Harlem Renaissance eraアロンゾ・ホワイトはシークレットエージェントだった。ヨーロッパから船でアメリカに戻る時い、ミシシッピでの仕事を命じられた。メアリー・オースティン(ユニース・ブルックス)の下宿でノーマ(スター・キャロウェイ)と出会い恋に落ちた。ノーマを追いかける男からノーマを救ったアロンゾは、ノーマと2人でハーレムに向かうことにした... オスカー・ミショーの作品の中でもエンターテイメント性に富んでいながらも、非常に取っ付き難い映画である。より現代風とも言おうか... 舞台がハーレムに移った時点で、ナイトクラブでの歌やタップや女性達の踊り、さらにはナンバー賭博等の当時の世相を反映したシーンが非常に多くなる。しかも、ナンバー賭博というギャンブルの中毒性を扱っていたりと、オスカー・ミショーらしい社会派な部分も見られる。さらにはミシシッピのシーンでは、大きな家にピアノがあったりと、当時の南部の中産家庭を垣間見られる。だがしかし、大恐慌の足跡(ミショーの映画も大恐慌の影響を受けたと言われている)からか、それとも単なるフィルムの保存状態の悪さからか、いつになく雑な作りであるのが非常に残念でもある。主人公の顔が半分しか映っていなかったり、裏方の人の話し声が入っていたりする。ミショーの「Within Out Gates」や「Body and Soul」でもそのような雑さは無かった。 それでも、オスカー・ミショーもハーレムルネッサンスの「ニュー・ニグロ」に影響を受けた形で主人公をシークレットエージェントにしたり、南部で才能ある女性が歌手を目指したり、さらにはグレート・マイグレーションと言われる黒人の南部から北部への移動をテーマにしたりと、さすがオスカー・ミショーと言わす社会派な部分を残している。だがミショー本人は娯楽性を追及しているのが面白い所だろう。 (Reviewed >> 6/4/08:DVDにて鑑賞) |
●● 100本映画 Not Yet |
●● トリビア オスカー・ミショーの作品。 プエルトリコの黒人俳優ファノ・フェルナンデスが出演している。 1927年の「The Spider's Web」のプロットに似ている。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt0022941/http://en.wikipedia.org/wiki/The_Girl_From_Chicago Not available from Allcinema |
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