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●● レビュー 近代コメディの良い見本当時21歳だったスタンダップコメディアンのエディ・マーフィのライブ映像。当時まだ開設したばかりのHBOチャンネルで放送され話題になった。ワシントンDCで収録された。 エディ・マーフィのスタンダップ映像を見たこと無い人は、割りと彼の映画を卑下するように思える。私も、彼の映画の幾つかに対しては「どうかな?」と思う事もあった。でも、彼の近代コメディにおける功績は忘れてはならない。そう思わせるのが、この映像だ。 若干15歳でクラブ周りを始め、彼が尊敬するコメディアンのリチャード・プライヤーとビル・コスビーのCDを聞きながら勉強し、19歳でスターダムを駆け上がった。彼はその尊敬する2人のコメディアンですら成し得なかった事を成功させる。それは、映画のヒット。それからコメディアンはブロックバスター級の俳優として、ステイタスを確立する。 エディ・マーフィはその尊敬するリチャード・プライヤーの面とビル・コスビーの面の両方を兼ね持ち合わせている。リチャード・プライヤーの過激な部分と、ビル・コスビーの話し上手でクロスオーバーアピール出来る部分。今でこそ「Fワード」は、テレビで聞くのは当たり前になってきた。彼は当時にしては斬新にもその言葉を230回も使用した。それは、クロスオーバー側の人達には、通常眉唾物な筈なのに、それをなぜか新しい斬新な物に変えて、お客のその言葉への抵抗を極力に弱め、彼はクロスオーバーを果たした。それは、今回のアイスクリームのネタなどのように、誰も当てはめられる分かるネタを話したのにもあるだろう。誰もが分かる有名人のモノマネ、クロスオーバー側の象徴であるエルビス・プレスリーのモノマネですら過激なジョークで笑わせる。観客は何か新しくてカッコいい物を見ている気になる。モノマネからお客さんとのハプニングによる即興、冒頭での音楽と多種に楽しませてくれる。ネタも今でも聞いていて十分に大笑い出来る程のものだ。 女性の客が突然「Mister Roberts(エディのネタの1つ)やって!」と叫ぶ、 (Reviewed >> 2/9/07:DVDにて観賞) |
●● 100本映画 Not Yet |
●● トリビア まだ出来たてのケーブルテレビ放送局HBOが製作、放映。当時は70分のステージでFワードを230回も使用しているとして、過激なスタンダップコメディとされていた。これを期にHBOは「Fワード」もOKだというステイタスになった。彼が舞台で着ていた赤いレザースーツもカルト人気になる。そのスーツは、用意していた服がダメになり、その日に偶然に買ったもの。後に、友人のキーネン・アイボリー・ウェイアンズがジョークで着た時に、背の高いウェイアンズによって破壊された。罰としてその破れたままのレザースーツで、大事な部分にソーセージを入れ、クラブで踊る羽目になったらしい。 冒頭演奏しているのは、映画「48時間」で共演したバス・ボーイズ。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
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●● インフォサイト http://imdb.com/title/tt0085474/http://en.wikipedia.org/wiki/Eddie_Murphy_Delirious http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=2963 |
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