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●● レビュー Originality俳優やラッパーとして活躍する新世代のコメディアンのドナルド・グローバーのスタンダップコメディライブの映像。 ドナルド・グローバーには何か新しい物を感じてならない。その独特な風貌は、どうみても高校時代にスポーツで活躍した感じではない。でもどこか人気者に絶対にあるカリスマ性を感じる。彼はかなりのオタクの部類に入る人間に見えるのだが、実際はそうでもなさそうだ。でもオタクになぜか好かれている。実際にオタクたちが「新しいスパイダーマンには、ドナルド・グローバーを!」という嘆願書まで出た事があった。それをネタにしているのが面白い。「だったらマイケル・セラをシャフトに!」というのも面白い。新世代ドナルド・グローバーはあまり人種の壁を感じていないようだった。そしてなんでもネタでKanye Westのライブには、白人の観客だらけと言っていたが、実際にはこのドナルド・グローバーのライブだって、観客の殆どは白人の若者達なのだ。 そしてドナルド・グローバーはエディ・マーフィ以上の早口でまくし立てる。彼の独特な魅力は人種を超えているのがハッキリと分かった。だからこそ新しい物を感じたのかもしれない。 (Reviewed >> 10/10/12:DVDにて鑑賞) |
●● 100本映画 この前のBETヒップホップアワードで気になりましてね。このタイミングで見ておこうかと...ドナルド・グローバーを見て思うのが、「新世代」。どう見ても、学生時代はスポーツで活躍して人気者だった感じは全く見受けない。どちらかと言うと一生懸命勉強して、アニメとかゲームとかやっていたタイプにしか見えない。実際に大学は名門のニューヨーク大に進んでいる秀才。でもだからと言って、その辺の暗い子とかイケテない子だった感じにも見えない。ちょっとしたカリスマ性もあって、人気者。しかも黒人の子ばっかりとツルんでいたようにも見えない。上手く白人の子達とも打ち解けていたんだろうなーって思う。というのも、彼が仲間と制作した「Mystery Team / 日本未公開 (2009)」はそうだった。白人の子達の中に、彼一人。でも違和感が全くないんだよね。あの中にリル・ウェインとかクリス・ロックが居たら、違和感ありありだけどね。と、何か今までとは違う物を感じてしまうのです。 実際に彼の活躍は俳優だけに留まらない。こんな風にコメディアンとしてスタンダップ・コメディもやってしまうし、名前をチャイルディッシュ・ガンビーノと変えてラップまでやってしまうのだ!しかも脚本も書ける。かなりマルチな才能を発揮している新世代。そんな彼の育ちも面白い。カリフォルニアの空軍基地内で生まれ、その後にアトランタに移動。お母さんは家でデイケアをやっていた。しかもフォスターケアで子供たちを育て、養子になった子供たちも居たらしい。そして自分は大学でニューヨーク大の有名なTish芸術科を卒業。そこで出会って作ったのが上に書いた「Mystery Team」。 今回のスタンダップも、そのお母さんがやっていたデイケアやフォスターケアのお陰か、子供たちのネタが多い。自分もバイトでベビーシッターをやっていたらしい。中でも、最後の日曜にホーム・デポ(ホームセンター店)で、フォスターケアで一緒に生活していた子がトイレセクションで...というのは、面白かった。こればかりは、黒人も白人も日本人だって関係なく笑ってしまうネタ。そういうネタが多かったかなー。ただ、Kanye Westのライブのお客は白人ばかり!と言っていたけど、この映像を見る限り、君の観客も白人ばかりだぞ!とは思った。まあ上にも書いた通り、彼の場合は人種関係ない「新世代」ですからね!当然です。 (1040本目) |
●● トリビア ドナルド・グローバーのスタンダップコメディライブの映像。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt2345525/Not available from Wikipedia Not available from Allcinema |
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