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●● レビュー Radio City where people's dreams come true2014年のNFLドラフトまであと13時間を切った頃、シアトル・シーホークスの陣営はクリーブランド・ブラウンズのGMであるソニー(ケビン・コスナー)に一本の電話を入れた。ドラフト1位が予測されている大型クォーターバックのボー・キャラハンを巡ってのトレードのオファーだった。クリーブランドがキャラハンを取る為にドラフト指名1位権と、向こう3年間のクリーブランドの1巡目の権利をシーホークスに譲るというものだった。ソニーはオーナーからもキャラハンを取るように圧力が掛かっていた。コーチ(デニス・リアリー)やスタッフからは、これらの将来を考えるとバカげたトレードだと反対された。そしてソニーは恋人でクリーブランドのサラリーキャップの顧問でもあるアリ(ジェニファー・ガーナー)との関係も悪化していた。ソニーはずっと守備の選手ヴォンテ・マック(チャドウィック・ボーズマン)の事が気になっていたが、シアトルとのトレードを応じてしまう... 2014年のNFLドラフトを舞台にした作られたドラマであるが、実際の2014年のドラフトを1ヵ月後に見た観客はその間逆の結果に驚愕する事になる。実際のNFLドラフトでは、クリーブランド・ブラウンズは鳴り物入りのジョニー・マンゼルを獲得した。どうみてもこの映画でのボー・キャラハンのモデルである。しかし1位指名ではなく、この映画のキャラハンと同じく、順位をかなり下げて22位での指名。というのを知っていると、この映画は非常に面白い映画である。正直、アメリカンフットボールを知らない人は全く楽しめないであろう。知らなくても楽しめたのが『エージェント』、知らないと楽しめないのが『Draft Day』。上映は1ヶ月だけ早すぎた。ドラフト後に上映すべきであった。最近復活中のケビン・コスナーが渋いGMを演じていて、ジェニファー・ガーナーとの年の差カップルも中々信憑性がある大人のセクシーさがあった(あの事件後でも)。そして絶好中のチャドウィック・ボーズマンが、応援したくなる最高にいい奴を演じていて、絶好調さをキープしている。 知っているか知らないかが分かれ目。知っている奴だけついてこい!という映画ではある。 (Reviewed >> 9/8/14:DVDにて鑑賞) |
●● 100本映画 いえーい!大学&NFLフットボール開幕ー!ふっとぼーーーーるしーーーずーーーん!!NFLはそんなになんですが、大学フットボールは大好きであります!ので、この映画の題材となったNFLドラフトは好物君。だって、小さい頃からの夢が叶う瞬間だよ。見ていて、本当に感動します!特にこの映画の2014年NFLドラフトは楽しみでした。何ていったって、大学時代から応援していたデ・ラ・ソウルのDJのメイスの息子トレ・メイソン君がドラフト宣言していたから。身内でもなんでもなく単なるファンですが、どこに行くのか気になっておりました!トレ君は、3巡目の75位で見事セントルイス・ラムズに選ばれました!フロリダの自宅で、パパ・メイスに見守れながら喜んでいましたよ。あの時の嬉しそうなパパの笑顔が一生忘れられません!というか、ドキュメンタリーでしょ、もう。同じセントルイス・ラムズには、ドラフト前に同性愛者である事を勇気をもって発表したマイケル・サムもぎりぎりドラフトで選ばれたけれど、彼はルースター入り出来なかった。マイケル・サムは非常に有望なフットボール選手なので残念であります。「もし」という言葉は使ってはいけないのは分かっているけれど、もし彼が同性愛者である事を発表していなかったら?とは、正直思う。ドラフト前と後の報道を見ると余計に。という事で、NFLドラフトというのは壮大で壮絶なドラマがある!NFLドラフトは毎年、ニューヨークのラジオ・シティを会場に行われている。2014年も例外ではなかった。今年の目玉はクォーターバックのボー・キャラハン。ウィスコンシン大学で活躍し、ハイズマン賞も受賞した。クリーブランド・ブラウンズは、長年使ってきたクォーターバックが怪我に苦しんでいた。オーナー(フランク・ランジェラ)は、GMのソニー(ケビン・コスナー)にキャラハンを取るようにプレッシャーをかけた。しかし、ソニーにはオハイオ大の守備選手であるヴォンテ・マック(チャドウィック・ボーズマン)が心に残っていた。ソニーの元にシアトル・シーホークスの陣営から電話が入る。シアトルは1位指名権を持っていて、新しいクォーターバックが欲しいであろうクリーブランドに打診してきたのだ。しかしそのトレードは1位権を譲る代わりに、向こう3年のクリーブランドの1巡目のドラフト権をシアトルに譲るというものだった。