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Cast >>Damon Dash, Daymond John, Karl Kani, Pharrell Williams, Nas ....
Director >>Sacha Jenkins
Writer >>Sacha Jenkins
Producer >>Marcus A. Clarke
Genre >>Documentary
Country >>USA

 総合ポイント 4.25点/5点満点中
内容 >>4 演技 >>N/A 演出 >>4 音楽 >>5

 レビュー
"Iconic symbol of Freedom"
ヒップホップもファッションも知るサシャ・ジェンキンス監督が追うその両方の関連と歴史を追うドキュメンタリー。

なぜヒップホップとファッションは切っても切れない仲なのか。両者は運命共同体とも言える程に密着している。ヒップホップが生まれ、ラップが生まれ、そして新しいファッションも生まれた。ファッションは彼らのアイデンティティの一つだったのだ。新しいラップという音楽を作り出したように、彼らはグッチなどのバッグの素材を使って、ジャケットやキャップまで作り出した。そして自分の着ているものにグラフィティを書いてみたりもした。彼らが自由だという証拠だったのだ。ヒップホップの形が変われば、ファッションの形も変わっていった。新しい形を作れていない今は、ファッションも既成のお金で買える一番の物がステータスとなっているのだった。

またいつか新しいファッションが生まれ、彼らが自由に表現しているのを見たいものである。
(Reviewed >> 9/3/15:TV放映にて鑑賞)

 100本映画
最初にこの作品を知った時から観たいわー、でもどうせ映画祭だけの公開なんでしょ!ってやさぐれて居たら、なんとTVで放映するっていうじゃないですか!でも、どうせペイチャンネルなんでしょ!そうなんでしょ!と思っていたら、なんとなぜかあのニュースチャンネルのCNNで放送するっていうじゃないですか!!!なんで?って思うけど、見れるならいいか!と、もう知った時にDVRを予約し、TVの前でスタンバっていたら、なぜかドナルド・トランプの映像。こんなの違う!とツイッターで文句を書きつつ情報収集していたら、1時間遅れで放送するという。急に変更されるとDVRが...録画失敗しているしー。と、まあ飛んだ狂騒曲となりましたよ。

なんでそんなに見たかったかというと、ヒップホップとファッションが語られているからである。ヒップホップ誕生と共に新しいファッションも生まれた。その歴史を振り返りつつ、その関係性を追うドキュメンタリー映画。今回重要なのが、そのヒップホップとファッションに密接なサシャ・ジェンキンスが監督したという事。しかもジェンキンスは『ブーンドックス』等にも関わり、Vibe誌やSpin誌などでライターもしていた。そしてNasがこの映画の製作総指揮として携わっていて、しかもインタビューにも答えている。そしてスパイク・リー映画でおなじみのエディターであるサム・ポラードも参加!なぜかIMDBでは登録されていないけれど、しっかり彼の名前のクレジット観ましたよ!というのを踏まえて観ましょう!

黒人にとってファッションというと、奴隷時代を遡っても今も昔も日曜の教会である。彼らにとって、日曜に綺麗な恰好で教会に行くことは、=(イコール)良いキリスト教徒という意味なのだ。ジーサスのお導きにより綺麗な洋服が着れるのであります。という意味なのだ。

そしてリトル・リチャードが現れた!化粧(パンケーキ31)をし、髪を伸ばしてストレートにし、最初はスーツだけど、キッチリしたスーツでない。そして後には派手な衣装を着るようになる。ヴォーグ誌の元編集長であるアンドレ・リオン・タリーはいい事言っていた。「(リトル・リチャードは)偶像化された自由の象徴なのだ!」と。そして1973年8月にブロンクスの1520セジウィック通りにてヒップホップが生まれた。当時のブロンクスのストリートギャングたちは、『イージー・ライダー』の影響で、背中に同じ柄が書かれた革ジャンを着ていた。そしてヒップホップの誕生により、ロック・ステディ・クルーでお馴染みのお揃いのスウェットとなった。そしてヒップホップが他のニューヨークの街で受け入られ、ブルックリン、ハーレムなどそれぞれの個性を象徴するファッションが誕生していったのだ。

そしてダッパー・ダンが誕生。そしてランDMCがアディダスと組む。クロス・カラーズにカール・カナイが台頭。彼らに触発されFUBUが誕生。そしてショーン・ジョーン(Pディディ)にファット・ファーム(ラッセル・シモンズ)など、ラップレーベルがファッションブランドを作るというまでに発展していくのだった。

グラフィティの映像とかは『Style Wars / スタイル・ウォーズ (1983)』のが使われてますね。

あとまあ、仕方ないですが、ほとんどNYの話ばかりでした。LAの話はカール・カナイが最初LAにお店を出したので、その時の話だけ。私は南部に住んでいるので、南部の黒人ファッションを見ていると割りとN.W.Aとかオークランド系に感化されたスポーツ系ファッションだなーと思う。ネリーとその仲間(ミズーリー州なので深南部じゃないけど)もそうでしたよね。あんな感じ。まあ大抵のヒップホップ関連の映画ってそう!西と南を下に見ている(だからN.W.Aの映画ヒットは奇跡であり最高な事なのだ!)。アメリカ全体を見てよ!って思います。

それにしても2パックがえらく男前!!2パックとカール・カナイの秘話に絶対に涙しますよ。この秘話聞かされたら、絶対に2パックに惚れる!既に惚れている人は、また更に100倍惚れる!っていう位、男前な秘話。なので伏せておきます。実際に映画を見て惚れて欲しいから。

そして今。既成の物に頼っているのがヒップホップ。グッチやベルサーチ。それをラップにしている曲も多数。自己表現であるファッションに新しい物が生まれていないのは、ヒップホップにも新しい自己表現がされていない証拠である。また新しいファッションが生まれた時、ヒップホップに新しいものが生まれた時でもあるのかも!その時が楽しみである。

 トリビア
ヒップホップ関連の書籍やファッション関連の雑誌、そしてTVプロデューサーとしても活躍するサシャ・ジェンキンス監督のヒップホップのファッションの歴史を探るドキュメンタリー!2015年サンダンス映画祭にて上映。アメリカではなぜかCNNにてTV放映された。

 その他

 受賞歴

 サウンドトラック


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 インフォサイト
http://www.imdb.com/title/tt4209900/
http://en.wikipedia.org/wiki/Fresh_Dressed
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Last Modified: 2015-02-13
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