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●● レビュー エディ・グリフィンは、いつだって、私の中では5点満点。いやそれ以上かもしれない...そのグリフィンが、売れる前の事を思い出し映画化したのが、本作品だそうだが、こんな映画を作れるのは、先にも後にも彼だけだと信じている。ただ映画全体として見たら、5点満点をあげる訳にはいかないのが辛い。「Undercover Brother」の時だってそうだった。 いつも彼を見て思う...音楽界に、天才児のプリンスがいるように、コメディ界にはこのグリフィンがいる。自分自身で悩みやコンプレックスを抱えながらも、それを見事に自己解決して、作品に見事に反映している。プリンスに「パープル・レイン」があるように、グリフィンにはこの「Foolish」がある。彼の言葉から発せられる「俺は世界中を笑わせたいんだ」という言葉、彼から発せられたのでは、魂にずんと来る。そこには、ハリウッド式の偽りなんか見えないから、グリフィンと観客の間に通じる1本の道に見えた。吸い込まれるような彼のコメディと演技。彼が尊敬しているロビン・ハリス、レッド・フォックスとサミー・デイビス・ジュニアが幽霊として、グリフィンの声帯模写で蘇っていたが、どれも器用にこなす彼は、5点満点、いや点数などつけられない程の魅力であり、才能。そんな才能のグリフィンに敬意を払われた3人は、今ごろ天国で大喜びしているに違いない。 だが、映画全体として見ると、ベテラン勢と素人の差がはっきりと浮きだってしまったのが残念な部分だ。 いつもグリフィンの本性をつかめそうで、つかめずにいる私がいる。グリフィンの半自伝映画の今回こそが、彼に一番近そうに見えるが、また私は彼の演技に誤魔化されているような感じもする。いつになったら、彼の本性が分かるのだろうか?だから、今、この男が一番面白い... (Reviewed >> 6/18/02) |
●● 100本映画 Not Yet |
●● トリビア コメディアンのエディ・グリフィンの半自伝映画。彼が成功するちょっと前の事を思い出し、マスターPが映画化した作品。この映画にも出演しているアンドリュー・ダイス・クレイが、彼を発掘した張本人。そのクレイに敬意を払い、彼の自伝映画で共演してもらった。 音楽レーベル「No Limit」で、億万長者となったマスターPが制作し脚本を手がけた。他にも「ニュージャックシティ」のビル・ナン、「Bones」のクリフトン・パウエル等が出演。音楽ビデオを主に監督しているデイブ・メイヤーズが、映画を初めて担当した。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック 1. Foolish - Master P/Mo B./Dick/Magic2. Nothing Stays The Same - O'Dell & Porsha 3. Don't Be Foolish - Snoop Dogg/Dax/Kurupt 4. They Don't Hear Me - Fiend 5. Let's Get It On - Marvin Gaye 6. School On Lock - Lil' Soldiers 7. Get Yo Mob On - Crooked Eye From Steady Mobb'n 8. Like A Jungle - C-Murder 9. Whatchanogood - Mia X 10. For The Love Of Money - The O'Jays 11. For Money - Sikk The Shocker 12. Jungle Boogie - Kool & The Gang 13. Runnin' From The Police - C-Murder 14. That's That Shit - Mystikal 15. N**** - Ghetto Commission 16. Put 'Em Up - Mr. Serv-On 17. Yes Indeed - Kane & Abel 18. Aqua Boogie (A Psychoalphadiscobetabioaquadoloop) - Parliament Soundtracks from Amazon.co.jp |
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