そんな将来の希望のないトレードは、ヘッドコーチ(デニス・リアリー)から猛反対を受けた。NFLドラフト開幕まで数時間...ソニーは壮大なドラマを背負い決断を決める... んーーーっもう面白かったです!でも先に劇場で見なくて、今見てよかったと思いました。映画は、実際の2014年NFLドラフトの前にアメリカで公開されたのです。これね、実際のNFLドラフトも同じくらいのドラマがありましたからね!完全にこの映画のボー・キャラハン=ジョニー・マンゼルですもの!ジョニー・マンゼルは、テキサスA&M大で活躍し、ハイズマン賞も取った選手。行動も言動も派手。まあこう言っては、またまた口悪いですねと言われるかもですが、正直に書くと、ジョニー・マンゼルは久々のグレート・ホワイト・ホープ(意味は『The Great White Hope / ボクサー (1970)』とか『The Great White Hype / ファイト・マネー (1996)』をご覧ください)だものね。彼自身はダラス・カウボーイズに入りたかったので、他のチームのインタビューは適当で評判が悪いと言われていた。でもクリーブランド・ブラウンズが取るであろうと言われていた。もちろん1位でも予測されていたほど。しかしクリーブランドの番になっても指名されず、本人が入りたかったダラス・カウボーイズも別の選手を指名。結局、1巡目の22位でマンゼルはクリーブランド・ブラウンズに指名された(ちなみに私が応援するアラバマ大のハハ・クリントン=ディックスはその前の21位!勝った!いえい!)。と、この映画のボー・キャラハンと同じ位の壮絶なドラマがあるんですよ。実在のチームや選手をミックスさせたのが、この映画をドキュメンタリーじゃないかと思わせた面白さですね。ドラフトの指名読みはロジャー・グッデル本人という豪華さですしねー。しかもテリー・クルーズが、ドラフトされるかもしれない選手のパパ役で元NFL選手という、そのままの役で出ているのもリアリティがあってよかった!しかも、Pディディ事今の名前なんだったっけ?のショーン・コムズがボー・キャラハンのエージェント役。これは、ジェイーZがエージェントやってたりするのを受けての配役だろうね。 忘れてはならないのが、チャドウィック・ボーズマン。『42 / 42~世界を変えた男~ (2013)』や『Get on Up / 日本未公開 (2014)』などが好調ですっかり自伝映画請負人となったボーズマン。この映画では、普通に架空のキャラクターを演じてみせている。滅茶苦茶いい男でさー、泣かすよ!最後、全然架空なのに泣いたよ。おー、良かったーと思わせる演技ね。この人は上手いわ、やっぱり。 あの89年のスーパーボウルのジョン・キャンディ(そうあの)の秘話とか面白かったー。チームから捨てられそうな破れかぶれな怪我を負ったスター選手とか、スターで頭でっかちになった選手とか、ひたむきにフットボールやっている男とか、チームのために頑張っている裏方とか、ひたすら応援するファンとか、ギリギリな取引とか... 無茶苦茶熱いフットボールと裏の壮絶なドラマが観れるんですが、興味無い人には多分何にも刺さらない映画だなーとは思います。まあ、そんな人たちはケビン・コスナーとジェニファー・ガーナーの年の差カップルの行方だけでも見るのも良いかもです。いやそれも興味ないかもだけど。なんていうか『Jerry Maguire / ザ・エージェント (1996)』には確かに似ている。あれよりもフットボールをマニアックに突き詰めて、マイナス「ハローだけで一目ぼれ」という名台詞かな。『ザ・エージェント』程、最高!って訳でもないですが、十分に楽しめる。まあこの映画の最大の難点と言えば、スポーツの場合は事実の方がドラマ化よりも面白いって事でしょうかね? ってか、最後はクリーブランド・ブラウンズという事で、あのミスター・ブラウンズ、ジム・ブラウン御大が特別キャメオ!最後まで泣かすぜ! (1276本目) |
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●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
●● 関連記事 * 映画秘宝EX涙の千本ノック! スポーツ映画大全集にて映画の紹介 |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt2223990/http://en.wikipedia.org/wiki/Draft_Day http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=350530 |
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