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Cast >>Halle Berry (Frankie / Alice), Stellan Skarsgard (Dr. Oz), Matt Frewer, Phylicia Rashad (Edna Murdoch), Chandra Wilson (Maxine Murdoch) ...
Director >>Geoffrey Sax
Writer >>Cheryl Edwards, Marko King, Mary King, Jonathan Watters, Joe Shrapnel, Anna Waterhouse, Oscar Janiger, Philip Goldberg
Producer >>Halle Berry, Vince Cirrincione, Simon DeKaric, Hassain Zaidi
Genre >>Drama
Country >>Canada
Release (US) >>04 / 14 / 2014
Release (JP) >>09 / 20 / 2014

 総合ポイント 4.5点/5点満点中
内容 >>4 演技 >>5 演出 >>4 音楽 >>5

 レビュー
"Frankie's not here"
1978年、フランキー(ハリ・ベリー)はロサンジェルスでゴーゴーダンサーをしていた。店で働くDJのクリフといい感じになって帰った所、何かの拍子に突然変異して、フランキーは逃げ出し、道の真ん中に居た。来た警官に連れていかれ、病院に居た。あまりやる気のないオズワルド医師(ステラン・スカルスガルド)がフランキーを診た。オズワルドはフランキーに他の患者とは違う障害を感じた。フランキーにはアリスという白人女性と7歳ながら天才である少女という人格が宿っていたのだった。オズワルドは、徐々にフランキーのトラウマを探っていくが...

ハリ・ベリーが第一子ナーラを産んだ後に出演した作品。限定公開され、やっとDVD化となった。そんなハリ・ベリーにはもう第二子が誕生している。中々公開されなくてヤキモキさせてくれた作品だ。まあそういう場合は大抵何か問題がある。しかしこれはなぜか中々公開されなかった。ハリ・ベリーは2人の別の人格が宿った解離性同一性障害の女性フランキーを演じている。フランキーには過去があった。1957年のジョージア州サヴァンナにフランキーは暮らしていた。公民権運動前の南部。そこでフランキーは恋をしていた。自分や母がメイドとして雇われている所の息子ピート。彼はいつもフランキーに優しかった。2人は年頃になると結ばれた。しかし南部ではご法度。2人は一緒に逃げ出す事になるが... と、ハリ・ベリーが主演である意味がそこにはあった。3人の人格を演じきるハリ・ベリーの熱演が見所が、物語も十分に魅力的であった。周りの理解と強力がいかに必要であるかも説いている。その1人、オズワルドを演じたステラン・スカルスガルドの優しさに溢れる演技が心を和ます。

ハリ・ベリーがママになって挑んだ渾身作!だけど、その発表の仕方が不幸であった。普通に公開していてくれたら...と思わずにはいられない。ハリらしい体を張った秀作。
(Reviewed >> 8/25/14:DVDにて鑑賞)

 100本映画
ハリ・ベリーちゃんの最新作。というか、ナーラちゃんを出産後の復帰作なんだけど、なぜか中々公開されず... そんなナーラちゃんも今や6歳!メイシオ君という弟まで出来た。アメリカでは去年のオスカーシーズンに、ハリちゃんをママでもオスカーに!という事で限定公開されましたが、ノミネーションすらされませんでした... なんだかそれだけ書いちゃうと、残念な作品ですよね。いやいや、面白かったですよ!ハリちゃん、ママになっても女優魂炸裂!

1957年、ジョージア州サヴァンナ。車の中で激しく息をする女性。警官らしき人々が「大丈夫ですか?」と声を掛けている。時は過ぎ、1978年のロサンジェルス。クラブのケージの中でゴーゴーダンスを踊る女性フランキー(ハリ・ベリー)。ケージに群がる男性たちを上手く挑発し魅了していく。仲間の女性がフランキーから新聞を借りていた。返す時に、クロスワードを全部解いている事を知らせられる。しかしフランキーには覚えがなく、筆跡も自分のものではなかった。そして仲間達と出かけて、そこで一緒に働くDJの男と家路についた。男といい感じになった所で、突然フランキーに異変が起きる。その男を人種的差別語で罵るのだった。走り出して逃げるフランキー。道路の真ん中に崩れ落ち、警察に連れていかれた。警察は精神病の病院に連れていき、フランキーはそこでオズワルド医師(ステラン・スカルスガルド)に出会う。オズワルドは解離性同一性障害ではないかと感づくが...

実際の話を元に作られている。役名などは変えられているようだが、ハリちゃんは実際にその女性とも会ったらしい。その女性は、フランキーとアリスと名前は無いがオズ医師が天才少女のために天才という「ジーニアス」と名づけた3人の女性の人格が、フランキーの体には宿っていた。フランキーは普通の女性、アリスは黒人に憎悪を感じている差別的な白人女性、ジーニアスはIQも滅茶苦茶高い天才少女。何かのキューで人格が入れ替わってしまうのだ。なので、ハリちゃんは1人3役状態。それに対して批評家たちは「こんなに出来ますよっていう、演技のショーケース状態で面白くない」と... オスカー狙ったのに玉砕!いやー、ママになっても半乳出来るハリちゃんは偉いでしょ!守りなんかに入らない。脱いでこそ、ハリ!(はい、←ここ名言)『Monster’s Ball / チョコレート (2001)』は脱いだからこそのオスカー。何よ、今更って感じよ、批評家たち。誰もが脱げばいいってもんじゃない、ハリだから脱げ!という事です。なにもヌードが見たいとかそんな事を言っているのではない。ハリはね、女を見せてこその女優だと常々思っているだけなのです。脱いでいいのは、ハリ。脱いではダメなのが、ポーラ・パットン。

と脱ぐハリを力説したけれど、この映画では脱いでいる訳じゃないのであしからず。そして半乳が見所でもありません。私がこの物語の好きな所は、上手く人種差別を混ぜた所ですね。上でも書いたように1950年代の南部の人種問題が取り入れられている。50年代には超えられなかった人種の壁。フランキーという女性は、ある悲劇によってその壁を心に閉じ込めている。全ては黒い肌に生まれた為に。トラウマとなった事が、彼女が解離性同一性障害を患った原因。その原因を突き止めていく医師。その2人の関係も面白い。ステラン・スカルスガルドも渋すぎでいい。その医師がどんどんと突き止めていくフランキーの悲劇があまりにも悲しくて、切なくて... アリスという名前の由来は泣いちゃいます。ハリちゃんは、こういう女の悲劇を演じさせると最高ですね。女見せてますから... という事ですよ!

 トリビア
ハリ・ベリーが出産後に初めて挑んだ作品。この映画では多重人格者を演じている。プロデュースも参加している。
ベテラン女優のフィリシア・ラシャドや「グレイズ・アナトミー」で人気のチャンドラ・ウィルソンも出演。
カンヌ映画祭で上映された。
オスカーに出展する為に公開時期を早め、12月17日からLAとNYで限定公開される。

 その他

 受賞歴

 サウンドトラック


Soundtracks not available

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 リンク
US Official SiteJP Official Site

 インフォサイト
http://www.imdb.com/title/tt1221208/
http://en.wikipedia.org/wiki/Frankie_and_Alice
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=349631

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Last Modified: 2010-10-25
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