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●● レビュー Let it goアリス(アルフレ・ウッダード)は街でダイナーを営み、大きな建設会社を経営するシャーロット・カートライト(キャシー・ベイツ)と友達だった。アリスの娘の1人アンドレア(サナー・レイサン)がクリス(ロックモンド・ダンバー)と結婚した時にも、シャーロットの豪邸の庭を使った。その時にアンドレアとクリスはシャーロットの息子ウィリアムに出会い、クリスはカートライトの建設現場で働いており、一流大学を出たアンドレアはウィリアムの下で会計の仕事を得たが... 精力的に作品を発表するタイラー・ペリーの最新作は、今回の為に書き下ろした作品なので、今までとちょっと趣が違ったように思える。コメディ色の強い作品が多い中、今回はシリアスなドラマに果敢に挑戦している。シリアスになるとどうも説教ぽい作品が多い中、その辺を全く感じさせないタイラー・ペリーの才能が光った。ただ、内容が内容だけに妻が香水で事情を感じる取る所等は「ソープドラマ(昼ドラ)」ぽさを感じてしまう部分が多かった。しかし、アルフレ・ウッダードとキャシー・ベイツという個性の強い大女優2人の「友達」という関係を描く部分と2人の女優の雰囲気と、サナー・レイサンとロビン・ギブンスという同じ男に誘われた時の対処の違いに感じる事の出来る「正反対」の2人の関係、そしてその中にニュートラルなタラジ・P・ヘンソンという女優を見事に映画に生かしていたように思える。しかし映画の中の男性の使い方も絶妙である。性別とか人種だけでは語れない「人間」としてのバランス具合が非常に良かったように思える。 女性たちの微妙で難しい関係を通して、友情や愛情を描いていたのは見事。女性は思わず涙するだろう。またそういう中でキリスト教の教えである「許し」を絡ませているのは、さすがタイラー・ペリーの絶妙な上手さだろう。 (Reviewed >> 9/13/08:劇場にて鑑賞) |
●● 100本映画 Not Yet |
●● トリビア タイラー・ペリーの作品。こちらは舞台から映画化ではなく書き下ろしのオリジナル作品。主演にはアルフレ・ウッダードを迎え、オスカー女優のキャシー・ベイツをキャストに迎えた事でも話題に。 サナー・レイサン、タラジ・P・ヘンソンの若手女優2人の共演も嬉しいニュース。「プリズンブレイク」等でブレイク中のロックモンド・ダンバーも出演。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt1142798/http://en.wikipedia.org/wiki/The_Family_That_Preys Not available from Allcinema |
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