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●● レビュー FTG1971年人気女優のジェーン・フォンダと俳優のドナルド・サザーランドは、ベトナム戦争反対を表明し、そのメッセージを伝える為に小劇団を作った。FTA(表向きはFree the Army、本人達はFu** The Armyと呼んでいた)ツアーをアメリカの基地、そして日本やフィリピンにある米軍基地を回った。 丁度その頃に生まれた私は、その反戦のメッセージよりも懐かしい日本の姿に心奪われてしまった部分もあります。特に外国から見た日本の映像はより懐かしさを増してしまうのです。とは言え、この映画が伝えたい事は反戦。当時のベトナム戦争に対して真っ向戦うアーティスト達。今の俳優や歌手にここまでガッツが居る事を出来る人たちはどんだけ居るのであろうか??彼等が叫んでいた「Fu** the Army」という言葉だけを取ると、下で従事している若い兵隊はそんなに関係ないだろうに...とも思ったが、さすがにその辺の事はジェーン・フォンダやドナルド・サザーランドだってお見通し。若い兵士達と日本の小さなアパートで意見を交わしているのが印象的だった。また黒人アーティストのレン・チャンドラーやポール・ムーニーは黒人の若い兵士の意見を熱心に聞いていた。そして沖縄基地の前でデモをしていた日本人の軍団にもフォンダは耳を傾ける。ただそうやって分かれていたのが残念ではある。彼等なら全員を一体化出来ただろうが、そこまでは伝わってこなかった。 反戦を訴えながら、若い兵士達の耳を傾けるシーンは感動的だ。彼等はミリタリーに存在する人種差別やランクの壁に向かって、小粋な風刺ジョークを取り入れ、若い兵士達を癒しながらも啓蒙していく。本当だったら「Fu** the Army」ではなくて、「Fu** the Government」をスローガンにすべきだったかもしれない。また彼等の意見ばかりなので一辺倒なのは仕方ないのか... (Reviewed >> 3/5/10:DVDにて鑑賞) |
●● 100本映画 Not Yet |
●● トリビア 反戦家のジェーン・フォンダが当時浮気相手だったドナルド・サザーランドと共に結成した反戦を呼びかける劇団「FTA」の記録映画。「FTA」の意味は表向きはFree the Armyだったが、本人達は「Fuck the Army」と思っていた。FTAは米軍基地周辺を回り、日本でも来日公演をしている。日本語では「Fu** the Army」の事を「ぶっとばせアーミー!」や「アメリカ軍をぶっとばせ」等とメディアは伝えていた。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt0068562/http://en.wikipedia.org/wiki/Free_The_Army_tour Not available from Allcinema |
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