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●● レビュー "Maybe I wrote myself, that's life, right?"病院にいたジャン=ミシェル・バスキア(ジャン=ミシェル・バスキア)。もう治ったので、「自由」にしていいと言われる。思うままにニューヨークの街を歩くバスキア。ホーンを吹いたり、グラフティをしたり... そんなときにビアトリース(アンナ・シュローダー)と出会った。モデルで美しい女性。ひと時のドライブを楽しむ。アパートに戻ると、病院にいた間の家賃などが溜まっていて出されてしまう。またバスキアはニューヨークの街を彷徨うが... 風のように現れ、風のようにこの世を去ってしまった天才画家ジャン=ミシェル・バスキア。彼の死後そろそろ30年となるのも近いが、未だに人々を惹きつけているバスキア。そんなバスキアが過ごした80年代のニューヨークをガンガンに感じられる作品だ。そしてバスキアの声やナレーションをソウル・ウィリアムスがしているのも最高だ。 あの時代にしか出来なかった、そして感じる事が出来なかったバスキアのアートに80年代の音楽にソウル・ウィリアムスのリリック...一瞬にして80年代のニューヨークが目の前に広がりよみがえってくる。 (Reviewed >> 2/12/16:DVDにて鑑賞) |
●● 100本映画 ジャン=ミシェル・バスキアがジャン=ミシェル・バスキアを演じているという、凄いパターンがキタ――(゚∀゚)――!!という凄い映画をやっと鑑賞。ジャン=ミシェル・バスキアとは、説明不要な天才画家。アンディ・ウォーホールにも認められたニューヨークの80年代を代表するようなアイコンでもある。そのバスキアが、『New York Beat Movie』という映画に出演していたが、そのフィルムは長い事見つからず。この映画を撮っていた頃に、バスキアはウォーホールに出会っている。という事で、物凄い名声を手に入れる寸前のバスキアが見れる有難い作品である。2000年にフィルムが見つかってタイトルが『Downtown 81』になってDVD発売!!!目覚めたら病院のベッドで寝ていたジャン=ミシェル・バスキア(ジャン=ミシェル・バスキア)。医者はもう君は「治った」ので「自由」に出て行って良いと言われる。言われるがまま「いえーい!」と出ていくバスキア。街中ではホーンを鳴らし、壁にはグラフティを描いていく。そしてモデルの美女(アンナ・シュローダー)にも出会った。アパートに着くと管理人から家賃が溜まっているので出ていけと言われる。病院に居たのに...管理人はもちろん聞く耳持たず。自分のアートと共にアパートを出るバスキア。バスキアの長い1日が始まる。 ぶわーーーっと広がる当時のニューヨーク。ああ、そこにバスキアは生きていたんだなって感傷的になる。本当にブワっと現れて、アッという間に去っていってしまったバスキアだけど、彼が生きていた証拠というか、彼の人生そのものがこの映画には残っているなって思う。ラップしたり、踊ったり、写真集に書き足したり、壁にグラフティをしたり、恋したり、傷ついたり... そしてどう頑張っても、この当時のこういう雰囲気のニューヨークは、今はもう描けないし、ニューヨーク自体が今は全然違うんだよね。やっぱりニューヨークが一番最前線で刺激的だったのは80年代。今もそうなのかもしれないけれど、やっぱり80年代の頃とは熱が違う。ヒップホップにパンクなどを生んだニューヨーク。そしてニューヨークだったからこそ、それらが交わる事も出来た。ブロンディみたいに。でも今はそれを感じないんだよね。上手く言葉に出来てないかもしれないけれど。 しかもあのソウル・ウィリアムスがバスキアの声とナレーションを担当。とても詩的なナレーションで最高なんですよね。 80年代のニューヨークにタイムスリップ出来る事はないだろうけれど、こうやって映画で少しでも経験出来るっていう喜びがありますよね。バスキアは永遠!👑 (1445本目) |
●● トリビア 天才画家ジャン=ミシェル・バスキアが出演している作品。作品のフィルムが無くなっていたが、2000年に発掘された。バスキアの声&ナレーションは、これまた天才詩人ソウル・ウィリアムス!デボラ・ハリーが謎の魔女役。日本のバンドのプラスチックスがライブを披露している。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック Soundtracks from Amazon.co.jp |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt0208993/https://en.wikipedia.org/wiki/Downtown_81 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=234459 |
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